アロマセラピストの本音…仕事での7つの失敗談

7つの失敗

裏事情…現役アロマセラピストが語る『7つの失敗体験』

  1. 初めてのもみ返し…
  2. 時間配分「うつぶせが長い!」
  3. 前の人と違う…顔こそ強め?
  4. 止まるCD…デッキの問題?
  5. 超ロング?初の3時間アロマ
  6. もみ返しのライン
  7. ボディケア初日

こんにちは。

アロマトリートメントのサロンでお仕事しているセラピストです。

私はセラピスト歴は1年ですが、短い間にも予約の絶えないサロンでお仕事させていただいているので、様々なお客様に出会う機会があります。

今回は、私がこれはやってしまったという失敗体験や、困ったな、あせったな、と思った体験を、恥ずかしながら、いくつかお話しさせていただけたらと思います。

セラピストになったばかりの方の励みになれると幸いです。

本音で語る失敗談【ベスト7】

①初めてのもみ返し…

私が今、お仕事させていただいているアロマサロンで、初めてお客様の施術をさせていただいたときのことです。

お客様は全身のアロママッサージとフェイシャルのマッサージのコースを選ばれていました。入ったばかりで、右も左もわかりませんが、エステサロンでお仕事していた経験があったので、フェイシャルマッサージはすぐにでもお客様に提供することができました。

まずは出来ることをやりましょうということで、さっそくお客様に対峙することに。

今思い出しても、心の準備をする間もなく、なんとかしなければという思いで無我夢中でした。実際のアロマトリートメントでのデビューはずっと先でしたので、度胸試しに近いものがありました。

常連のお客様だったようで、体のマッサージは先輩が施術をし、お顔だけ私が担当するということでお話ししてありました。

体が終わり先輩と入れ替わり、お客様の横になっている頭の上側に立ってみて初めて、見たことのない光景だと気が付きました。丸いクッション性の枕の上に頭を乗せ、背中の下には何やら厚めのクッションがしいてある。なんだこりゃ?初めて見るものに戸惑いました。

それまでお仕事していたエステサロンでは、フラットなベットにタオルをしいた上でマッサージしていましたので、肩や背中まで手が入りましたし、顔も耳の後ろまで指を滑らせたり首の後ろまで手を入れたりできていました。

目の前のお客様は、真ん中に穴の開いた枕に頭がすっぽりおさまり、背中はクッションにのり、埋もれています。

困った。なにこれ。どうしたらいいの?心の声。

とりあえず、丸い枕をはずして施術しようと、枕をはずし、デコルテと首、肩、お顔とオイルでマッサージしました。

私は背中に入ったクッションをとらずに施術してしまいました。お客様は首を後ろに反らせた状態で施術を受け続けたのです。

カエレバ

はい。今ならわかります。

首を後ろに反らせることは気を付けなければいけない体勢なのだと。

今思い返しても申し訳ない。

そのお客様はまた来店してくださいましたが、私の施術を受けた後、もみ返しがあったのだと話していました。

そのお話を聞いた後、しばらくはお腹が痛かった。

痛かったというかご飯が食べられなかった…。

最初にこのような体験があったので、その後も首に対する恐怖心はしばらくありました。

②時間配分「うつぶせが長い!」

毎日が覚えることでいっぱいいっぱいで余裕もなく、お客様の言動や表情で度々ご飯が食べられなくなるような時期を過ぎ、数か月経った頃でしょうか。

教わったことはそれなりに出来るようになり、まだまだながらに自分なりに施術の流れが身についてきたころ、ときどき来店するお客様で、担当するのが初めてのお客様が来ました。

120分のアロマオイルトリートメントのコースでした。

120分のコースはそれまでも何度か経験していたので、今までと同じように、ベットにご案内して施術を始めました。

うつぶせの状態で背中や足のトリートメントをして、仰向けになっていただきデコルテ周り、首や肩周りを施術した後、軽く頭をほぐしてふき取りをする。

いつも同じ流れでやっていました。

終わった後、お客様の表情が明らかにおかしい。無表情?大抵の方はだいたい終わった後柔らかな表情をしているのに、この感じはなに?おかしいぞ。

なにがおきた?

私の頭の中は、今の状況を把握するのにフル回転。

これはまずいぞと警鐘が鳴り響きました。

お客様の着替えが終わり、飲み物をお出しした後、お客様が不満に思ったことをはっきりとお話ししてくださいました。

今まで、他のセラピストの施術では、うつ伏せも仰向けも同じくらいの時間施術するのに、仰向けが短すぎるというご意見でした。

「うつぶせの状態が長くて苦しかった」ということもお話しくださいました。身体もかなり恰幅の良いお客様でしたので、お腹が苦しかったようでした。

お客様にご希望に添えなかったことを何度も謝り、お帰りいただきました。

私自身も驚いていました。

皆やり方が違うんだ…ということに始めて気が付きました。

私はただただ、教わったことをやっていたのだな…とやっとそこで気が付きました。

でも、気が付いて良かった!

