エステティシャンとして必要なこと
エステティシャンは、お客様にとっての『最高のきれいをプロデュース』するお仕事です。
カウンセリングやエステを通して高品質なサービスを提供し、お客様の満足いくきれいを手にしていただけるよう、心を込めてサポートしていきます。
そのためにはまず、お客様を『サポートするにふさわしい自分』である必要があります。
つまり、今回のテーマ
『エステティシャンの4つの心構えと、身だしなみへの5つの心得』こそ、
エステティシャンとしての〝基本〟と言えますね!
4つの心構え
- 身だしなみ
- あたたかな笑顔
- 技術の向上
- 人間性を深める
身だしなみへの
5つの心得
- 服装
- 髪型
- メイク
- 手
- 爪
見た目がすべて…?
なんだか見た目のことばかり…
そう感じている方もいるかもしれませんね。
ただ、〝見た目〟をお客様からみて、心地良いものに整えるということは、エステティシャンの心構え、心得としては、とても大切なことなのです。
まさに、心構えの〝第一歩〟なのです。
『 初頭効果 』という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、『始めて会った時の印象が、その後の印象を決めてしまう』というものです。
怖いですよね!?
ただ、実際。
お客様は、はじめの一瞬で「この人は信頼できるか」を直感的に判断するものです。
そして、初期段階においては。
見た目など、外見以外の情報が極めて少ないため、「初頭効果」に繋がる、お客様への第一印象を意識する上で、見た目などの外見的なことに対する心得こそ、エステティシャンの心構えとしての第一歩だということです。
ちなみに
『 第一印象は2秒で決まる 』
と、言われていますよ☆
初対面の人が抱く好感や嫌悪といった感情は、相手の言葉よりも、外見的な印象から強く影響を受けるとされています。心理学者アルバート・メラビアンンの実験によれば、人に与える印象度は、言葉の内容が7%、声色など耳からの情報が38%、見た目など外見的情報が55%だったといいます。身だしなみや表情、しぐさなど、見た目の印象がいかに大切かを教えてくれるデータです。
参照元: 人は見た目が9割
エステティシャンの4つの心構えと、身だしなみへの5つの心得
1:身だしなみ
身だしなみは、さらに、エステティシャンの身だしなみ【5つの心得】として、分かりやすく分類してご紹介いたします。
身だしなみへの心得1、服装
お客様から見て清潔感があることが大切です。
大抵はお店のユニフォームがあるかと思いますが
体のラインがスッキリと見えて、柄のないものがよいでしょう。
身だしなみへの心得2、髪型
自由な髪型でも問題のないサロンもあれば、お店で統一された髪型のお店もあります。
『夜会巻き』や『シニヨン』など施術中に髪を気にせずにいられて、見た目も優雅で上品なまとめ髪はエステティシャンの定番でしょう。
自由でよいというお店もありますのでさまざまです。
自由でよいと言っても清潔感、上品さは意識した方が良いでしょう。エステティシャンだからといって決まった髪型があるわけではありませんが、髪型や髪が手入れされているかで見た目の印象はずいぶん変わってきます。
顔にかかる髪を手で触ることは、見た目にも清潔感がありませんので、顔回りにかかる髪は留めておくこともエステ業界での常識ですね。
髪色もお店によって変わるかとは思いますが、あまり明るすぎる色は好まれません。やはり、黒髪か黒に近い落ち着いた茶色が最も無難に好印象を与えることができます。
身だしなみへの心得3、メイク
エステに通うお客様は対応するエステティシャンの肌やみだしなみを見ています。
エステティシャンの肌はエステ技術やサロンで扱う化粧品、ホームケアの効果をアピールする広告そのものになります。
プロとして美肌をアピールできるよう、清潔感と健康的な印象を感じさせながらも素肌美人に見えるメイクを心得ましょう!
