アロマトリートメントと男性もんだい
女性の方の中には。
- 男性がアロマ~⁉
- 何かイカガワシイ…
と思う方もいますよね。
そこで、今回は。
『アロマトリートメントと男性もんだい』について語りましょう。
私は、男女歓迎のアロマトリートメントサロンを経営しています。
そして。
多くの女性のお客様から。
『男性もアロママッサージ受けるの?』
というお声をいただきます。
実際。
男性のお客様でも、アロママッサージを受ける方は、普通にいらっしゃいます。
- 誠実で、他店へ浮気しづらい特上のお客様。
- 一過性のマイブームで終わるお客様。
- そして、稀に変態の方。
※当サロンで変態行為に及んだ場合は、運転免許証のコピー、監視カメラの映像、車両ナンバーを警察に提出し、出禁となります。
サロンをオープンして半年位は、男性のお客様の割合が高かったですが、ホットペッパービューティーという日本一の予約サイトへ掲載してからは、70%位が女性のお客様となり、男女比が大きく逆転しました。
~ 4つの魅力 ~
- あなたの街の良質サロンが比較一覧できる!
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- 2年分の正確な口コミを見れるから外さない!
- 消せない口コミを書けるので粗雑に扱われない!
とにかく大変便利な予約サイトです。
もし、まだ使ったことがない方がいたら、ぜひオススメいたします。
トリートメントとマッサージ
「アロマトリートメント」と「アロママッサージ」の特別な違いは、通常ありません。
されど、言葉一つとあなどるなかれ。
こと『男性のマッサージもんだい』に関しては、大きな分かれ道となる『言葉尻』だと思われます。
以下、3つの検索キーワードをご覧ください。
インターネットで何かを調べる(検索する)ときに、入力する言葉です。
また、以下にご紹介するような「リンパマッサージ」と「男性」のように、2つの言葉を用いる場合は、複合キーワードと呼ばれたりもします。
- 「リンパマッサージ 男性」
- 「アロママッサージ 男性」
- 「アロマトリートメント 男性」
まずは、3つの検索キーワードが、1ヶ月に何回位検索されているのか?
グーグルアドワーズ(現:Google広告)のキーワードプランナーという機能を使ってみてみましょう。
グーグルアドワーズとは、グーグル(Google)が提供しているクリック課金型の有料広告です。
グーグルアドワーズの主な掲載先は、Googleの検索結果です。
例えば「銀座 マッサージ」でグーグル検索してみます。
赤色の枠で囲まれた部分の→の先に、「広告」という緑の文字があります。
今回「銀座 マッサージ」で検索したら、このように、検索ページの〝一番上〟に2つ表示されました。
その時々により、検索ページの〝一番下〟に表示されることもあります。
グーグルアドワーズは、クリック課金制のため、クリックされなければ料金が発生しません。
他にも、便利な特徴があります。
例えば。
- ターゲットユーザーを選択できる
- 地域、時間帯を決めて広告出稿できる
- 広告内容を常に変更できる
- 費用対効果を計測しやすい
- キーワードプランナーなどが使える
など、使いこなすと大変強力な武器になります。
セラピストやエステティシャン方の中には、地域のお客様の集客に利用されている方も多いでしょう。
2カラム型の通常のホームページで、アドワーズ広告を出しているサロンが多いですが。
1カラムのランディングページ(縦長のページ)で、より強力にお客様心理に迫るための〝キラーページ〟をアドワーズ用に持っておくとよいでしょう。
※もっと簡単に確認できるツールがあるので、そちらをご紹介いたします。
1「リンパマッサージ 男性」
1ケ月、約500回 (100~1,000回)
2「アロママッサージ 男性」
1ケ月、約500回 (100~1,000回)
3「アロマトリートメント 男性」
1ケ月、約50回 (10~100回)
約10倍も差があります。
これは、一体どういうことでしょう?