皆同じように施術しているのかと思っていたのです。

その後は、先輩方がいったいどのような施術をしているのか会うたび捕まえて教えてもらいました。皆さん親切なのでいつも丁寧に教えてくれるんです(泣)

アロマトリートメントのお店に施術を受けにいったり、友達の身体をかりて試してみたり、どのようにすれば満足してもらえるのか、試行錯誤の日々です。

今しているのは、お客様に施術の流れを説明し、特に気になる部分を聞いて、時間配分をどのようにしていくか、お客様と相談しながら進めていきます。

あたりまえのことなのかもしれませんが、あの時、はっきりとご指摘いただかなかったとしたら、未だに同じことを繰り返していたのかもしれません。

そう思うと、ぞっとします。

③前の人と違う…顔こそ強め?

フェイシャルのご予約が入り、お店で待機していました。

時間よりも早くあわてた様子で現れたお客様は、来店前にもいろいろとお忙しく用事を済ませてきたようで、フェイシャルのご予約の後も、やることがいろいろあるのだととても急いでいるご様子でした。

来店されてからずっと慌ただしいような空気が流れ、落ち着く間もなくお部屋にご案内することになりました。

今思うと、少し落ち着きを取り戻してからしっかり施術に入るのがベストだったと思います。

落ち着いて、細かく力加減を聞きながら、ご希望に沿うように尽くすという当たり前のことができていなかったのだと思います。

音楽も途中で止まってしまうというハプニングもあり、音楽なしでも大丈夫ですよと言っていただきましたが、かけなおすということも何度かありました。

施術をした後、最後にお客様にお疲れさまでしたと声をおかけしたところ、前にやってくれたセラピストとぜんぜん違うとご指摘をうけました。まだふき取りも終わっていない途中の段階で、前にやってくれたセラピストにもう一度やってもらいたいとのお言葉でした。

しかも、来店時に、前回施術したセラピストも挨拶していたので、お店にいるということはわかっている状態でした。

強くご希望されている様子に私もどうしたものか対応に困り、お待ちくださいとお声をかけて先輩セラピストに相談にいきました。

先輩も「次の予約の時間までなら施術できるよ」と言ってくれました。

オーナーにも電話してどうしたものか相談してみようと電話をかけようとしたところ、お客様がお部屋から出ていらして、希望に沿ったものではなかったということをぽろぽろと涙を流しながらお話ししてくださいました。

私はもう、申し訳ない気持ちでいっぱいで、お客様がお話ししているのを、ただ「はい、申し訳ありませんでした」と言って聞き続けました。

先輩も一緒にお話を聞き、申し訳ありませんでしたと一緒に謝ってくださいました。

お金はいただけないというお話をさせていただきましたが、次も来たいから料金は払って帰りますと言って、料金をお支払いいただきお帰りになりました。

そのお客様はその後も通ってくださっています。もちろん先輩を指名されています。

この件は、私にとってかなり大きな出来事でした。

お客様に不快な思いをさせてしまい、申し訳ないという思いももちろんありますが、お店の損失にもかかわることをしてしまったという事と、他の先輩方の評価にもかかわるという自分以外の人に影響するという事がとても恐怖に感じました。

それから先輩がどのようなやり方をしているのか教えてもらいました。

今回のお客様は相当強めの力加減がお好みだったようで、先輩の力加減を勉強させていただき、強めの力加減のお好きな方でも満足していただけるのはどんなものなのか、教えてくれそうな方は捕まえて教わったり、動画を見て覚えるといういうのもこの頃やっと覚えました。

それからはしばらく施術の動画ばかり見ていました。

この時、お客様に強くご指摘いただいたことで、これも当り前のことなのですが…

不快な思いをして帰るお客様を絶対に作らない。

満足していただくように毎回全力を尽くそう…とあらためて思えた出来事でした。

不快要素を1つづつ消していくというのも気を付けるようになりました。

④止まるCD…デッキの問題?

いつものようにお部屋に音楽をセットし、お部屋にご案内したあと、施術を行いました。背中の施術をしている最中に音楽が止まってしまいました。(1回目)

お客様に断わって、背中にタオルをかけなおしてからCDをかけなおしました。またオイルをつけなおし、背中の施術をしていると、また音楽が止まってしまいました。(2回目)

始めて来店していただいたお客様で、音楽もアロマオイルもとてもじっくりと選んでいただいていたので申し訳なかったのですが、「CDが調子が良くないみたいで」と断って、別の音楽に変えていただきました。

もう一枚迷っていたCDがあったので、音楽の交換はスムーズにすむことができました。これでもう大丈夫だろうとまたまた施術に戻ると、またも音楽がとまりました・・まじか・・。(3回目)

お客様には、CDデッキの調子が悪いようなので交換させていただけますか?と声をかけました。

お客様は、「悪いから音楽はいいですよ。」なんて言ってくれるいい方でした。

でも、ここでさっさと次の手をうたないと、本当はお客様の心の中に不満がたまるのだと、同じような経験で学んだのでお待ちくださいねと声をかけて隣の部屋からCDデッキを持ってきてセットしました。

