セラピストを辞めたい…そんな時に読んでみてください。
私は、歴14年目のセラピストです。
私自身、ずっと、将来の不安を抱えながら生きてきました。
ですので、『セラピストを続けることの大変さは、身に沁みてわかります。
まず。結論です。
『辞めたいときは、辞めた方がよい。』そう思います。
理由は大きく2つ。
- 嫌々生きていては、もったいない。
- 辞めても戻れる。
1、嫌々生きていては、もったいない。
やりたくない…という否定的な気持ちのまま惰性的に時が流れても、新たな何かを探して、より前向きに肯定的に生きても、同じ時間です。せっかく与えられた時間を無駄使いしては、もったいないです。
2、辞めても戻れる。
変な辞め方さえしなければ、同じお店に戻ることも普通にできます。もちろん、他店でもよいですし。同業界は、どこも常に人手不足です。
結論を先に書いてしまいましたが。
なかなか踏ん切りがつけられないのが、人の常なのだと思います。
実際、『セラピスト業を辞める』以外にも、良い選択がある場合もありますし。
辞めるにしても、上手な辞め方やその先の方向性など〝知っておいた方が良いこと〟もいくつかあります。
具体的な解決のヒントをみていく前に…
まずは『セラピストを辞めたい』その理由を整理しましょう。
セラピストを辞めたい理由
- 体の限界
- 人間関係
- 将来への不安
おそらく、この3つの理由が断トツでしょう。
それでは、セラピストの仕事を辞めたい3つの理由と、その解決のヒントをみていきましょう。
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体がきつい
『きつい』なんて表現では、生ぬるいかもしれませんね。
特に、指や手首などの特定の関節が慢性的に痛む方は、本当に辛いでしょう。
騙し騙し、続けてきたけど「この先どこまでセラピストを続けることができるか…」と、痛みが激しくなるほどに、切に感じることでしょう。
実は、私自身も歴1年前後の頃より、慢性的な手首の腱鞘炎と付き合い続けてきました。
実際に私が、整体師、セラピストとして毎日相当数の施術業務をこなしていた時の、手首の腱鞘炎の対策法をまとめた記事があります。よければ、ご参考ください。
≫ 腱鞘炎・手首の関節痛への具体策〜旧セラピストの4つの悩みの解決法
セラピストの苦悩の代表セラピスト、整体師、エステティシャンの皆さま。今、一人で悩みを抱えて苦しんではいませんか? 腱鞘炎(けんしょうえん)… 人間関係… 年齢(何歳まで)… 整体の独学の方法…[…]
手首だけでなく、施術業では、一般に同じ手技ばかりを繰り返すため、肩や腰、指や手首などの特定の関節に負担がかかり続けるというわけです。
ですので、特定の関節にかかる負担をいかに分散させるか?
が、ポイントになります。
その対策として有効なのが、様々な施術法のお店で働くことです。
具体例として、
- フーレ / 足圧
- タイ古式
- ストレッチ専門店
- オイルマッサージ
上記、4つの手技と、そのお店についてご覧ください。
フーレ / 足圧
まず、フーレとは、「フーレセラピー」と言って、私たち施術者の足を用いて行う施術法のことです。
フーレは、白い足袋上のソックスをはいて、血流を促進させるように、こするようにさするように行うイメージです。
また、足圧。東洋整体など〝竹の棒〟を支えにして、同じように足を用いて行う施術法があります。
こちらは、フーレより、足でしっかりと圧をかけていく効かせていくイメージです。
どちらも、お客様の全身を足だけで行うことができるという、とても魅力的で効果的な施術法です。
指や、手首の痛みにお悩みのセラピストや整体師には、非常にオススメの整体法です。
タイ古式
こちらは、有名ですよね。
足も使いますし、手も使います。特徴としては、身体全身をバランスよく使うことができる施術法です。
『二人で行うヨガ』と言われるほど、施術者にとっても気持ちのよいものなのです。
また、長いコースが多くなるので、短いコースですぐお会計など、雑務に追われる時間が少なるなるため、ゆっくりとした雰囲気の中で働きたいセラピストには、タイ古式のお店はオススメです。
ストレッチ専門店
こちらも有名ですよね。
特に少し前に、ドクターストレッチというお店が非常に注目されましたね。
特に、指の痛みにお悩みのセラピストにはオススメの整体法です。
また、もみほぐしに比べて、関節を痛めづらいです。
一押しポイントとしては、体重を使うもみほぐしに比べて、筋力を使う場面が多いのでストレッチ専門店で働くことで、筋量を増やして、長期的にセラピストを続けるための〝身体づくりのための場〟としても活用できるでしょう。
オイル(アロマ)マッサージ
特に、指が辛い方にはオススメです。
オイルマッサージ(トリートメント)では、母子で持続的に圧をかけるよりは、流すように、ヒジや手首を用いて圧をかけてゆきます。
また、肌と肌が直接触れあうため、ボディケア以上に繊細な流すような撫でるような軽い圧も効果的になってきます。
通常は、アロマ(精油)も合わせて用いるため、アロマの薬効成分や、毎回様々な香りに包まれて働けることも魅力です。
将来的に開業したいと考えている方には、必須技術の1つとも言えるでしょう。
アロマオイルマッサージを行っているお店では、合わせてフェイシャルなども行っている場合がほとんどです。フェイシャルは身体にかかる負担も極めて小さく、しかも高単価です。セラピストにとって、最も夢のある手技の1つでしょう。
『身体がきつい』という方は、施術業が好き、辞めたくないのに…という方なのではないでしょうか。
そして〝いつか開業できたらなぁ…〟との思いがある方も。
そのようなセラピストの方にとって、様々な施術法を身に着けることは、非常に価値があります。
お店によって、スタッフも客層も様々です。
身体の特定の関節にかかる負担の分散と、スキルアップ。一挙両得です。
人間関係が大変
これも当業界のお約束ですね。
でも、本当のエリート企業では、その過酷さから自殺者がでるのですから、職場の辛さというか、人間関係の本質的な厳しさというのは、ある程度、どの仕事にもあるのでしょうが。
では、なぜ、リラクゼーション、整体業界の人間関係が大変なのか。
それは、第一に、みんな将来への不安を抱えているからです。
第二に、個で働く仕事だからです。
では、どのような対処法があるのか?
