指名が取れるセラピストの施術法

指名が取れるセラピストの施術法とは?「直進圧・体重圧のやり方」

指名が取れるセラピストの施術法

こんにちは、ミナミです。

今回は、指名が取れるセラピストの施術法について、解説いたします。

  • 圧が入る
  • 施術が丁寧
  • 手技が豊富
  • 構成のバランスがよい
  • お客様に合わせる
  • 冷やさない
  • 効果がある

ざっと並べてみました。

指名が取れるセラピストの施術法と言っても、一概には言えない部分もあるでしょう。

施術以外の要素、接客や会話、雰囲気や相性もありますしね。

それでも、指名が取れる施術の要素として、最もわかりやすいものが、ただ一つあります。

それは、〝圧が入ること〟です。

現場経験のある、大多数のセラピストの方にご納得いただける要素かと思います。

シンプル過ぎて、もはや改めて考えることも少ないかもしれません。

でも、

効くか否か?

圧が届くか否か?

痛ギモをたくさん与えられているか?

という、当たり前のことが、当たり前にできているからこそ、指名が取れる施術となるのです。

当たり前過ぎて、ツマラナイと思う気持ちもわかりますが、必ずしも、力技が全てだと言うわけでもないので、そこはご安心ください(^^ゞ

それでは、みていきましょう!

4つの効かせ方

では、圧が入るセラピストの施術とは、いったいどのような施術でしょう。

その特徴を4つに分類してみました。

1:パワー

力があること。残念ながら、大切な要素です。

自らの体重、自らの体術を用いて術を施すのが、整体セラピストです。

届く圧を生み出す源は、セラピスト自身です。

最低限の筋力、最低限の体重なくしては、圧のコントロールが定まらず、イタギモと呼ばれる〝圧痛点〟に停滞することはおろか、到達することすら困難です。

足、腹、腕を通して、体重を通すのですから、ある程度、自分の体重を自分でコントロールできる筋力が必要です。

あとは、圧の最終到達点である、指自体の強度なども、圧の強さに影響してきます。

圧を生み出せる身体であるためは、腕立てや腹筋、ランニングなどの運動習慣が非常に大切です。

また、特に初級セラピストの方の場合、毎日の施術の中で、圧が入る(圧が乗る)身体の使い方を〝常に意識〟することで、そのために必要な筋力や体力まで、自然と身についてきます。

2:やり方

パワーとは別に、そのやり方も非常に大切です。

ここでは、伸びやかな圧を生み出すための大原則。圧の直進性と、応用編としてのヒジ圧などの手法についてご紹介します。

直進圧

圧が入ると言っても、その圧が、パンチのような瞬間的なものや、弧を描くような、深みなく捻じれを伴うような手法と、圧の大原則と言える、伸びやかな直進圧とでは、その心地よさ、響き加減に雲泥の差が生じてきます。

最も大切な体重圧の基礎がこの、「圧の直進性」にあります。ハッキリ言って、この直進圧が完全に身につけば、ただ施術しているだけで普通に指名が増えていきます。

ですが、この直進圧をきちんと施せるセラピストは以外なほど少ないのです。

それは、中級者の以上のセラピストでも、始めに、ちゃんとした指導を受ける機会に恵まれなかったり、指が柔らかかったり、体重が軽かったりした場合、実践の中で、いつの間にか、我流の手法が習慣化してしまう場合が非常に多いからです。

ですので、

良い接客ができているのに、指名が取れない方や…

セミナーなどで、手技や理論を学んでいるのに人気がない方…

なんでベテランの私より、新人のあの人の方が…

と、思うところのある中級者は、ぜひ、今一度、この項目をよく見直してみてください。

施術とは、一つの圧の繰り返しに他なりません。すなわち、ただ一つの圧の質が、施術全体の質を決めてしまうということです。

詳細は、ユーチューブで実演しますが、先に、直進圧(体重圧)のポイントを書き出してみますね!

