開業の成否はコンセプトで決まる

実力?人気?『個人サロンはコンセプトが全て』その開業ちょっと待った!

開業の成否はコンセプトで決まる

開業したい。

セラピストなら誰もがそう思いますよね。

私も一セラピストとして、他者の開業話ほど、なぜか心が踊り、かってにあれこれ思考し、期待を膨らませ、無性に応援したくなることは他にありません。

セラピストの辛さを知っているからです。

ただ、だからこそ、「その開業ホントに大丈夫…?」そう感じてしまう自分もいます。

そんな思いを鎮めるためにも、本来有料向けの情報ですが、一部、ブログとさせていただきます。

ミナミ
他にない、体験型の利益商品を特別に公開します。

体験型の利益商品

マッサージ店舗の体験型利益商品のイメージ画像

本当は自店だけで温めておきたかった強力なコンセプト、全く新しい体験型のサービスです。

以下の2つのページのオプションをご覧ください。

ビジネスでは、「良いこと」より「違うこと」が大切です。

良いことは比較の対象となるため消耗していきますが、違うことは他店と比較しようがないため、ここだけの唯一無二のサービスとして、高額な利益商品となります。

利益商品の3つ+1つの具体例や、実際の集客法について知りたい方はこちらから♪

 

手技力や人気が大切だと思っているセラピストは要注意【全てはコンセプト】

手技力や人気が大切だと思っている方は要注意【全てはコンセプト】

手技にも接客にも自信がついた…。

さて、いよいよ開業だ!

多くのセラピストが、たどる流れでしょう。

ただ、すでに、ここに敗因があります。

むしろ、手技力や人気はまったく普通(並)、いたって標準的な、“どこにでもいる一セラピスト”だと思ってスタートすべきです。

 

個人サロン開業の相談をしたら、必ず聞かれること

「お店のコンセプトは?」

開業の相談をしたら、まず、必ず聞かれることがあります。

その問いに対して…

  • コンセプトって何?
  • 理念のことだっけ?
  • 老若男女、気軽に利用できるお店かな
  • 安すぎず、高すぎず位のお店かな
  • 整体&リラクゼーションって感じかな

との答えしか持っていないとしたら、やはり、その開業は危険です。

実は、この問いへの精度が、開業の成否に大きく関わっているからです。

 

リラクゼーションサロンのコンセプトとは

コンセプトという言葉を初めてきちんと知るのは、ホームページ作成のときだという開業セラピストが一般的だと思います。

偉そうに言ってますが、私もそうでしたので(__)

ホームページを、作るときの必須5項目(ページ)

  1. トップページ
  2. コンセプト
  3. メニュー&プライス
  4. アクセス
  5. コンタクト

というように、コンセプトは、昔からホームページには大定番です。

ただ、ホームページに記載する、コンセプトは、『表向きの理念』であって、開業の成否を決定づける、コンセプトとは少し異なります。

では、開業の成否を決める、本当のコンセプトとは?

それは、

  • 戦略 / 勝算
  • 自己紹介 / 差別化

のことです。

ミナミ
差別化できるから、他店と共存できるんです。

一言でいうと、設計図のことです。

コンセプトが不明確なまま、開業するということは、設計図が曖昧(あいまい)なまま、家を建てるのと同じってことですね。

真のコンセプトとは、『(表向きの)理念の裏側』とも言えそうです。

ホームページ設計

『ホームページを作ると、お店の構成(コンセプト)が整理できる』と言われています。表向きの理念と、その裏にある戦略は、不可分一体ですので。

関連記事

2024最新版まったくの〝WEB知識ゼロ〟のセラピスト・整体師・エステティシャンをはじめとする技術者の方が読んだとしても、わかりやすく、即戦力となるような内容になっています。できるだけ、『現状はコレが[…]

 

小規模サロンに必須の「5大コンセプト」

つまり、コンセプトなきお店は、戦略なきお店と同じです。

戦略、勝算なしで開業すのは、俗に言う、ギャンブルです。

『コンセプトを定めることは、ギャンブルの要素を、可能な限り小さくすること』とも言えますね。

5大コンセプト

  1. ターゲット
  2. コース
  3. 価格
  4. 集客法
  5. 営業時間

では、具体的にみていきましょう!

