TFCC損傷に悩む女性セラピストの画像

TFCC損傷を乗り越えた3つのコツ〜施術歴6年の女性セラピストの実体験

【TFCC損傷とは】施術歴6年の女性セラピストの実体験

施術歴6年、TFCC損傷を乗り越えてセラピストを続ける女性です。

TFCC損傷は、意外と知られてませんが、整体師セラピストの職業病の1つと言えます。

TFCCは、日本語で「三角線維軟骨複合体」と言います。手くびの小指側にあります。

手くびの小指側の痛みには、非常に多くの原因があります。「手の腰痛」とも呼ばれ、原因不明と言われてしまうことも多いのです。

引用:手くびの痛み TFCC損傷って何?

TFCC損傷の特徴について

TFCC損傷に悩む女性セラピストの画像

初めは「腱鞘炎かな?」と思うような手首の違和感があり、徐々に痛みが強くなっていきます。

手首と言っても内側ではなく、外側(小指側)の違和感です。

TFCC損傷で辛い手首の動き

手の平をべたーっとつくような動き(例:腕立て伏せなど)

ドアノブを回すような手首をひねる動き

などが困難になります。

傷みがピークになる頃には、それらの動作は完全に不可能になります。

軽く触れただけでも痺れるような痛みで、とても施術が出来る状態ではありません(><)

整骨院で電気をかけたりほぐしてもらっても、一向に良くならず悪化するばかり…

自分なりに症状をネットで調べ、ようやく「これだ!」という病名へ辿り着くまでは…少し時間がかかってしまったのでした。

多くのベテランさんが辞めていく中、私がセラピストを続けているコツ

他にも、

  • 腱鞘炎
  • 指の痛み
  • 腰痛

など、長く施術業を続けていると、関節への負荷の大きさから、様々な職業病を伴いがちです。

私も6年のセラピスト経験の中で、ベテランセラピストの多くが職業病と言えるもので辞めていくのを見てきました。

そこで今回は、私がTFCC損傷を乗り越えてセラピストを続けているコツについて、お話してみます。

 

私がTFCC損傷を乗り越えるまでの道のり

TFCC損傷になった理由

それまではダブルワークの一つとして行っていたセラピスト業。一本化した事により、日々施術する時間が長くなりました。

普通に施術しているだけなら何とかこなせていたのですが、強押し希望のお客様が続いたり、それが週のうちに何度も…となると、今までにない負担が手首にかかっていきます。

腱鞘炎用のサポーターを巻いたり、自分なりにストレッチしてから取り組むも…

気づいたら手首にあった違和感は悪化するばかり。

軽く触れただけで飛び上がるほど痛く…すっかり日常生活も困難な状態になってしまいました。

 

TFCC損傷の苦労

違和感が起きた早い段階で、整骨院へすぐ通っていたものの…どうして良くならないんだろう?

「使いすぎで炎症してるんですね」
そう告げられ、日々通院するも何故か悪化するばかり。きちんと休息せず使い続けているから仕方がないのだろうか…?

あまりに長引くので気になって、その症状や同じような痛みを抱える人は居ないのか…ネットで検索してしてみます。

そこでようやく『TFCC損傷』という名に辿り着きました。

その内容に納得…!

なんとこのTFCC損傷、正確な診断は整形外科で診断・治療をするとの事。
整骨院ではわからないはずでした(T_T)

すぐに整形外科へ駆け込むと、問診の時点でTFCC損傷は確実でした。
レントゲンを見て「間違いないですね」と先生。

  1. 専用のサポーターは大きくて、着けるなら施術業はしばらく出来ない
    ※本来なら着用してしばらく休息期間を設けるのが一番…
  2. ステロイドの注射で痛みを緩和する

治療の選択肢はそのどちらか。
その日はステロイドの注射を選びました。

はぁ〜。これで少しラクになるかな?(*^^*)
…とワクワクしたのも束の間…

針を刺してる時間が結構長く…
ま、まだかな?と痛みで顔をしかめてしまうほど(笑)
大人でもなかなかの痛みでした(;▽;)

打ち終わった後「どうですか?動くでしょう?」と聞かれ、確かに久しぶりにスッと軽くなった気がしました。

ですが、帰り道の途中で徐々にズーンと重だるさが手首に現れ、数日間はそれまでとは違うような鈍痛が続いたような記憶があります。

その期間を抜けると日数と共に動かせるようになっていきました。
久しぶりの感覚にホッとします。
どうなるかと思ったけど、少しずつ動かせるようになって良かった…!