直進圧(体重圧)のコツ

  1. とらえて
  2. 体重移動
  3. 押して(体重が乗る)
  4. 抜く(体重が抜ける)

間違ったやり方

  • そもそも捉えきれない
  • 捉えたのに、よける
  • 圧が硬い(手押し)
  • 圧が短い(断続圧)
  • 圧に伸びがない(捩じり圧)
  • 抜きがない

とりあえず、こんな感じですね。

コリをつかむ

コリをポイントを、まっすぐ押すことができていますか?まずは、コリを掴む、ポイントを掴むことが大切です。この、掴みやキャッチと言える部分は、初級者には、少し難しいかと思いますが。

上級者になれば、ポイントを掴むまでは、よけながら進んだり、揺らしたりして、ポイントを捉えています。そして、そこで初めて、直進圧を乗せていきます。

ポイントをよけてしまう施術が習慣化しているセラピストもいます。

これは、受け手からしたら、来た来た~というところで、スッとよけられるので、最も不快な施術になります。実際、受けてみると、かなりイラっとする感覚が生じるものです。ですので、早急に直していただきたいやり方です。

ミナミ
前提として、まず、コリをきちんと掴むこと。そして、避けずに、つぶしてください!
直進圧の大切さ

圧の直進性がなぜこれほど大切かというと、伸びやかで柔らかな当たりと、力強く持続的な強圧を可能にするという、一見すると相反するような要素を満たすことができるからです。それは、まさに絶妙な加減というに相応しい当たりになります。

私は、この体圧の基礎が完全に定着しています。

そして、この体圧の基礎が高いレベルで完全に身につくと、普通に施術するだけで、十分に指名が増えていきます。この点は、初級の頃、徹底して身に着けておいてよかったと思うところです。

反対に、

  • 弾(はじ)いたり
  • 捩(ね)じったり
  • 引っ張ったり

するような手法が活きる場合だってあります。

ただ、表面の組織、例えば、筋繊維だけ、筋膜だけに対して、アプローチを加えるような手法は〝あくまで応用的なもの〟として理解しておきましょう。

私はよく、『降り積もった雪に、穴を通して、そして、その穴を崩さないように、指を抜く。その繰り返しの動きが、圧の通る道』だと説明します。

その反対の動きは、弧を描くような、テコの原理を利用した円の動きです。

たしかに、体重が軽い方や、指の柔らかい方は、どうしても、テコの原理を利用して最小限の力で効かせることだけを優先してしまう傾向にあることは、一セラピストとして、現場での仕事の量を思うと理解できるのですが。

ただ、それが習慣化して、基本である直進圧のやり方が身から離れてしまうことは、とても残念なことです。やはり、捩じり圧では、指名が取りづらいからです。

ですので、どうしても、私は体力的に、円系や、捩じり系の動きで最小限のエネルギーで対応したい…という方は、少しでも、円形、捩じり系の動きを入れるのを、最後の最後にしてください。それだけで、大分、深みのある持続圧に近づくはずです。

圧の直進性については、大げさかもしれませんが、

  • 上からの垂直圧なら地球の裏側
  • 横からの水平圧なら水平線

まで届くような、伸びやかな圧を意識していただければと思います。

そして、そのためには、手押し、腕押し、でなく、足、腰から圧が生じていることが必然的に求めらます。

以下に、2つの直進圧のチェック事項をあげますね。

体重圧(垂直圧)
  • ポイントに重心をよせる
  • ヒジを伸ばして体重で押す
  • ウデ押し、手押しはダメ
  • 肩上げない、首をつめない
  • 基本かかとが浮いて
  • 足で腰を浮かす
  • 自然体重が乗る
  • 足腰から圧を抜く
足から(水平圧)
  • かかとを浮かさず地面を捉える
  • 肩を下げる
  • 掴んだ地面を強く踏み込む
  • 足と腹で押す
  • 水平に圧を伸ばす意識
  • 身体で抜く、手は最後つられて抜ける

ヒジ圧など

ここまでは、指を中心とした整体の基本的な型を用いての手法についてみてきました。

たしかに、指を用いた手法は、その基本です。

ですが、実践では、その他の手法もバランスよく混ぜていかなければ、セラピスト自身の身体が持たない…という問題も生じてきます。

そこで、ヒジなどの部位を用いて圧をかける手法もご紹介します。

これまでの体重圧の基礎が身についている方は、ぜひ積極的に使ってみてください。

効かせるために、もっとも大切なのは、「ポイントに当てること」です。

つまり、響きが生じるポイントさえわかれば、指でなくても、響かせることはできるのです。

届かない指で押されるより、届くヒジ圧の方が遥かに心地よいものです。

指名をムリなく取るためにも、ヒジ圧などはぜひ身に着けておきましょう!

