足ツボやほぐし、アロマトリートメントが好き!って方は、自分でもやってみたい、働いてみたいなーって方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スクールを卒業して、開業したい!お店で働きたい!と意気込んでいる方もいるかもしれませんね。
セラピストは副業でもできますし、家事の合間にもとてもおすすめのお仕事です。
もちろんフルタイムで働くこともできますし、柔軟な働き方が可能というのもセラピストの魅力のひとつです。
何事もそうだと思うのですが、はじめてのことって不安と期待がいっぱい。
そして、「最初」ってとっても大事です。
はじめて会ったよく知らない国の人の印象が、その国の印象になったりしません?
セラピストとしてのファーストキャリアであるサロン選びが
「セラピストって、ブラックじゃん・・・・」
「セラピストってこんなに楽しいの?こんなに稼げるの?!」
と、今後のセラピスト人生を左右すると言っても過言ではありません。
はじめてサロンの選び方、一度考えてみませんか?😉
- どんなサロンで働きたいか明確にする
- お店のリサーチ
- 面接で絶対確認したい5つのチェック項目
【Ⅰ】どんなサロンで働きたいか明確にする
就活、転職活動みたいなこと言いますが、、、
需要と供給が一致してないと不満になって離職に繋がりますよね。
ママさんとかよく
「働かせていただけるだけで・・・」
「働ける場所で頑張るだけですよ」
ってとても強い精神で仰ったりするのですが、
セラピスト業界は圧倒的に求職者にとって有利な市場です。
そして掛け持ちして働いている人も多く、
スキルアップのために転職していくのも当たり前だったりするので、
セラピストも同じ店舗に留まらない、つまり定着率はあまり高くありません。
普通の一般企業なら、職場環境が良ければ従業員の定着率はとても高いでしょうがリラクゼーションサロンはというと必ずしもそうでないことが多いです。
職場環境がいい好条件のサロンでも、その店で技術を学んだら次の店でまた新しい技術を、、なんてよくある話です。
もちろん一般企業同様、劣悪な環境のサロンはどんどん人辞めていくと思いますけどね笑
でもその環境の良し悪しも、自分がどんな環境を求めるかで変わってきます。
まず考えるべきポイントは下記の3つ。
- のんびり働きたいか忙しく働きたいか
- どんな施術を提供したいか、学びたいか
- 実現可能な働く条件を明確に
①のんびり働きたいか忙しく働きたいか
①は、はじめてさんが一番考えられていないところです。
というより、やってみないと分からないという部分が多いから考えられないのだと思います。
ここでの「のんびり/忙しい」は、シフトの話ではなく、
1回の勤務でどれだけのお客さんに入るかということです。
私は7時間勤務で3人以上入ると結構疲れます。。。
自分の体力で、1回お客さんに入る度にどれだけの体力を消耗するか、
それはやってみないとわからない部分ですよね。
完全歩合で働いているのであれば忙しくてもたくさんお客さんに入りたいでしょうが、帰る頃にはかなりヘトヘトかもしれません。
お客さんのいない待機時間って心のゆとりのために意外と大事だったりするので、(カルテを見たり次のお客さんのための準備をしたりやることもあります)楽しくゆとりを持って働きたいか、とにかく稼ぎたい!と沢山お客さんに入りたいかは自分の中で明確にしておきましょう。
サロンによってお客さんにどれだけ入れるかって全然違うので😉
②どんな施術を提供したいか、学びたいか
②の、「どんな施術を提供・学びたいか」も、お店を選ぶときに大事な基準になります。
例えば、アロマトリートメントをスクールで学んでサロンで活かしたい!と考えている人が、いざサロンで働いてみるとお客さんの需要はアロマより整体の方が圧倒的に多かった、、というパターンはあるあるです。
アロマ、整体(ほぐし)、足ツボ、、と
供しているメニューが多岐にわたる場合、自分のやりたい施術が全然できない可能性があります。
新しい手技を身に付けたくて入ったサロンが、
全然教えてくれなかったとか、極端に下手な手技だったとか…
収入より経験を積みたい!という方に多いギャップです。
特にこだわりも何もないのなら別ですが、セラピストに興味を持った人なら、好きなメニューはあるのではないでしょうか。
本業ならまだしも、もし副業でやっているのであれば、
好きでもないことでヘトヘトになるって、絶対それ続きませんよね。
③実現可能な働く条件を明確にする
③の実現可能な働く条件を明確化すること、
これは本当によく考えてください。
・月または週何日なら働けるのか?