 

1:ターゲット

ターゲットを決めよう

まずは、お客様です。

自分の施術を、自分を必要とするお客様は、どのような方なのか?

それを突き詰めて考えます。

その上で、以下の2つは絶対イメージしてください。

  1. 性別
  2. 年齢

そもそも、性別と、年齢は、私達人間を構成する、最たる2つの要素です。

例:40代の男性セラピストのお店。

他者から見たら、まず、性別、そして年代。の2大要素は、施術者を決める上で、お店を決める上で、もはや本能レベルで欠かすことができない絶対要素なのです。

たとえば、ワンオーナーで、自分が施術する一人サロンを作るのでしたら、まずは、自分を必要としてくれるお客様(ターゲット)の性別と年代を考えてください。

ご経験者の方なら、これまでの修行時代で、どのような方からご指名をもらっていたか?

は、大きな判断材料となります。

性別は、2つしかないとして。

年代に関しては、まずは、大きく3つに分類してみましょう。

  1. 自分より年上
  2. 同世代
  3. 自分より年下

ザックリですが、あなたは、これまでどの年代の方から多くご指名をいただいてましたか?

ミナミ
60代以上の方は、ネットでの集客が難しいです。

私が施術したい人。でなく、私の施術を受けたい人。

どちらをターゲットにお店づくりをするのかで、半ば、命運が決まってしまうでしょう。

まずは生きてこそ

自分が好きな方を施術したい。その気持は痛いほどわかります。ただ、まずは、お店を生かすことを優先しよう!

ペルソナ設定

年代なんて適当な範囲でなく、ズバリ、50歳の女性で、その方には、お子さんが2人いて、長男は26歳で社会人2年目、次女は、大学3年生、夫は単身赴任で年収は約1,000万…などなど、好きな服や髪型まで、具体的なターゲット像を突き詰めていくことを、『ペルソナ設定』と言います。

ペルソナ設定ができると、ホームページやブログを誰に、どのような言葉遣いで書けばよいのか?までわかるので、迷いなく一貫性のある、訴求力の強いお店作りができます。

 

2:コース

何の施術をメインに打ち出すか?

ベテランのセラピストなら、ある程度、色々な手技ができる方もいるでしょう。

  1. もみほぐし・ボディケア
  2. 足つぼ・リフレクソロジー
  3. タイ古式
  4. 骨盤調整
  5. 姿勢調整
  6. 小顔調整
  7. アロマオイルトリートメント
  8. フェイシャル
  9. ヘッドスパ
  10. 耳つぼリンパ
  11. 足圧
  12. ストレッチ
  13. カイロプラクティク

ザット、13個あげてみました。

これら全てのコースが、ズラリと並んでいるお店を想像してみてください。

「色々できるのね〜」

「うーん、でもどれを受けたらいいの…?」

「ってか、何が上手なお店なの…?」

と感じてしまいますよね。

コンセプトなしでお店作りをすると、どうしても、色々な手技が横並びになってしまいます。

大切なのは、絞る(しぼる)ことです。

メインとして、打ち出すコースを絞ることです。

コースを絞ることで、専門性が生まれ、お店の魅力が引き立つのです。

 

切り口を変えるだけで、別次元のコースになる!