10倍差がつく理由
単純な理由
「トリートメント」という言葉より
「マッサージ」という言葉の方が馴染み深い。
だから、男女問わず「マッサージ」という言葉で検索をすることが多いため。
大人の理由
1「リンパマッサージ 男性」や、2「アロママッサージ 男性」という検索キーワードは、大人の男性専用のサービス…つまり、ピンク系のアダルトサロンを探すときにも用いられることが多いという事実です。
反対に、3「アロマトリートメント 男性」という検索キーワードを用いて、アダルトサロンを探す方は〝まずいない〟でしょう。
読み解く方法
もちろん。
最大の理由は、単純な理由〝馴染み深さ〟だと思います。
ただ『こと男性もんだい』に関しては、大人の理由も少なからず影響があるのは事実です。
もし、あなたが。
お店の名前やサービスなどの言葉を考える時は。
このような〝具体的な検索データを用いた〟戦略的な言葉選びを実践していただけたらと思います。
とはいえ。
セラピストやエステティシャンという技術職の皆さまの中には、元来ネットが苦手だったり、好きでも取り組む時間がない方が大勢いらっしゃるでしょう。
WEBビジネス講座
そんな皆さまのために!
セラピスファイトでは。
『セラピストとエステティシャンのためのウェブビジネス講座』を開催しております。
- 当サイトのように、全国に自在に情報を発信したり。
- 地域名+サービス名で検索上位表示をさせたり。
セラピストと、エステティシャンの方に〝生涯活かせる〟最強の集客力を身に着けていただくためのウェブビジネス講座です。
※ウェブビジネス講座の次期開催は未定。
誰もが簡単に使えて、強力な武器となる『キーワード選定ツール』については、別記事にてご紹介しますね。
外国人からみた日本のマッサージの不思議
ある、女性アロマセラピストのお話しです。
国際的な繋がりを持つ、聡明な女性セラピストの爽やかな意見をご覧ください。
文化の違い
以前、日本に住む外国人の友人からこんな質問をされました。
『どうして、日本では男性がオイルトリートメントを受けられるお店がないの⁇』
私は説明に困りすぐ返答する事が出来ませんでした。
今でこそ。
少しずつではありますが、日本でも男性もオイルトリートメントが可能なお店が増えて来ましたが。
その当時は、どこも女性限定が当たり前でした。
その事を友人に伝えるととても不思議がっていたのを覚えております。
なぜなら。
海外(欧米)では、男性もオイルトリートメントを日常的に受けるそうです。(もちろん受けられる環境が当たり前にあり、女性が男性へのトリートメントを行います)
男性セラピスト
もう一つ文化の違いを感じたのが。
男性セラピストが、女性へのオイルトリートメントを行うということです。
海外でのエステ経験がある方は驚かれないでしょうが、日本では違和感のある光景ですよね。
男性セラピストの認知度も低いでしょうし、裸の女性へのトリートメントをするという行為自体が、中々日本では受け入れられないのではないでしょうか。
異性に対する意識というのが、国民性により違うのだと改めて実感しました。
誇りに思うこと
すごく誇りに思う事があります。
それは海外に住むセラピストの友人から教えてもらった事なのですが、日本人のセラピストはどの国のセラピストよりも技術力が高くホスピタリティの精神が凄すぎると。
東京オリンピック誘致でも話題になった『おもてなし』の心です。
これぞまさに、我々日本人が生まれ育った中で〝自然と〟身に付けてきた物ではないでしょうか。
私たち日本人の〝おもてなしの心〟や〝勤勉さ〟が海外の方に高く評価していただける事を、大変誇りに思います。
そして、近い将来。
私自身、色々な国の方々と働ける環境に身を置き、文化の違いを直に感じたいと思っています。
考察
実は、当初は。
アロマトリートメントと男性もんだい【外国人からみた日本の不思議】と題して。
〝興味本位な〟内容を〝軽いノリ〟的にまとめられるはず。と書き始めた記事でした。
しかし。
この記事をまとめるにあたり、タイトルを急遽変更しました。
アロマトリートメントと男性もんだい【セラピストの本質とは】とした、その訳は。
彼女の文章の奥にみつかります。
あるセラピストのまなざし
彼女は、当サロン、ハーモニーアロマつくば店のアロマセラピストです。
聡明で、努力家の彼女は、極めて高いリピート率を誇る実力者です。
彼女が、当サロンの10年選手達に囲まれて、なお、光り輝いているのには理由があります。
彼女には高い目標があるのです。
おそらく、皆さんがこの記事を読んでいる頃には、彼女はもう日本にはいないでしょう。
元より『お金のためでなく、海外でマッサージの仕事をするために、少しでも技術を高めたい』と。
モチベーションが違いました。
日本人として海外へ行くからには、恥ずかしくないだけの技術、接客、マナー。
全てにおいて、できる限りを高めていきたい…
まなざしが物語っていました。
その気持ちがあればこそ。
日中は、他のエステサロンで働き、夜は深夜まで当サロンで働くという、ハードなWワークを乗り切れたのだと思います。
セラピストの本質とは
わたしは、この記事をまとめるにあたり、彼女の文章を改めて眺めました。
そして、こう思いました。
怖くないのかな…
瞬間。
何かがわかりました。
そして、とても恥ずかしい気持ちになりました。
私は、セラピストの本質を見失っていたと…
私たちの仕事は、確かに治療行為とは異なります。
でも、だからといって。
ただのサービス業…
利益が何より。安全第一リスクは避ける。
それだけだったでしょうか?