圧とは、少し異なりますが、ストレッチなどもあります。

ストレッチは、テコの原理を利用した関節技です。

ミナミ
その他のやり方については、また改めてお伝えいたします!

3:ポイント

これは、指名をとる上では、超重要なことです。

ただ、凄い簡単です。

響くポイントを、お客様に聞いてください。

施術しながら、聞くスタイルを習慣化してしまいましょう。

わずか数センチの違いで、効くか?効かないか?にわかれてしまうのですから。

この点、セミナーやスクールに積極的に参加している人、参加している時ほど、教わったポイントにこだわってしまう傾向が見て取れるので、

響くポイントは、お客様による。

という、整体の基本、個体差に沿った施術の重要性を今一度思い出してみてください☆

4:体勢

これも、術者の身体を守る上で大切なポイントです。

例えば、うつぶせだと、必死に押さないといけない部位でも、

  • あお向けや
  • 横向き

などの体勢で施術を施すと、同じ部位でも、不思議なほど、圧が届く場合があります。

ですので、セラピスト自身の関節を守る上でも、お客様の血流の停滞を避ける上でも、ぜひ積極的に、色々な体勢で施術を行っていけるようになりましょう。

これも、始めはメンドウに感じるかもしれませんが、慣れると当たり前になります。

様々な体勢で施術することは、ムリなく簡単に指名を増やすための秘訣です。

例えば、横向き一つ増やすだけでも、お客様からしたら、「あの人は凄い色々やってくれた~」と、満足度が飛躍的にアップするからです。

意識してほしいこと

圧が入る施術を完全に習得することは、とても大切です。

一圧一圧に意識を向けて練習してみてください。

初級者の方は、強く伸びやかな圧感の修得を。

中級以上の方は、自身の身体に意識を向けて。

そのように、ステージごとに常に意識下で圧をコントロールできるようになってください。

未経験から初級者へ

特に、始めは大切です。

なぜなら、圧は、直ぐ習慣化してしまうからです。

施術と言うのは、一圧、一圧の繰り返しです。ですので、『一圧の質』が低いセラピストの施術は、全体を通して、質の低い施術となってしまうのです。

始めたばかりのセラピストは、まずは、体圧を完全に定着させることを最優先課題にしてくださいね。

中級以上のセラピストへ

中級以上の方は、要注意です。

おそらく、多くの中級者の方は、一度身についた体圧を、もはや特に意識することなく、日常の施術業務を量産しているでしょう。

しかし、この時期が最も身体を壊しやすい時期だと言えます。習慣化した反復運動は、身体の特定の部位に過度な負担を強いるものです。

当然、その習慣化した動きは、自身にとって、最も伸びやかで強い圧が入る身体の使い方だと思います。

それでも、いつの間にか習慣化したその動きを、常に意識下におきながら施術するようにしてください。そして、今度は、自らの関節にかかる負担の分散を目標に、新たな身体活動の再構築、つまりは、体育(たいいく)の視点を損なうことのないような施術を追及してみましょう。

呼吸や気のながれまでコントロールできるように新たな挑戦、オリジナルの構築、ブランド化も視野にいれてもよいでしょう。ベースとして、余裕を持って仕事に取り組めるような〝環境作り〟も大切です。

何より、自らに備わった価値を十分に理解して、施術を楽しんでいきましょう。

まとめ

伸びやかな直進圧を身に着けることは、指名が取れるセラピストの施術法の原点であり、終点でもあるほど大切な要素です。

なぜなら、その〝ただ一つの圧〟の繰り返しが、その人の施術を構成しているからです。

ぜひ、未経験~初級者の方は、そこら辺を肝に銘じて〝徹底的に〟この直進圧の習得に励んでください。

そして、中級者以上の方は、惰性的な施術習慣を見直して、自身の身体の健康増進へと繋がるような圧、施術法を追及してみてください。

もちろん、限界値の設定も忘れずに。

どんなマスタ―セラピストの、最高にバランスの良い施術法でも〝強すぎ〟〝やり過ぎ〟は身体を壊す元ですので☆

それでは、また(^^)/

指名が取れるセラピストの施術法
今日もお疲れ様です!
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