切り口の異なる玉ねぎの画像

コースを絞(しぼ)ること。

と同じくらい、大切なことがあります。

それは、コースの切り口を変えて、見せ方を変えることです。

たとえば、タイ古式ができるセラピストの場合。

  • タイ古式60分 4,000円
  • タイ古式90分 6,000円
  • タイ古式120分 8,000円

と、定番のコース設定するのでなく。

  • タイ古式60分 6,000円
  • タイ式骨盤or姿勢調整90分 10,000円→8,500円 ※初回オススメ
  • タイ式骨盤&姿勢調整120分 13,500円→11,500円 ※回数券あり

と、実は同じコースなのに、切り口を変えるだけで、まるで別のコースに変わります。

セラピストからしたら、左右同じく、タイ古式を行うのでなく、歪みに合わせてタイ古式を行うだけなので、ベテランの方なら言われずとも行っていることですよね。

要するに『切り口を変える』ことは、施術内容や効果を、素人向けにわかりやすく再提示することです。

それだけで、お客様からしたら、別次元のコースに見えるのです。

 

3:価格

サロンの価格設定について

個人サロンでスタートするのなら、価格は高めのコンセプトが無難です。

高めのコンセプトが良い理由

  • クーポンやキャンペーンのため
  • 価格に合わせたお店となる
  • 薄利多売で身体を壊さないため
  • いざとなれば値下げできる

と、いったところです。

「下げることはいつでもできます。」

高単価のコンセプトでお店づくりを始めたら、ホームページのビジュアルや、手技の構成、サービスの質など、必然的にブランディングが整っていきます。

始めから、リーズナブルな価格帯でコンセプト設計をしたら、もう後がないですよね。

 

4:集客法

集客法について

ここを考えないで、開業してしまう方が非常に多いはずです。

なんとなく、

を作ったら、あとは口コミで少しずつお客様が来てくれるはず。

だって、みんなそうしてるんでしょ?

と思いますよね。

そうです。そうですが…

そうして、大体どのお店も、集客に1番苦戦しているのです!!

『結局、すべては集客のため』

そう言えるほど、集客法を突き詰めて考えることは、大切なことです。

確かに、実践の中で試行錯誤しながら、最も手ごたえのある集客法をみつけていくことににはなります。

それでも、ある程度、開業段階で、集客法のサイクルまで考えなくては、そもそものコンセプトが不明確になってしまいます。

 

集客のサイクル

循環、サイクルのイメージ画像

集客法には、大きく、2つあります。

  1. 新規集客
  2. リピート戦略

まずは、ザ、集客法といえる、新規集客です。

とにかく、お店の存在を知ってもらうこと。その方法を、どうするか?

そして、そのために、いくら必要なのか?

毎月必要な金額はいくらなのか?

そこまでは、最低でも考える必要があります。

そして、もう一つのりピート戦略が、俗に言う「出口を押さえる」というやつです。

実は、いくら新規が来ても、リピートにならなくては、集客費のたれ流しで、いつまで経っても利益がでないばかりか、集客費の高騰に伴って、お店の存続さえ難しくなります。

逆に、いくら新規が少なくても、確実にリピートがとれるなら、そのお店は、年月とともに予約が取れない繁盛サロンになるのです。

リピートは、確実に仕組み(戦略)で決まります。

ハッキリ言って、普通以上の人気と実力さえあれば、リピート戦略の精度が高ければ、もう勝ったも同然です。

リピートさせるためには、最低限、営業(働きかけ)が必要になります。

  • 次回予約
  • チャージ
  • 回数券

上記の3つは、代表的なリピート戦略です。

つまり、リピートした方が、お得になるような単価設定、コース設定をコンセプトにお店づくりをすべきだということです。

そのためにも、定価(見せ金)は、高い方が無難なのです。

この「出口を押さえる」という思考ほど、大切なコンセプトは他にありません。

 

次回予約とキャンセル規定

規約のイメージ画像

キャンセル規定は、必ず設けてください!

