ホテルスパで働いて3年目の現役セラピストです。
この業界で働きはじめて、セラピストの方達と交流していく中、
- 整体
- エステ
- リラクゼーション
- スパ
- 個人サロン
などなど、様々なサロンで活躍されるセラピストさんのお話を聞きくようになりました。
街のいたるところで大手サロンから個人のサロンまでたくさん見かけるようになりました。
私は現役でホテルスパのセラピストとして働いてるのですが、他のサロンでの働き方と異なる点がいくつもある事に気づきました。その中で面白い発見がいくつか出来たので、ここで共有できればと思いお話せていただきます。
ここでは、ホテルスパ以外のお店を「全てまとめて路面店」という括りでお伝えしたいと思います。
まずはホテルスパの特徴をいくつか解説していきます。
ホテルスパの4つの特徴
①施設
ホテルのイメージに合わせた店構えであるため、高級感があり落ち着いています。ペアルームや個室など広さもあり、設備もしっかりと整えています。
健康づくりを目的とした、温泉やフィットネスなども併設してるスパもあります。
②営業時間
宿泊客が多いため夕飯前後の時間が忙しくなります。就寝前に受ける方もいるため営業時間も遅くまで行います。
平日は比較的落ち着いているのに対し、連休や年末年始・週末・祭日などは極端に忙しくなります。
③施術内容
リラクゼーション効果を高めるため、施術はオールハンドがメインのところが多いです。
オイルトリートメントのようなリラックスや癒しを目的としたのメニューを豊富に取り入れています。
④その他
- 単価が高い
- 施術と施術の間のインターバルがしっかりある
- 一休やじゃらんといった旅行会社の予約サイトの掲載がある
- セラピスト以外の仕事(清掃、施設ご案内など)
- 化粧品など物販の販売が少ない
- ホテルとセットになったプランがある
ホテルスパサロンと路面店では、利用する目的が違う!
ホテルスパ以外のお店の特徴を一括りで説明するのは難しいですが、それぞれのサロンでは利用する目的に違いがあるようです。
路面店では、美容や体質改善といった慢性的な悩みを改善するため、定期的に通いやすいのが特徴であるのに対し、ホテルスパは非日常的な空間でリフレッシュを目的とした休息で利用するというところに違いがあるようです。
お客様がホテルスパに求めるもの
リラックスや癒し
日常から離れた空間でマッサージを受けることによって、心身のリフレッシュ効果を高めます。
施術はオールハンドでのマッサージが基本となり、普段溜まったストレスや体の不調を整えていきます。手から伝わる温度で心と体の緊張をほぐし、心地よく眠っていただくことに目的があります。
ホテルスパでは「体・心・気」のバランスを整えることで、毎日の生活を楽しく、健康的に過ごせるようお手伝いします。
高いホスピタリティー
ホテルスパを利用されるお客様はその日限りの宿泊や旅行客がほとんどですので、一回の施術でどれだけ感動を与えるかを大切にしています。
ホテルスパは単価が高い分、技術力はもちろんのこと、それに見合ったおもてなしを提供しなければなりません。それにはセラピストだけではなく、ホテルスタッフと情報を共有して、連携を取ることが重要です。
客層の違い〜多種多様なお客様
ホテルスパと路面店との大きな違いは客層にあります。
夫婦やカップル、出張、家族連れといった多種多様なお客様が多く利用されます。
ホテル内にあるスパなので宿泊客や旅行客が多く、その日限りのお客様がほとんどです。なのでリピートするお客様が少ないのが特徴です。
男性の利用客も多いのと、特にシティーホテルやリゾートホテルといったホテルスパは体が大きい外国人客が多いです。骨や筋肉の形が日本人に比べてしっかりしてるいるため、大きな体を支えられる体力やマッサージの工夫が求められます。
年齢層も落ち着いた雰囲気を好まれる、40代〜60代が最も多いです。
独立開業をする場合のメリットデメリット
メリット〜優れたホスピタリティが身につく
ホテルスパでは優れたホスピタリティー(おもてなし)を学ぶため、あらゆる角度から様々なお客様への対応が可能になります。
これから開業する方にとっては、自信持って提供できるスキルだと言えます。
基本的な専門知識が習得でき、ボディー・フェイシャル・ヘッドを一通りできるようになり、施術の幅も広がります。いろんな組み合わせが可能になるため、自分が売りたいメニューの選択肢を増やせます。
デメリット〜集客法が身につかない
ただ、集客ついてはホテルスパは宿泊客がメインですので、独立開業したときリピーターを獲得するのに苦労すると思います。
一日限りの対応が多いため、リピートしてもらうためのアフターカウンセリングや化粧品販売など行うことはほとんどありません。
集客方法は独自で勉強して、経験を積む努力が必要になります。
開業したい。セラピストなら誰もがそう思いますよね。私も一セラピストとして、他者の開業話ほど、なぜか心が踊り、かってにあれこれ思考し、期待を膨らませ、無性に応援したくなることは他にありません。セラピスト[…]
まとめ
特徴や違いはさまざまですが、どこで働いても共通する思いは、お客様が健康的に過ごせるよう全力でサポートをしたいという気持ちは同じようです。
健康・癒しブームが続く以上、セラピーの需要は高まっていき、新しいジャンルのセラピーが生まれる可能性はまだまだ潜んでいます。
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