オススメは、2つです。
- 一つは、掛け持ちで働くこと。
- 二つめは、辞めることです。
掛け持ちで働くことで、嫌な人と会う時間が減ります。
基本的に、人間の相性に理由はありません。
ですので、合わない相手とは、距離を開けることが何よりです。できるだけ、自分の視界から相手を消すようにしてください。
そして、最終的には、辞めることが一番です。
おそらく当記事を読んでくれるような真面目な方は、傲慢で自己中な人が苦手だと思います。
私も真面目タイプなので、よくわかります。
そして、真面目タイプの方は、理屈で考えるはずです。
自分が長くこの店を支えてきた。なのに、後からきた自己中のせいで、自分が辞めるなんて理不尽だと。
たしかに、正論だと思います。
しかし、その正論を超えない限り損するのは自分なのです。
真面目タイプの方は、礼儀や節度で物事を考えがちです。
しかし、その考えを少し改め、〝損得〟で物事を考えることをオススメします。
今のお店に固執して、損するのは自分です。
セラピストとしての成功を目指すのなら、学ばなければいけないことは山ほどあるはずです。
セラピスト成功要素
- 技術力
- インターネットの技術
- 体力トレーニング
- ヨガやピラティスなどのトレーナースキル
- 英語の修得
- お金を貯める
- アロマや美容商材の勉強
いえば、きりがありません。
でも逆にいえば、これらの技術が、今より少しずつでも高まることで、確実に成功へ近づいていきます。
このことは、当たり前のようですが、実は、恵まれているとも言えます。
日本以外の国、昔の日本など、努力の問題(時間の問題)でない国や環境を生きている方は、今も昔も存在します。
ですので『時間をかければ成功できる』それは、ありがたいことだと言えるのです。
たしかに、一日の努力では何も変わりません。
しかし、今日何も成長できなければ、その繰り返しです。
今日一日の中で、セラピスト、整体師としての成長活動に充てられる時間は、意外なほど短いものです。
嫌な相手、自己中な相手に対する悔しさや、オーナーに対する不信感などは、全て成長活動へのエネルギーへと向けてください。
時には脱線しながらも、歯を食いしばって意識をコントロールしましょう☆
人間関係の豆知識
人間関係が割れているとき、賢い人は往々にして中立を保つものです。
そして、多くの場合、それが身の安全にも繋がります。
しかし、本当の最後の最後には、どちらに着くか立場を明確にすること。
そうしなければ、返って身を危うくします。
リラクゼーションや整体では、身に危険が及ぶというのは大げさですが、最終的に自分の立場を明確にした方が、返ってラクになることは事実ですよ。
実体験と以下の本(功名が辻)から学びました。
参照元: 功名が辻 / 司馬遼太郎
将来への不安
不安ですよね。
特に、周りに理解者がいない方はどれだけ辛いか…
ただ、今を乗り切れば、ひょっとしたら私のようにサロンオーナーになれるかもしれないし、私の知り合いのように、自らカリスマ整体師として成功できるかもしれません。
正直、自分がアロマサロンのオーナーになれるなんて、想像できませんでした。
ひとり地道に、極めた技術を提供できる場所がほしい。
長年、典型的な一技術者としてのイメージを強く描いてきたからです。
元々、身体を動かすことが好きで入った業界です。
むしろ、経営的なことは大嫌いでした。
そんな私が、経営的なことができるようになった理由は、大きく3つあります。
- 一度辞めたから
- 実は一番楽だった
- インターネットの時代
一度辞めたから
極短い期間でしたが、わたしも同業界を一度辞めたのです。
- ようやく苦痛から解放される。
- 人並みの生活ができるんだ。
- スーツ着て働くサラリーマン☆
しかし、そこでようやく気が付いたのです。
自分は、マルチ(何でもできるタイプ)な人間ではなかった。
仕事(施術)を楽しいと感じることができる、セラピスト業はやはり天職だった。
ようやく、覚悟が決まったのです。
そして、この世界で生きる以上、開業して成功する以外に道はありません。
まずは、技術を極めよう。
そして、お店を出すため、生きていくために、経営的なことにも自然と意欲的になっていきました。
実は一番楽だった
経営者が一番ラクと言えば、語弊があるでしょう。
しかし、売上を比較されたり、ノルマを課されたりすることは皆無です。
束縛なく、自由に生きることができています。
おそらく、技術者の多くは、私と同じタイプなのでは?と思うのです。
