「なんで整体師になろうと思ったんですか?」
1ヶ月に1回は、必ず聞かれるこの質問…。
「身体を動かすことが好きだからです。」
と、正直に答えてきた私。
しかし、決まって、会話が止まります。
なぜ?
今日は、このことについて、整体セラピストになって15年、初めて整理してみました。
なぜ止まる?
そもそも、自分で聞いておいて、なぜ止まるのでしょう?
ましてや、聞かれてる私(男性セラピスト)からしたら、あまり気持ちのよい質問ではありません。
今さら、あなたに面接される筋合いはないです…。
15年、ずっとそう感じてきましたが、やはり、バカ正直に答え続けてきました。
「何で整体師になろうと思ったのですか?」
「自分が、この仕事を選んだのは、身体を動かすことが好きだからです。」
でもなぜ?
決まって、そこで会話が一瞬止まります。
失礼な面接官ですよね(^^ゞ
ともあれ、今回。
そのことについて、知人の女性セラピストに初めて聞いてみました。
「あ~止まるのわかる気がする。なんでかな…、身体を動かすことが好きだから?って感じるかな」
つまり、なんか理由に納得できない…というのです。
なるほど、私が感じていた違和感の正体は、どうやらこれのようですね。
求めていた答えと違う
人が何かを質問するとき。
実は、ある程度、求める答えが決まっていることが通常ではないでしょうか。
そう考えてみると、今回の問題が見えてきます。
知人の女性セラピストいわく、こういいます。
きっと、お客様が求めていた答えと違うんじゃないかな…と。
なら、例えば、
「身体一つで不調を取り除けるようになりたかったから」
「心と体に向き合えることに、やりがいを感じたから」
「一流の整体技術を極めたかったから」
と言ったらどうですか?と聞くと
それですよ!それなら、きっと答えやすいと思う、と言うのです。
なるほど、言われてみたら確かに私も納得です。
つまり、質問したお客様自身が求めていた答えと、あまりに違う角度から、私が回答を飛ばしてしまっていたことが原因みたいです。
正解は?
求めていた答えと違ったから。
だから、お客様はフリーズしていたのですね。
それがわかっただけでも、収穫でした。
ですので、これからは、先ほどのような模範的な回答を試してみたいと思います。
ただ、もっと、素敵か回答はないものか…。
少し考えてみました。
「何で整体師になろうと思ったのですか?」
「自由…ですかね。」
これならどうでしょう?
知人の女性セラピストに聞いてみました。
「面白い…想像が膨らむ!」
と、一番上がった反応をしてくれました。
自由という言葉は、色々な意味があるだけ、お客様の好きなように解釈できるはずです。
しかも、ありきたりな模範解答より、お客様の体と心まで〝ホッと〟緩ませるような、そんな回答ではないでしょうか。
まとめ
「何で整体師になろうと思ったのですか?」
「そうですね、自由…ですかね。」
ちょっと試してみるのが楽しみになる、そんな答えをみつけました。
この回答に対する、実際のお客様の反応についても、またいつかお伝えできればと思います。
皆さまも色々試してみてくださいね!
それでは、また(^^)/