スピリチュアルな整体師?

「スピリチュアルですよね?」整体セラピストの施術中の会話の悩み

スピリチュアルな整体師?

スピリチュアルですよね?

お客様から、こう言われ、固まってしまいました。

このことについて、反省を込めてシェアしたいと思います。

スピリチュアルな人

私は、男性の整体セラピストです。

先日、女性のお客様から、

「先生ってスピリチュアル系ですよね?」

こう言われて固まってしまいました。

男性として、スピリチュアルな人として見られているということは、つまり、

  • やや怪しく
  • 不思議で
  • たくましさに欠けるような人

そのように、どちらかというと、特に男としては、マイナスのイメージが私にはあるからです。

たとえば、男同士で、

「お前最近、スピリチュアルよりだよな」

それは、やんわりと、怪しい商売してないか?変なやつらに傾倒してないか?お前なんか変わったな…一般の男性同士では、多くの場合、そのような疑念や不信感を伝える時に使用される言葉だからです。

ですので、あ、私はそんな風に見られていたのか…と、ショックを受けて心の中では〝一瞬〟固まってしまったのです。

もちろん、表面上は、「そうですか~」などと、言葉を繋げてはいたので、お客様は、私の内心の変化には気づくことはなかったでしょう。ましてや、うつ伏せの施術中ですしね。

イメージ

施術後しばらくして、気づいたことがあります。

それは、ひょっとしたら、女性のお客様からしたら、スピリチュアルという言葉を私が思うような〝マイナス〟のイメージで使用してはいなかったのではないか?と、いうことに。

特に、女性の場合、占いが好きだったり、男性同士のスピリチュアルとは、また別の視点での、スピリチュアルを持っている可能性があることに気づいたのです。

より正確には、『プラスorマイナス』といった2極のイメージだけでなく、その中間しかり、あるいは、最近たまたま観た映画しかり、捉えどころのない多用性を持つものこそ、イメージであって。

ましては、「スピリチュアル」という言葉は、取り分け時代によっても、イメージが容易に揺れ動きやすい〝微妙〟な言葉の典型だと思うのです。

先入観に要注意

当記事をご覧の皆さまの間でも、おそらく、男性の整体師の方なら、スピリチュアルに素直にプラスとは言えないイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

反対に、女性のセラピストやエステティシャンの方には、やはり、興味深いものの1つとして、スピリチュアルという言葉を捉えている方が多いのではないでしょうか?

もちろん、氣功やヒーリング系の鍛錬をされている方も、中にはいらっしゃると思うので、普通のサラリーマンの男性と比べたら当業界の男性は、スピリチュアルという言葉をプラスに認識されている方が多いとは思いますが。

いずれにせよ。

先入観に要注意。

今回の件で、このように反省しました。

言葉一つ

逆もまたしかり。

今回は、お客様の発言に対して、整体セラピスト側が違和感を覚えた側でしたが、きっと〝逆もまたしかり〟なのだと思います。

私たちは、施術中に多くの会話を交わします。

その間で、知らず知らず、相手に違和感を与えてしまうような言葉や、話題を提示してしまっていることは、実は、多々あるだと思います。

ただ、このような失言に対して、あまり過度に気にし過ぎると〝まったく話せない〟or〝超機械的な会話〟しかできなくなってしまうのでしょう。

ですので、程度問題かとは思いますが、相手の発言、自分の発言の方向性というものに、改めて気を付けたい。そう思います。

質問されてしまったら

また、施術中にこのように質問されたら、何と答えますか?

「先生は、関東のどこが好きですか?」

私のサロンは、茨城県つくば市にあり、つくば市在住のお客様を施術している最中でのことです。

「やっぱり、茨城県ですかね。東京は、住むには空気も汚いですしね。…などなど」

大分、話してから、お客様に尋ねたところ…

「私は東京が好きなんです。」

…また、フリーズしてしまいました。

そして、学びました。

先に答えてはいけない。

特に、好き嫌い系のことは。

もし、先に答えるなら、柔軟な内容、あとで、相手の好みを否定しないで済むようなような内容のみ。

それが王道であると、今さらながら再確認したのです。

しかも、この会話は、先ほどの「先生スピリチュアルですか?」の女性のお客様の時のこと。久しぶりに、会話での反省点が多くあって、未熟さを痛感しました。

干支(えと)質問って凄い

皆さまは、お客様から年齢を聞かれたらどうしますか?

私は、個人的な質問をされるのは、あまり好きじゃないので、できるだけアバウト答えたりします。

もちろん、こちらからも、ほとんど個人的な質問はしないスタンスです。

※個人的な会話が得意な方は、それはそれで武器だと思います。

私が聞くのは、施術に関すること、身体に関することがほとんどです。

あとは、当たり障りのない質問はします。

たとえば、

  • 季節はいつが好きですか?
  • 映画は見ますか?
  • 睡眠時間は足りてますか?
  • 体勢辛くなってきてませんか?
  • トイレ休憩入れますか?
  • お水少し飲みますか?

などなど、あとは、力加減やポイントは定期的に聞きます。

ですので、会話したいタイプのお客様の場合は、決まってお客様の方から、突っ込んだ質問が飛んできます。

嫌だな~、何で整体に来て、個人的な質問するの…

そう思うのですが、質問されてしまったら、無視もできないので、ある程度答えざるを得ないですよね。

それで、また、こんな質問をされたのです。

「先生って、戌年[いぬ]年ですか?」

「いえ、寅年[とら]年ですよ。」

すんなり、答えてしまいました。

この点、何歳ですか?と聞かれていたら、少しは適当に慣れたていで、大体で答えたりしたかもしれないのですが。

こと、干支(えと)で聞かれたら、なんだか、悪い気がせず、答えてしまった自分がいました。

上手い質問だ…。

この点、ただ関心しました。

ですので、セラピスト・整体師・エステティシャンの側からも、お客様にもし、年齢を聞かないといけない場合に、逆に使用できる質問だと思います。

身をもってストックした〝干支(えと)質問〟でした。

覚えておいて損はないはずです☆

十二支は、ねずみ年からスタートして、うし年、とら年、うさぎ年、たつ年、へび年、うま年、ひつじ年、さる年、とり年、いぬ年、いのしし年が最後となり、はじめの干支のねずみ年に戻って繰り返されます

まとめ

今回は、会話・接客編でしたね。

私も、歴は長いのですが、今回は久しぶりに、施術中の会話について、改めて色々と気づきがありました。

少しでも、ご参考いただけたら幸いです。

追伸:
この女性のお客様は、非常に明るく気持ちが良い方です!

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