ディフューザーの種類が多すぎる件とアロマの話

10種類以上!?ディフューザーの種類が多すぎる件とアロマの話

ディフューザーの種類が多すぎる件とアロマの話

アロマを日常に取り入れ、楽しまれている方が増えてきました。

香りは、一瞬で幸福感を演出してくれるスグレモノです。

生活空間ごとに手軽に香りを楽しめたら、毎日の生活が豊かになりますよね。

そこで今回は、香りを楽しむために必要なアイテム、ディフューザーについてお伝えします。

これからアロマを楽しまれる方にも、参考にしていただけると幸いです☆

ディフューザーにも種類はいろいろ

「ディフューザー」と一言でいっても、種類は様々です。演出したい空間ごとに、適したディフューザーを選びたいですよね。

リードディフューザーや、超音波式ディフューザー、ネブライザー式ディフューザー、車用のソケット式ディフューザー、USBタイプディフューザー、他にも、アロマストーンや、アロマネックレス、アロマキャンドル、アロマワックスバーなどなど…、自分に合ったものを見つけるのも楽しいかと思います。

リード(スティック)ディフューザー

手軽に使えるアロマディフューザーとして、リード(スティック)ディフューザーがあります。

リードとは、スティック(メーカーによっても違いますが、葦や、籐、木や枝、造花など)をアロマオイルの入った瓶に挿して置いておくだけで、アロマがスティックを伝いお部屋に香りが広がるというものです。

リードディフューザーは電気を使わず、置いておくだけでよく、ビジュアルの楽しさもあるので、玄関や、お手洗いなど、見た目の演出をしたい場所にもオススメです。

手作りの好きな方には簡単に作れるものでもあるので、自分だけの手作りアロマディフューザーを楽しまれてもいいかと思います。

レシピ

  • リード
    (葦や籐、木の枝など、お好きなもの。リードというスティックもネットなどで販売されています。)
  • 好きな瓶
    (倒れにくいもの、100円ショップでも購入できます)
  • 無水エタノール30ml
    (ドラックストアで購入できます。一つあるとルームスプレー作りやお掃除にも使えます)
  • お好きなアロマオイル3ml
    (一般的にオイルの1滴は0.05mlといわれているので60滴を目安に垂らします。使用するオイルによって香りの強さも違うので、お好みで調整してください)

好きなオイルを混ぜて、自分だけの香りを楽しんでください。

作り方

  1. 瓶にエタノールとアロマオイルを入れて
  2. リードを挿せば出来上がり★

材料を揃えてしまえば何度でも作れるので、お好きな人はお試しください。

アロマストーン

手軽に楽しめるアロマアイテムとして『アロマストーン』もあります。

形は、葉っぱの形やお花の形、シンプルな丸い石などなど…いろいろとありますが、石膏(せっこう)でできたこれらの石に、好きなアロマオイルを垂らして楽しみます。

大きさも〝手のひらサイズ〟ですので、洗面所やメイク台、玄関やお手洗い、テーブルの上など、どこへでも置くことができます。持ち歩くことも簡単です。

紐をつけてぶら下げることもできるので、クローゼットのサシェにもなりますし、アロマオイルは忌避効果(虫を寄せ付けない)があるので天然の優しい防虫剤にもなります。

虫よけアロマ

虫除けの効果があるといわれているアロマオイルを4つご紹介します。

  1. シトロネラ
  2. レモンユーカリ
  3. レモングラス
  4. ゼラニウム

シトロネラ
(蚊や虫の嫌うシトロネラールやシトロネロールを多く含む。甘さとレモンの混ざった爽やかな香り)

レモンユーカリ
(トロネロールを多く含む。レモンのような爽やかな香り)
※同じ”ユーカリ”でも「ユーカリ・グロブルス」「ユーカリ・ラディアタ」は成分が異なるため、蚊に対する虫除け効果は期待できません。