つまり、誰かに指図されるのが苦手なタイプだと。さらに、私は、おそらく人より僅かですが、協調性にも欠けるタイプなのかもしれません…
ちなみに、以前は、
『経営的な仕事=普通の仕事=数字を意識したツマラナイ仕事』だと、経営について負(マイナス)のイメージを持っていました。
でも実際は、
経営とは、何より自由で、身軽で、一番楽な(自分には一番合っている)働き方だったのです。
インターネット時代
経営が楽、と言えるのは、今の時代背景も影響しているかもしれません。
そもそも、私のような資金力のなかった者が、アロマサロンを経営できたのも、インターネット時代のおかげです。
たとえば、ホームページの集客力は費用対効果に直すと凄まじいものがあります。そして、ご覧のようなWEBマガジンも運営することで、広告収入まで得ることができています。
反対に、インターネットの維持費というは微々たるものです。
そして、何より、インターネットの仕事は施術と同じ位、自由で楽しいものでした。
おそらく、多くの技術者の方たちも、同じように感じるのではないでしょうか?
施術とインターネットには共通点があります。それは、ひとり業務ということです。
しかも、ネットは、スタバや電車の中、公園、本当にどこでも自由にできます。
ですが、私もはじめは、インターネットへの抵抗感をとても強く持っていた方です。
それでも、少ない資金でお店を出す以上、ホームページの自己作成は避けては通れない道であり、そのため、インターネットに取り組むことになったのですが…
今では、得意分野になってしまいました。おそらく、施術者の中ではかなり詳しい方かと思います。
副業のすすめ
施術者として不安の中にある方へ。
最も現実的で、最もオススメしたいことの1つに、副業があります。
具体的には、誰もが簡単にできて、
資金がいらず、ひとりでできるネット系の仕事をオススメします。
- サロンを辞めるにせよ
- 掛け持ちするにせよ
- 開業するにせよ
たとえ、どの道に進んだとしても、この先の人生において、必ず役に立つ力となるからです。
体がきつい…
人間関係が大変…
将来が不安…
その全てを軽くしてくれ、視界を一段高いところに引き上げてくれる力がインターネットにはあります。
同時に、そのスキルは全て、実際のサロンでの経営に必要不可欠なものです。
正確に言えば、実際のサロンでの〝成功確率が極めて高まる〟スキルです。
ちなみに、私自身も、『ハーモニーアロマ』を出店するにあたり、まず最初に取り組んだことが、ホームページの作成でした。
2024最新版まったくの〝WEB知識ゼロ〟のセラピスト・整体師・エステティシャンをはじめとする技術者の方が読んだとしても、わかりやすく、即戦力となるような内容になっています。できるだけ、『現状はコレが[…]
結果、サロンは軌道に乗り、今では、このような情報サイトの運営までできるようになりました。
ですので、私は、施術者がネット系にチャレンジすることのメリットをお伝えしたいのです。
まとめ
まずは、少しずつでも行動してみてください。
何かが変わってくるはずです。
でも忘れないでください。
あなたは、すでに、手に職をつけていることを。
いつでも必要とされる技術力を、すでに手にしていることをどうか忘れないでください。
同業界は〝この先もずっと〟あなたの受け皿であり続けます。
今までに、苦労してきたことは無駄ではなかったのです。
このように、『施術者としての経験があるからこそ』様々な情報を〝価値あるもの〟として発信できるのです。
言い換えれば、
ネット系スキルを身につけることができたら、これまで養ってきた技術職の経験を、何十倍、何百倍も価値あるものとして、再利用できるということです。
最適なサポートが選べます気になるお悩みを〝できるだけ早く〟相談したい時は『お電話相談orズームサポート』が最適です。ホームページ作成や動画制作などのスキルを〝しっかり集中的に〟習得したい時などは『対面コンサル』のご相談も承っ[…]
セラピストの苦悩の代表セラピスト、整体師、エステティシャンの皆さま。今、一人で悩みを抱えて苦しんではいませんか? 腱鞘炎(けんしょうえん)… 人間関係… 年齢(何歳まで)… 整体の独学の方法…[…]
開業したい。セラピストなら誰もがそう思いますよね。私も一セラピストとして、他者の開業話ほど、なぜか心が踊り、かってにあれこれ思考し、期待を膨らませ、無性に応援したくなることは他にありません。セラピスト[…]