・予約が入った時だけ出勤するのか?
・店舗の移動は可能?
・いくら以上稼げれば続けられる?
・異性への施術はOK?
・セラピスト保険は個人で入る?入らない?
・シフトはいつまでに決めれば家事や本業と両立できる?
・1日に入るお客さんは何人くらい対応できる?
・今持っている手技、変更したりお店に合わせたりできる?
・物販のノルマはあってもOK?
・外での呼び込みは可能?
などなど、
あげればキリがないですが、^_^;
そんなの働いてみないと分かんないよ!って方は、
どんな環境でどんな風に何をして働きたいのか、という期待や理想を、自分のスケジュールに具体的に組み込んでイメージしてみて下さい。
無意識に描いていたその理想が、実はあなたの、働ける条件になっていたりします。
例えばビラ配りするイメージが全然できてなかったら、
ビラ配りは苦痛になる可能性大きいですよね笑
もちろん完璧な環境・待遇なんて困難ですから、
色々パターンを想像してみて、そのパターンに優先順位をつけてみてください。
右することで、自分にとって何が大切なのか、
それはお金かもしれないし時間かもしれない、
人間関係やスキルアップかも、、それらが明確になっていきます。
この作業は後々出てくる不安や不満、そして面接の対策になりますよ。
良い顔グセに要注意💧
面接の場になると採用されたいがために、つい面接官に合わせてしまう、、という方が少なくないですが、正直それってかなり迷惑行為ですからね笑
自分の要望を押し通すのではなく、相手の要望を全て受け入れるのでもなく、お互いの要望を調整する能力を示すのが面接の場。
ついつい人にいい顔しちゃう癖がある人は要注意です!
【Ⅱ】お店のリサーチ
一度はお客さんとして行ってみることをお勧めします。
できれば自分が希望する勤務時間帯・曜日に行ってみましょう。
そうすることで自分が働き始めた時の
- 客層(年齢、性別など)
- セラピストの数(少なければ募集している可能性あり)
- 客数(自分がどのくらいお客さんに入れるかをチェック!)
- 一緒に働く可能性が高い人(シフトで被るかもしれない人と予め話ができるかも!)
がイメージできますよね。
実際に行くことで、
「なぜ数あるサロンの中からウチを選んでくれたの?」
という面接あるあるな質問にも答えやすくなります。
そこで、
- シフトで被る可能性のある「働いているセラピストと合うと思った」
- 自分が施術したい「客層と合っている」
なんて言えたら、採用する側としても安心ですよね。
そのとき施術してもらったセラピスト側としても
「自分の施術でここで一緒に働きたいと思ってもらえたんだ!」
って嬉しくなること間違いなしです。
あとは単純に、通うまでのルートを予め知っておくことで
「距離的には近いはずなのに意外と電車の数少なくて時間かかるな、、」
「子どもの送り迎えには不便かも、、」
と、働く候補から外すこともできますよね。
ウェブサイトでは明るくて素敵な雰囲気のサロンでも、
実際に行ってみると埃まみれの怪しいお店が沢山入っている建物で怖かった、、
ってこともあります。
実際に行くのは面接だけでいいやって考え方もありますし、
それはそれでいいと思いますが、実際そのお店が提供している技術を体験することで、自分との相性をはかるということも大事な要素の一つです。
自分が好きな施術を提供しているところであれば、
一緒に働く人達と技術を高め合っていけますが、
そうでなければそこでは話す内容も雑談しかできません。
だって「ここどうやってるんですか?」って話が上がってこないですもん笑
ぜひ一度くらいはお客さんとして覆面調査に出かけてみてください笑‼︎
【Ⅲ】リラクゼーションサロンの面接で絶対確認したい5つのチェック項目
正直、その仕事・選択に何を求めているかって人それぞれなので
この項目には個人差はあると思いますが、、
それを踏まえたとしても『面接で絶対聞くべきチェック項目』について触れていきます。
- シフトの決め方
- 待機時間の過ごし方
- 昇給・評価基準について
- 歩合について
- 研修について
①シフトの決め方
①のシフトの決め方は、Wワーカーさんにとっては絶対外せない項目です。
掛け持ちしているところのシフトがいつ出るかによって調整が難しくなりますよね。
シフトの柔軟性はセラピスト1本でやっていないなら、最優先事項として確認すべきです。
②待機時間の過ごし方
②の待機時間の過ごし方は、
- 待機時間中の時給は発生する?
- 待機時間中の過ごし方は自由?どう過ごしてる?