頼むからもう止まらないでくれ…と心の中で祈りながら施術に入りました。

しばらくするとまたも止まりました。(4回目)

謝りながらCDを丁寧にふきとり、デッキも拭き取ってみました。

またスタート。

CDが1巡し、リピートし、もう大丈夫だろうと思いながら施術をし、お手洗いに行きたいということで中断し、戻られてまた横になってもらうと、また止まりました。何故だ!?(5回目)

お客様とも笑いながらなんでしょうね~なんて話ながら、笑ってお話ししてくれる方で良い方だ~と内心ありがたさに拝んでいました。

もうデッキではないという判断で、とにかくCDをよくふき取り、デッキの中も拭いてみて、もう一度セットして、もう止まらないでくださいと願いながらスタートボタンを押しました。

何度も中断してしまったのにその後の施術でお客様は眠ってくれて、その頃には頼むから止まるな!と、CDデッキを脅す勢いで願掛けし、施術の続きをしました。

その後はお会計まで音楽は持ちこたえました。

何故かこのような経験が何度もあります。

カエレバ

⑤超ロング…3時間アロマ初挑戦

3時間のアロマトリートメントのご予約が入りました。

予約表をみて、3時間?と間違えではないのかな?と一瞬思ってしまいました。

オーナーに確認したところ間違えありません。

3時間もなにすればいいの?

しかもご予約では足を2時間でご希望でした。…もうどうしていいのかわかりません。

いつものように先輩を捕まえ相談にのってもらい、オーナーにも2時間も足になにすればいいんですか!?とかなり焦って電話してしまいました。

自分の不安が消えるまで動画を眺めお客様を迎えました。

その後もそのお客様は何度も通ってくださり、3時間+ハンドやヘッドなどいろいろ試されました。

その後も、久しぶりに別の方で3時間のご予約のお客様が来ました。

毎回焦ってオーナーにどうしたらいいのか相談してしまいますが、聞いた内容を落ち着いて自分なりにやってみると、3時間はあっという間だな~と思えるようになってきました。

ですが、一つの部分だけで2時間やってほしいとかは、たぶんまた焦ります。

⑥もみ返しのライン

肩の筋肉がまるで骨のように固くなっているお客様が来店されました。

それまでも何度も通ってくれている方です。

以前にもみ返しを経験したことがあると聞いていたので、強めのマッサージがお好きですが、思い切ったことはせずにいました。

ある日、肩の筋肉が骨のようになった部分がつらさの原因かと思うというお話から、一度ほぐしてみましょうかという話になりました。相談のうえ、おもいきって柔らかくなるまで解してみました。

その時は、すっきりしたとお帰りになりました。

1週間ほどしてまたご来店いただき、話を聞いてみると、次の日にもみかえしがあり、1日だるかったのだそう。

やってしまったと思いましたが、その後も1週間から2週間おきにご来店いただいているので、身体に問題なくてよかったと胸をなでおろしました。

お客様には本当にありがたいことに、あのくらいもみほぐすともみ返しになるのだなと勉強させていただきました。

あくまで相談のうえでの施術です。

⑦ボディケア初日

ボディケア(もみほぐし)を覚えて、デビューした日のことだったと思います。

一人目のお客様は、1年ぶりくらいにご来店いただいた男性のお客様で、60分のご予約でした。

私の施術にやり慣れない感じを感じながらも優しい方だったのであれこれ話をしながらとりあえず受けてくれているのだろうなという申し訳ない感じで終わりました。

2人目のお客様は常連の方で、もともとスポーツもされていて体格も良く、とにかく腰と肩、足も疲れているという方でした。

施術中もっと強くていいですよと声がかかり、本当に、申し訳ありませんが、ご満足いただける施術ではありませんでした。

思い切って押しているつもりでも、ぜんぜん力が届いていない感じが自分でもわかりました。

終わった後の表情が固かったように記憶しています。相当落ち込みました。

落ち込みながらも、力加減や問題はいろいろありますが、施術の流れに慣れてきたという感覚はありました。

連続でご予約が入っていたので、落ち込んでいるひまがなかったのが幸いでした。

3人目のお客様は常連の女性のお客様で、90分のコースでした。3人目にしてやっと緊張せずに多少思うようにできたような気がしました。

お客様は途中から眠ってしまい、終わった後は気持ち良かったと笑顔でお話ししてくださいました。

3回やると、ある程度は体がおぼえるんだな~と思った一日でした。

体格のいい男性のお客様へのリベンジを絶対してやると思いました。

先輩曰く、強押しの人にはおもいっきり指を差し込んでいるとのことでした(笑)

先日2人目に施術したお客様を担当する機会にめぐまれました。

リベンジする!力いっぱい差し込む!

と心に決め、取り組んだところ、最後にとてもすっきりしたと笑顔でお褒めの言葉をかけていただきました。

まとめ

私の失敗体験を読んで、同じような経験をして悩まれている方の息抜きになれるとうれしいです。