初級~中級セラピストの方へ

セラピスト初級~中級レベルの方に向けて書いてみます。

けっこう、熱い思いがある部分ですが、できるだけ気持ちを押さえて優しく書きますね(笑)

考えてみたら、自分も昔は同じだったので(^_-)-☆

さて、参ります。

  • モミホグシなんかその場しのぎでしょ
  • 自分が何をしているのかわからない
  • しょせん、リラクゼーションでしょ
  • 整体やカイロには及ばないよ
  • 筋膜リリースが一番だよ

このように考えてはいませんか?

私達、セラピストは、日々、ただお客様の体をもみほぐしているだけだから、ちゃんとした整体師やカイロプラクター、理学療法士さん達とは違う…

リラクゼーションだから。

そう思っているセラピストの方が多いのではないでしょうか?

整体セラピストと国家資格保持者

まず。

リラクゼーションセラピストも、整体師も、カイロプラクターも、民間療法士であるという点で、同様です。

ちなみに、理学療法士も同様です。理学療法士が理学療法士として別格なのは、病院などに勤めて、国家資格の名のもとに、法的に認められた治療行為を業として行っている場合に限定されます。

ですので、過去に、理学療法士として病院などで勤務されていた方でも、その後、元、理学療法士として、何らかの美容健康産業を行う場合は、整体師あるいは、セラピストとして分類されます。つまりは、独立された場合は、同じ民間療法士なのです。

この点、どこまでも別格なのは、指圧あん摩マッサージ師だけです。

これは、指圧あん摩マッサージ法の第一条に、マッサージを業として行うことができるのは、指圧あん摩マッサージ師だけだと法的に定められているからです。

ですので、私達セラピストや整体師は、もみほぐし、整体、手技、リリース、アプローチなどの言葉を使用しなければならないのです。

ちなみに、私自身、歴15年の整体セラピストです。約15年間におよび、整体セラピスト業を学びながら、少しずつ独自の手法も開発してきました。他方で、指圧あん摩マッサージ師により行われる〝マッサージ〟がどのようなもので、私自身の手技とどのような違いがあるのかはわかりません。あるいは、似たような手法もあるのかもしれませんが、ともあれ、自分自身を、明らかな民間療法士として認識しています。

業として

仕事として、反復継続の意思を持って、という2つの要件を満たした行為が、法的な、業としての意味です。つまりは、素人が友人同士で、たまたま一回だけやってあげたお礼にお金を渡す場合は、マッサージへのお礼でOKということです。

整体リラクゼーション業界の現状

ちなみに、私達、セラピストや整体師が、他者の健康増進を目的として整体・ボディケア行為を行うことは、法的に認められています。

ちなみに、他者の健康を害するおそれのある行為は違法となるのですが、そのような行為は、国家資格の有無に限らず、例え、医師でさえ許されないのは法的解釈以前の問題です。

今では、そこら中にリラクゼーション店舗が溢れてるため、民間療法の違法性について、あまり議論されることはなくなりましたが、私が整体セラピストを始めた頃、まだまだリラクゼーション店舗が浸透しつつある、15~10年位前は、よく民間療法の違法性について論議されていたのです。

「論より証拠」結局のところ、そういうことだったのかもしれません。

リラクゼーション業、今では、そのような業態まで確立されるに至ったわけですが、やはり、一部の方、というより本音の部分では、全ての指圧あん摩マッサージ師の方にとったら、喜ばしい現状ではないでしょう。

歴史をさかのぼれば、民間療法師に対する多少の偏見というか、民間vs国資の構図は、実は多少なりとも常にあったのです。やはり、極自然な心理、あまりに自然な人間感情がベースにあるだけ根強い問題です。

その中で、2019年現在は、比較的?かなり?〝風向きが穏やか〟だという認識が妥当なところではないでしょうか。

これからの方へ

とは言え、もしこの記事を読んでくれている整体セラピストの方で、今、国家資格を取得できるチャンスがある方なら、迷わず取得することを強くおすすめします。

私自身も、できることなら取得しておきたかったし、40代の今でも、いつか余裕ができたら…という思いを、常に片隅に持っているからです。

理由としては、2つです。

1つは、信用が違うからです。

2つめは、国の方針次第だからです。

国家資格への信用性

1つめの信用性については、言わずもがなでしょう。やはり、お客様や世間への印象が圧倒的に違います。特に、男性施術者の場合は顕著ですよ。私(男性)自身、40代の今も、時に暗がりでは若く見えるようで、学生さん?資格は持ってるの?どこの学校で勉強したの?などと聞かれるものです。15年間この調子ですので、やはり、お客様が抱く国家資格に対する、強い信頼性を切に感じます。

国の方針次第

2つめは、国次第ということです。先ほど、現状、法的に認められていると言いましたが、この先はわかりません。たしかに、民間療法が消えてなくなることは考えにくいですが、それも全て、最終的には国次第です。例えば、整体セラピストがあまりに認められて、国家資格の価値が薄れて、誰も取得しなくなれば、学校からの税収が不足してしまうでしょう。

反対に、現在、リラクゼーション店舗(民間療法)が認められている背景には、いつの間にか巨大化した、ボディケア市場からの税収がもはや捨て置けないものになっているからなのかもしれません。これらは全て、素人判断であり、専門的なことは一切わかりませんが、一つだけ確かなのは、この国で生きる以上、この国の方針が全てだということです。そして、「国の方針は、意外と変わる…」このことは、歴史が表すたしかな事実です。

平和時代のゆらぎ

国が変わる…。2019年現在、平和時代へのゆらぎを誰もが感じていることでしょう。いつかまた戦争もあり得るのか…徴兵制の拘束を受け得る若い男性ほど、そんな不安をより強く感じているのではないでしょうか。

ちなみに、整体師、セラピストとして生きる上で、もし持てるなら、最も心強い国家資格は、指圧あん摩マッサージ師です。

次いで、柔道整復師、針きゅう師、理学療法士でしょう。

ただ、ご自身が、本当に心から学びたい、興味がある、極めたい、というものがある方は、その分野の国家資格を取得されると良いと思います。

まとめ

前置きが長くなりました(__)

いよいよ、これから!のところですが、続きは次回とさせていただきます。

今年は、少し短めに、肩の力を抜いて書いていこうと思います。多分、その方が皆さまも読みやすいと思うので(^^ゞ

では、次回は、初級~中級セラピストの方へ、私が本当に伝えたいことについての本題です。

それではまた☆

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