お店が順調なら、それでよい…
今はそうかもしれません。
でも。
極めた技術も遅かれ早かれ衰えます。いつしか体も動かなくなるでしょう。
その時、後悔しませんか?
単なるお金儲けのためだけに、セラピストを選んだのではなかったと。
それなのに、生活のため。リスク回避のため。
セラピストの〝始まり〟と〝終わり〟を忘れていたと。
生活優先。利益優先。
それは、間違っていません。
私も、経営者としての野心はブレずにあります。
ただ、一方で、必ず来るセラピストとしての〝終わり〟に『無自覚でいること』は正解か?
セラピストとしての〝始まり〟は『無価値で幼稚な世間知らず』真実それだけか?
何より、以下の誓いを思い出しました。
ヒポクラテスの誓い(抜粋)
- 純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、わが術を行う。
- いかなる患家を訪れる時もそれはただ病者を益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷の違いを考慮しない。
- 医に関すると否とにかかわらず他人の生活について秘密を守る。
- この誓いを守りつづける限り、私は、いつも医術の実施を楽しみつつ生きてすべての人から尊敬されるであろう。もしこの誓いを破るならばその反対の運命をたまわりたい。
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「ヒポクラテスの誓い」は、今なお医療倫理の根幹を成すものです。
そして、我々セラピストにとっても〝仕事の本質を表す〟普遍的なメッセージとして、とても意味深いものなのです。
もんだい?
「アロマトリートメントと男性もんだい」
つまり、それは。
セラピストとしての『目線の問題』ただそれだけのことでした。
言い換えるなら『セラピストとしての覚悟の問題』とも言えるでしょう。
怖い仕事はしたくない…
メンドウな仕事…
リスキーな仕事はしたくない…
確かに。
でも、そもそも…100%安全な保証付きの施術ってありましたか?
肌トラブル、ヘルニア、骨折、美容室症候群(脳梗塞)、心筋梗塞…実は、どこまでいっても危険と隣り合わせの施術業であることを、我々はつい忘れがちです。
「リラクゼーション」いくら言葉を柔らかくしたところで、刺激を弱くしたところで、最終的にはお客様の体調により、想定外の事態が起こり得るのが施術業です。
運しだい。
一流のセラピストほど、そのことがわかっているはずです。
私の先生が昔こう言っていました。
「施術は、車の運転と同じ」
自分にできることは、常にベストな運転を心がけることだけだと。
結果、巻き込まれる可能性までは消し去れないことは、常に覚悟していると。
「人知を尽くして天命を待つ」
ときに、覚悟。思い出しましょう。
最後に
いやはや。
「アロマトリートメントと男性もんだい」…まさか、こんなに壮大な結びとなるとは想定外でした。
医に通ずる仕事。
やはり、どこまでいっても、医の側面に触れるものです。
「アロマトリートメントと男性もんだい」
それは、案外。
壮大なところにたどり着く問題でした。