ベースメイクは丁寧に
自分の肌色に合わせた、コントロールカラーを取り入れた下地を使い、色むらを補正し透明感のある肌を目指します。
保湿力の高いものや、つや感を出すパール入りのもの、テカりを抑えてくれるものなど様々なタイプがありますので自分の肌タイプにあったものを選びましょう。
コンシーラーの活用
シミやニキビ跡などは、コンシーラーを活用しましょう。
血色の良い印象を持ってもらえるよう、目の下のクマなど疲れた印象の部分は忘れずカバーしてあげましょう★
ファンデーションを選ぶときは
肌色が一定であれば理想ですが、季節ごとに多少肌の色味も変わってきます。
首の色味に近い色を選ぶと、とても自然な仕上がりになります。
どんなにお顔をきれいに保っても、首と色の境ができては違和感があります。常日頃から首元まで日焼け止めを塗る、移動中はスカーフを巻くなど〝首のうっかり日焼け〟の予防まで心得ておくとよいですよ(^_-)-☆
とはいえ。
メイクで気になる部分をカバーすることは出来ますが…
土台である自分が、健康的なお肌を保っていることが大切です☆
身だしなみへの心得4、手
こまめにハンドクリームをつけるなど、手荒れに気を付けましょう。
エステのご案内や商品の説明など、お客様に手元を見せる機会は多いかと思います。
お客様には「手の甲」や「手首周り」も結構目に付くものです。
手元が美しく、柔らかな印象を持っていただくと、その後のエステへの期待も高くなります。
手もお顔と同じように、きちんとお手入れをしてあげると印象が変わりますよ☆
身だしなみへの心得5、爪
お客様を施術する際に、肌を傷つけることのないよう、爪を短く切り揃えることが必要です。
やすりを使い、角のないよう細心の注意を払いましょう。
などなど
上質感があり洗練されていて、シンプルな身だしなみを心がけると良いですね!
第一印象を良くすることは、接客のお仕事をする上で大切です。
でも〝ただのオシャレではない〟ということに、少しだけ注意が必要です。
身だしなみは「相手に対する思いやり」です。
つまり、エステティシャンの心構えとしては。
「自分らしさを表現」するオシャレよりも、「お客様から信頼される」身だしなみを心がけることがポイントです☆
2:あたたかな笑顔
あたたかな笑顔は、お客様に安心感や期待感を与えます。
笑顔に自信のないエステティシャンには、心構えとして、まずは2つだけ意識してみることから始めてみましょう。
- 口角を上げる
- あたたかいまなざし
口角を上げる
日本人の8割ほどは、生まれつき口角が下がっているといわれています。
口角が下がっていると「不満げ」「無気力」な印象を与えてしまいます。
左右対称に持ち上がった口角を心がけましょう!
あたたかいまなざし
目が笑っていなければ、本当の笑顔にはなりません。
家族などに向けるあたたかな眼差しを思い出し、お客様に対してもあたたかいまなざしの表情をつくりましょう!
つまり、
〝目〟と〝口〟です。
まずは、この2つだけ意識してみてください!
表情筋をしっかり使うことがポイントです☆
3:技術の向上
技術の向上を片隅においては、エステティシャンの心構えについては語れません。
お客様を美しくするのは、知識と技術です。
知識と技術を高めていくことで、お客様の望むきれいを手に入れるお手伝いが〝はじめて確かなもの〟になります。
サロンでの勤務が長くなれば、基本的な施術は身につきます。
サロンによっては、定期的に技術向上の勉強会を行うお店もあるでしょう。ですが、それだけでは手法に差が少ないため、あるレベルに達してからは〝大幅な〟スキルアップは難しくなります。
自分のお店とは違う場所で施術を受け〝体験から学んだり〟スクールやセミナーを受講したり、スキルアップを目指して行動するか、ただ現状のままでいるのかでは〝少し先の〟未来の実力が随分と変わってきます。
4:人間性を深める
お客様に、心から信頼される人間であること。
技術の向上も大切ですが、お客様の信頼を得るために深めていきたいのが人間性です。
お客様に寄り添い、お客様のきれいを叶えるために最善を尽くし、ホスピタリティ(おもいやり、心からのおもてなし)を持って、お客様と向かい合うことで〝心からの〟深い満足感を味わっていただけるのだと思います。
表面的な心構えでなく、人として本質的な構えのあるエステティシャンになれたら素敵ですね☆
指名されるセラピストの見えない力『心構え』こんにちは。講師セラピストのミナミです。以前、指名が取れないセラピストへ『指名の取り方』たった10個のコツとは、の中で、指名が取れるセラピストの会話とは、お客様の要望を引き出[…]
まとめ
ここでの内容は、エステティシャンの基本です。
でも、実は、基本が一番大切だったりもします☆
新人さんは、もちろん。
ベテランさんも〝たまには〟見直しておくと良いかもしれませんね♪
これまで、頑張って練習してきた…さあ、明日は、いよいよお客様デビューだっ!!そんなセラピストへ送りたい。デビュー前、最後のメッセージとは?でも、こうして、改めて整理すればするほど、実は、この最後のメッ[…]
セラピスファイトのミナミです。今回は、極めてセラピスト力が高い〝ある癒し人〟の秘密に迫ってみます。その方は、30代の女性セラピストなのですが…その前に、少し私自身のことに触れますね。一応、私(ミナミ)自身、か[…]