でも…無理のない範囲で施術を続けていたせいか、痛みが完全に消えることはありませんでした。

何とか対処出来ないものか…(>_<)

そこでふと、整形外科の先生の声を思い出します。

何やら腱鞘炎用のサポーターでは意味が無いと言っていたような…
よし、TFCC専用のサポーターを調べてみよう!

先生が見せてくれたしっかりとした物ではなく、スポーツ用の簡易的なサポーターがネットで販売されていたので購入してみました。値段も手頃です。
試しにつけてみたら…それがとても良い!

手首をギュッと固定するので、カクカクした不安定さが無くなり、返すような動きも徐々に出来るようになりました。

痛みのピークを経て数年経ちますが、今でも使いすぎると傷めた側にはじわ〜っと違和感が起きるので、些細な変化を逃さないよう注意しています。

腱鞘炎は聞くけど

同業者で腱鞘炎の話はよく耳にしますが、TFCC損傷になった人というのは聞いた事がありませんでした。

対処法や予防策を共有出来ないのはなかなか辛い部分でしたが、簡単な内容ながらもこの記事を書くことで少しでもどなたかのお役に立てればと思います(*^^*)

 

TFCC損傷でもセラピストを続けた理由

正直、施術を続けることで症状が悪化したり、TFCC損傷を繰り返す事を考えたら…
そう思うととても怖く、今後どうするか悩みました。

セラピストデビューして6年、体調面、精神面…色々な事にぶつかる度に「もう辞めようかな」と何度か考えた事はあります。

それでも何だかんだ辞められないのは、自分にとってこの業種の働き方が合っているのは勿論ですが、セラピストという仕事がやっぱり好きだからなのだと思います。

自分のこの怪我も、このお店に来る誰かの役に立てるかもしれないなぁ…そのためにはこうなってしまう原因を知らないと!

…と、夢中で原因や関係のありそうな事を調べる!

そして気付けば辞める事はすっかり頭から抜けていて、あれ?そういえば辞めようとしてたんだっけ…
撤回撤回!*(^o^)/*

…この繰り返しな気がします。(笑)

専門的に語る事や治療する事は出来ないけれど、美容とか健康とかそんなキーワードがずっと大好きで、この仕事に辿り着いた面もあります。

同じような悩みを抱える人と、その症状に共感したり、情報を共有したり…

毎日誰かの特別なリラックスタイムを預かるセラピストの仕事。

携わる時間が長くなるほど、一人にひとつの正解とは限らず、学びたい事はどんどん増えてゴールなんて無いことを感じます。
本当に興味深く、奥深い仕事だと思います。

私がTFCC損傷でもセラピストを続けた理由は、
怪我で未来が不安になったりもしたけれど、やっぱり他のどんな仕事よりもこの仕事がとても好き。

そしてこの怪我を通して、

正しくケアすれば痛みを緩和したり、予防も出来る

それらを身をもって大きく実感したことが、今後の仕事への情熱に繋がった気がします。

TFCC損傷を乗り越えた(気にせず付き合う)方法『ふとした発見→ストレッチ』

では、どのようにケアしていたのか?

これが効いた!と思えるのは、いつでも出来るとても簡単なことでした。

当時、ステロイドの効果はしばらく続きましたが酷使すればじわじわと痛くなる…
もう完治はしなそうだなと思いました。

じゃあどうしたら痛みが軽減するのだろう?