レモングラス
(昆虫忌避作用のある、シトラールという成分が70%以上含まれるため、虫除けに効果的。レモンよりも強いシトラス系の香り)

ゼラニウム
(シトロネロールが25%~40%ほど含まれる。バラのような香りの中にハーブっぽさの混じったグリーンフローラルな香り。痛みや炎症を抑える働きもあるので刺された後にも役立ちます)

電気を使ったディフューザー

広いお部屋の空間を演出するのに適しているのが、電気を使ったディフューザーです。

このディフューザーの良いところは、時間を設定できたり、光るものなら間接照明として楽しむこともできるいうところです。

超音波式ディフューザー

よく知られているもので、超音波式ディフューザーがあります。

専用のタンクに、水とアロマオイルを入れて、ディフューザーの電源スイッチをONにすると、専用タンクの下にある超音波端子が高速で振動します。

水と混ざり合ったアロマは、振動によりミスト状態になり、空気中に拡散されていきます。加湿器にアロマオイルを加えるものもありますが、加湿器は熱が加えられた蒸気です。

天然のエッセンシャルオイルは、熱が加わると植物オイルの良い部分が壊れてしまいます。超音波式は熱を加えずにアロマオイルを拡散するので、植物の天然成分を壊さず香りを楽しむことができます。

好きなアロマオイルを混ぜあわせて、好みの香りを楽しめるのも良いところです☆

数年前に広まった、認知症を予防、改善すると人気のアロマブレンドも、このタイプだと楽に試すことができます。

認知症予防・改善ブレンド
(脳を活性化するアロマブレンド)
  • 朝:ローズマリー2対レモン1の割合
    ローズマリー(記憶力を高めたり、集中力を高めてくれるといわれている)
    レモン(柑橘のさっぱりとした香り。気分のリフレッシュに)
  • 夜:ラベンダー2対スイートオレンジ1の割合
    ラベンダー(安眠を促したり、心を穏やかにするリラックス感を期待できる)
    スイートオレンジ(やや甘めの柑橘系の香りは緊張を和らげてくれるといわれている)

これらのオイルを午前、午後とで2時間以上ディフューズすることで〝脳への効果がある〟といわれています。

※認知症予防、改善ブレンド(脳を活性化するアロマブレンド)に使用するアロマオイルは、天然成分100%の植物オイルでなくては効果は見込めません。瓶の裏側に、「エッセンシャルオイル」や、「精油」と記載されているものをお使いください。低価格のものもありますが、質の良いオイルの場合、ある程度価格は上がるものです。脳への作用を期待するときには上質なものをお使いになることをお勧めします。

超音波式ディフューザーで気を付けたいのは、吹き出し口から出るミストの粒子の大きさです。

粒子が大きいと、ディフューザーの周りが濡れてしまい、カビの原因になることがあります。

価格の低いものは粒子の大きいものが多いので、できるのであれば、確認して選びたいですね。

タンクに入れる水の量がが少なく、数時間ディフューズ出来るものは、粒子の細かいものが多いかと思います。水の量が多いものは、タンク自体が雑菌が繁殖しやすいので、使用後はしっかり水を乾かして汚れをふき取るなど、マメなお手入れが必要になります。

ネブライザー式ディフューザー

お手入れをするのが苦手な方には、ネブライザー式ディフューザーというものもあります。

ネブライザー式というのは、アロマオイルを瓶(びん)のままディフューザーにセットし、薄めずにそのままアロマオイルを微粒子にして、ミストのようにお部屋に香りを広げるものです。

水の手入れもしなくていいので、家族にアレルギー体質の方や、ぜんそくの方など、特に雑菌に注意したい方にはお勧めかと思います。

アロマを頻繁に変える必要もないので、手軽がいい!!洗うのとかめんどくさい!!というか方にはいいと思います。

ものによっては、香りの広がりの弱いものもあるので、卓上やお手洗いなど狭い空間で利用されるのがオススメです。

欠点としては、アロマオイルをそのまま使うので、目詰まりをしやすいという点です。ですが、超音波式のお水を使うディフューザーに比べるとお手入れは少なく済むので、めんどくさがりさんでも安心して使えます。