(なんなら自分の作業しててもいい?)
といったことを確認しましょう。
基本的には、待機時間中の過ごし方は、
- サロンの掃除やビラ配り
- 他のセラピストと施術の練習
- 次のお客さんを迎える準備
- カルテの記入
などがメインとなると思います。
とはいえ、実際は、セラピスト同士でお喋りしていたりスマホいじってたりと、
サロンによりけりです。
私の場合
私の勤めているところでは、基本的には他のセラピストと施術の練習をしたり、本で技術の勉強をするのがほとんどですが、副業でやっているということもあり、取引先とのメールや
資格取得のための勉強をさせてもらっていました。
業務委託契約で待機時間はお金が発生しない、
というスタイルだと、過ごし方は自由というサロンも決して珍しくありません。
。。。まあ待機時間中にゲームしてていいですか?
なんて言われたら、いつお客さん来るか分かんないのに不良セラピストだなあってなるかもですが笑😅
③昇給・評価基準 ④歩合について
③と④は、一番揉めがちなポイントなので後々にトラブルにならないよう、しっかり確認しましょう。
一番確認しづらいポイントですし、
ここを面接で聞きすぎると「やる気ないのでは?」と思われてしまうことを不安になるのは分かります。
ただ、セラピストに優しい優良店舗なら、
聞かなくても面接時に面接官から説明してくれると思いますし、
尋ねても快く答えてくれるのではないでしょうか😅
リラクゼーション業界は店舗掛け持ち、Wワーカーが非常に多い業界です。
ここのすり合わせができた上で働いてもらわないと、サロンにとっても不利なんです。
質問するってことは
「この部分の説明が分かりづらい・不十分です」
という相手への気づきを促す行為でもあります。
これで眉をひそめるようなところなら、
そのサロンの人とは一緒に働きづらいと思いますよ笑
⑤研修について
⑤の研修については、とくに個人サロン・小規模サロンであればしっかり聞きたいポイントです。
- デビューまでの道のりが長すぎる…
- 研修期間中は無給または研修料金が発生する…
- 自分がやりたい施術の研修はやってくれないの…?
といったところは、フツーにあります、
別におかしいことでもありません。
そして、そのサロンで提供しているサービスを、そこで働いている全てのセラピストができるわけではない。
ということは決して珍しくないんです。
「そのメニューは○○さんが出勤している○曜日限定なんですー」
と、研修に含まれていないメニューもあるかもしれません。
そのお店で提供されているサービスの内、
- どれが研修の対象になっているのか?
- どれから研修されていくのか?
を聞いてみましょう。
最初に研修されるメニューがそのお店の主力選手です。
オイルトリートメントがやりたかったのに、整体・揉みほぐしばっかりやってる……
こんなギャップもよく聞く話なので予め確認したいです。
私の実体験
ちなみに私はアロマテラピーとゾーンセラピー(足ツボや耳ツボなど)を女性顧客メインのサロンで提供したかったんですが、
ずーーーっと中年男性に整体をやっています。。。;;
お客さんみんないい人で大好きなんですけどね、、
どちらかというとエステ寄りのリラクゼーションを提供したかった。。笑
面接では女性客をターゲットにしていて、アロマが多いって聞いていたんですが(お店の雰囲気もそんな感じ)、実際はほぐしを求める男性客が多いなーという印象です笑
ターゲット層と実際の客層が違うことや、
面接している人が必ずしも現場を把握しているとは限らないので
やっぱり実際に行って確かめるのが1番ですね笑
まとめ
はじめてってとっても大事です。
これから先セラピスト1本で食べていくんだ!
と決め込んでいるのならまだしも、
そうでないのなら、はじめての店舗で失敗したらその次はいいや、、
となることって多いと思います。
だって、普段会社勤めしているような副業セラピストさんなんかは、
「あ、会社員とセラピストの両立は無理だわ・・・」
って思っちゃうことフツーーに有りますからね!!!
セラピストは働き方も多様で、やり方次第で如何様にも自分のライフスタイルに合わせられるお仕事です。
たった1店舗の経験で、この先を諦めてしまうのはとーーってももったいない!!
私はどうせ始めるなら、今後も続けられるような前向きな経験にしてほしいと願っています。
そのためのはじめてサロンの選び方、
是非じっくり自分と向き合って1歩踏み出していただいて、
いつかご一緒に働けると嬉しいです😊
※この記事は、ライターの意向を考慮しながらセラピスファイトが加筆修正を加えている場合があります。
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