垂直圧の本当の意味
今回は、垂直圧の意味について考えてみたいと思います。
初級セラピストや、整体師の方が、必ず教わることの1つに、「圧を垂直に入れる」ということがあります。ちなみに、もう一つの定番は、「体重圧」ですよね。
今回、垂直圧をテーマにしたのは、今私が施術を教えている方に、調度、歴3ヶ月位の初級セラピストの方がいて、その方に、足腰からの体重移動の必要性を伝えたら、「でも私が習ったのは、垂直圧だから~」と言われてしまい、改めて、垂直圧について考えたことがきっかけです。
たぶん、特に初級セラピストの方には、理解していただけると、急速に成長が早まる内容だと思いますよ!
5つのホント
では、垂直圧の意味について、5つの段階にわけて深堀していきましょう!
- 垂直に押す意味とは?
- 何に対して垂直か?
- 真に狙っている組織とは?
- 筋肉、コリの形とは?
- 球状のキャッチのコツとは?
の順にみていくとわかりやすいと思います。
1:垂直に押す意味
最も狙った組織に深く届く、心地よい響きが得られるから。
2:何に対して垂直か
狙った組織に対して。首肩の付け根はカーブしている。
3:真に狙っている組織
表面の皮膚や脂肪ではなく、その下にある、筋肉、コリである。
4:筋肉、コリの形
筋繊維の束、、円状のツツ、球状ともいえる感覚である。いずれにせよ、人体に直線はない。
5:球状のキャッチのコツ
手押しでなく、身体で押す、体重で、足腰から掴む感覚。
応用編
垂直圧、圧の直進性、狙った組織を、イメージ通りに身体で掴む感覚。
この基本を徹底して、身体に染み込ませることが何より大切です。
基本の理解を早め、深める上でも、応用的な手法にも簡単に触れておきましょう!
- 表層や中間層の組織をよけながら、深部の組織を掴む
- 応用編として、あえて組織をスライドさせたりする手法もある
まとめ
いかがでしたか?
当記事が、少しでも、初級セラピストの方や整体を始めたばかりの方の理解を助け、成長を早めるきっかけになれば、とても嬉しいです。
また皆さまに、お役だていただけそうな何かをみつけておきますね!