色々と模索する中で、ふと手首をストレッチしていると気持ちいい方向が見つかりました。

手の甲を上にして肘は伸ばしたまま、4本の指を反対の手でグッと内へ押し込む動作です。

今度は手のひらを上にして、4本の指を反対の手で押し下げます。

このシンプルな、肘下〜手首の内側・外側をゆっくり伸ばすストレッチ。

とても簡単な事ですが、これが驚くほど予防とケアのどちらにも繋がったのです。

それまでも、準備体操として全体の軽いストレッチはしていたつもりでしたが…
手首のストレッチはくるくる回す程度しかしていませんでした。

TFCC損傷になり、手首のストレッチこそ最も大事だったのでは…?と今ならよく分かります(^_^;)
セラピストの基本でした。

そのストレッチの効果に気付いてからは、施術の合間にも取り入れる事で、痛みの応急処置に繋がることも実感。

片手が余る手技の時に、自分の骨盤や太ももを使って、先ほどと同じように肘下〜手首を伸ばします。

手首を体に押し当て、内・外へと方向を変えるだけ。

あくまで施術中の圧を使いながら伸ばすだけです。

「これ、いいなぁ〜」とふと続けていたら、終わった後の手首の負担が全然違うことに驚きました。

こんなに違うのならきちんと施術前にするべきだ!とようやく気づき、

それから必ず、両側面を伸ばすストレッチを行うようになりました。

もう完治しないと思っていた手首の痛みは、気づけば嘘のように無くなっていました

そうして、TFCC損傷を抱えながら施術を続け数年。

もう完治しないと思っていた手首の痛みは、気づけば嘘のように無くなっていました。

痛みや違和感を抱えた時間が長かっただけに、こんな簡単なストレッチで…?と半信半疑です(^_^;)

念の為、経過観察を兼ねて久しぶりにレントゲンを撮ってみたところ…
症状の名残はあるけれど、治療が必要な様子は出ていないと言われました。

ステロイドは最初の1回のみ。
(注射した箇所がみるみる白くなり、効果が消える頃元に戻りました)

その後は、

  1. 日々の簡単なストレッチ
  2. 専用の簡易的なサポーター

の2つのみ。

痛みこそないものの、“1度傷めているせい”で、酷使した際にはジワジワした違和感やダメージは今でも起こりやすいです。

できれば、最初からケアを徹底して、1度も傷めないように。

今後、反対の手もいつ傷めてしまうか分からない。
怪我はセラピストにとって致命的です。

施術の前後、気付いた時…
たとえ短い時間でも必ずこれらのストレッチをすること。

違和感を感じたら専用のサポーターで固定して、無理をし過ぎないこと。

  • ダメージを受けにくくする!
  • ダメージを残さない!

ストレッチはとても簡単なのでぜひ取り入れてみてくださいね(*^^*)

 

『違和感が大きくなる前に!』鍛えられる部分は鍛えて、守れる部分は守る。

  • 無理な強さを強いられるため腱鞘炎(一番多かった)
  • その他は腰の痛み(ぎっくり腰の再発率が高い)
  • 体力不足

…などで辞めていく人が多かったように思います。

鍛えられる部分は鍛えて、守れる部分は守る。

運動、軽い筋トレを日常的にしていると施術していても体が楽です。

やめてしまうと、あっという間にスタミナ不足を感じます(^_^;)

この仕事を長く続けている人は、体を動かすのが好きだったり、日常的に苦じゃない人が多いのも特徴です。

私自身は運動が得意!というわけでは決してありません。でも歩いたり走ったり、自分のペースで継続的に体を動かすのが好きなのでこの仕事が苦では無いのかなと思います。

デビュー後は早く仕事に慣れたい!と思う気持ちも大きい時期ですが、自身の体調管理や休息も忘れずに。

体の負担や違和感が大きくなる前に対処してくださいね。

まとめ

TFCC損傷を乗り越えた3つのコツ〜施術歴6年の女性セラピストの実体験

  1. 日々の簡単なストレッチ
  2. 専用の簡易的なサポーター
  3. 運動、軽い筋トレ

リラックスするために来ていただいたお客様を前にして、施術する側が痛みや不調を抱えているとき。

必然と心はザワザワしてしまい、いつも通りのリラックスした施術やタッチが出来ません。

安心してお客様の体を預かれるように、自分自身の体や心の声にも耳を傾け、きちんとケア出来るよう心掛けたいですね(*^^*)

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