車用のディフューザー

他にも、空間を演出するアイテムとして、車用のディフューザーがあります。

アロマオイルを染み込ませたものを送風孔に設置して、吹き出す風に香りを乗せて楽しむものや、ソケットに差し込んで電気の力で香らせるタイプのものもあります。

長時間の運転は眠気を感じることもありますので、眠気覚ましに、ミント系のオイルやレモンなどの柑橘系、ユーカリやジュニパーなど、眠気を覚ますだけではなく、集中力を高めてやる気を促してくれるようなアロマオイルを使うのもオススメです。

リラックスを促してくれるオイルも良いですが、眠くならない香りを選んでくださいね!

USBタイプのディフューザー

USBタイプのディフューザーもあります。パソコン作業の多い方には、良い香りに包まれながらパソコン作業を進められるので、ストレスの解消に良いかと思います。

集中力の上がるオイルを使うとよいでしょう。

その他

他にも、電気を使わずに楽しめるアロマディフューザーとして、出かけ先でも香りを楽しみながら過ごせる、アロマネックレスやブレスレットもあります。

ロケットのような形になっていて、中に入っているコットンに香りをしみこませるものや、小さな瓶の形になっていてオイルを注入して使うものや、ペンダントトップがアロマストーンになっていてオイルを染み込ませて使うものやいろいろあります。

デザインも上品なものからポップなもの、自然派の素朴なものとお好みのものが選べると思います。

香りの苦手な方が周りにいるときや、ペットを飼っている方でアロマオイルを楽しみたい方には、自分だけで香りをたのしむことができるので、お勧めのアイテムです。

他にも、優しく香りをディフューズするアイテムとして、キャンドルやアロマワックスバー、ジェルビーズなどがあります。

  • アロマワックスバー
    火を使わないキャンドルとして人気があります。ドライフルーツやドライフラワーなどで飾られていて、置いておくだけで優雅な雰囲気の演出をしてくれます。プレゼントにも喜ばれるアイテム★
  • ジェルビーズ
    消臭ビーズなどに使われているプルプルのビーズに、香りを垂らして使います。

アロマワックスバーの作り方

最後に、簡単にできるアロマワックスバーのレシピをご紹介いたします。

レシピ

材料(1個分)

  • ソイワックス(大豆からとれる乳白色のワックスです)20g
  • 蜜蝋20g
  • ドライフラワー(お好みのもの)
  • アロマオイル(お好みのもの)
  • リボン
  • (専用の型もありますが、100円ショップ等で購入できるお菓子の型などでもOK。100円ショップの紙製の小さなパウンドケーキ型は使い捨てできて型からはずしやすいのでオススメです)
  • ストロー

手順

  1. ソイワックス、蜜蝋を湯煎にかける
  2. 溶けたらアロマオイルを好みで数滴(ほのかに香る)~10滴程(しっかり香る)混ぜる
  3. 型に流し入れる
  4. ドライフラワーを飾る(手早くドライフラワーを配置しましょう。すぐ固まります。あらかじめデザインを考えておくとスムーズです)
  5. 蝋(ろう)がやわらかいうちに紐を通す部分の穴をあけます。穴をあけたい場所にストローを挿します。(淵に近すぎると折れてしまうこともあるので1㎝程は間をあけたほうがいいです。)
  6. 蝋が冷えてしっかり固まったら型からはずし、穴を空けた部分にお好きなリボンを通し結びます。

作ったばかりは柔らかく折れやすいこともあるので、一日おいからサシェとして使うなどしてみてください。

まとめ

ディフューザーといっても、本当にさまざまな種類があります。

ご自分の生活環境に合わせた、お好みのものをみつけてみてくださいね☆

>手技や解剖の独学・新メニュー開発のヒント『セラピスファイトYouTube』

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