リラクゼーションで、キャンセル規定を設けて大丈夫なの?と不安になる気持ちもわかりますが、私も実際、途中から導入しましたが、全然問題ありませんでした。

  1. キャンセルが激減する
  2. キャンセルするタイプの方が他店へ
  3. キャンセル料をいただける

メリットは大きく3つです。

中でも、①と②のメリットが大です。

キャンセルを規定があってこそ、次回予約などのリピート戦略が完成すると思ってくださいね☆

規定厳しく人には優しく

いやいや、お客様にも都合があるから〜。などと、キャンセル規定を設けなかった場合、いざ、キャンセルが入ると、その度に、負の感情がお客様に伝わります。人間ですから当然ですね。逆に、規定を厳しく設けておくと、お客様には常に優しく接することができます。さて、お客様からしたら、どちらの方が嫌な気持ちになりますか?

 

5:営業時間

簡単に言いますね。

  • 夜(活動後)施術を受けたい人が多い
  • 日中は、整体やエステサロンが多い

ですので、全く同じサービスだとしても、夜に営業するだけで、お客様にとって必要なサロンになります。

また、営業時間を長く設けても、家賃は同じ。

なら、長く営業した方が、単純に稼げますよね。

今は、共働きの時代です。

日中動ける、僅かなお客様を、みんなで取り合うのでなく、自他を活かすお店づくりの鍵が、営業時間ですね。

 

出張リラク/出張整体

同様に出張もそうですね。

ニーズはあるけど、他店がやりたがらないことだからこそ、強力なコンセプトになり得ます。

ただ、出張サービスを個人宅に呼ぶ方は、社長さんなど、かなりクセの強い方が多いので、セラピストの方もそれなりのメンタルは必要になるかもです。

出張費をかなり高額に設定しておき、軌道に乗るまでの繋ぎとしたり、イベント的に使うのもありかもしれませんね。

 

個人サロンの失敗と成功を分ける6つのヒント

ぜひ、ここまでの内容をご参考に、開業サロンのコンセプト設計をしてみてください。

成功の具体的なポイントを知りたい方は以下もどうぞ☆

 

個人サロン開業!→即閉店…(泣)のリスクを下げる6つのヒント

セラピストの開業成功6要素「ハーモニーアロマ」

「この店名のどこがイマイチなのかわかりますか?」

店名は、ブランディングの要(かなめ)です。しかも、一度決めたら、基本的にはずっと使用するものです。

ハーモニーアロマという、店名は、アロマの専門サロンを連想させるため、その点ではブランディングに成功しました。

しかし、今ならもっとこうしたかった…ということがあります。

他にも、始めにしかできないドメインの決め方など、知っているか否かで大きく差がつく6つの要素をまとめました。

  1. 本当に愛される店名の決め方
  2. 集客が倍増するドメインの決め方
  3. 2色のお店の色について
  4. 逆算のブランディング
  5. 利益がでるお店の3つの仕組み
  6. ○○○のお店づくりで穴場狙い

「地域内で優位に立ちたい方」

「開業するからには失敗確率を減らしたい方」

「知ってるか否か情報の差で負けたくない方」

現在、特別価格にて配布中です(^^)

 

ヘッドスパ動画講座バナー

関連記事

クレジット決済を導入しよう整体、エステ、リラクゼーションサロンの開業準備中の方はもちろん。既に、サロンを経営されている方にもお伝えしたいことがあります。ズバリ、クレジット決済の導入のススメです。超簡単[…]

クレジット決済の導入~スクエアが1番?3社を比較してみた結果…!
関連記事

エステや、整体、リラクゼーションサロンを開業するとき。できるだけ、早いうちに用意しておきたいものというと何を思い浮かべますか? 名刺≫ 名刺の作り方 ホームページ≫ ホームページの作り方 チラシ[…]

整体やエステサロンのロゴ作成法
>手技や解剖の独学・新メニュー開発のヒント『セラピスファイトYouTube』

手技や解剖の独学・新メニュー開発のヒント『セラピスファイトYouTube』

「学びたいけど、余裕がない…」そんな、セラピスト、整体師、エステティシャン等の技術者が、できるだけ無料で学べる、良質な動画コンテンツの作成を目指しています!

CTR IMG