私はタイ古式マッサージを始めて10年目に入るセラピストです。
一番初めに働いた職種は全く違う職種だったんですが、タイ古式マッサージを私自身初めて受けて、心惹かれてからあっという間に10年経っていました。
タイ人がオーナーのお店で5、6年程働き、今は違う場所で働いているのですが、今でも前のタイ人オーナーさんと連絡を取っていて、人が足りない時はスタッフとして呼ばれたり、ただ遊びに行ったりもしています。
今でもお店の人たちと交流があり、家族のように思っているのですが、最初はタイ人の方達と働いて戸惑う事も多くありました。
国が違うので生活スタイルが違えば働き方も違い、どう言ったら伝わるのかな?私が間違っているの?など、戸惑いも多々ありました。
そんな私の経験から特に大変だった!と思ったことをまとめてみました。
タイ人セラピストと一緒に働いてみて大変だったこと3選
- 時間にルーズ
- マイペース
- 言語の苦労
①時間にルーズ〜予約に遅れても割りと普通
タイ人に関わらず海外の人は時間にルーズな人が多いと聞いていましたが、ルーズでした。
もちろん人によるんですが、
- 今日出勤なのに来ない。
- 電話に出ない。
- 予約が入っているのに遅れて来る。
など他のスタッフがヒヤヒヤすることも多々あり心臓に悪かったです。
遅れてきた本人は至って普通。当たり前のような感覚でした。
スタッフだけに迷惑がかかるのはまだいいのですが、お客さまに迷惑がかかるのは大変でした。スタッフがカバー出来るところはカバーしてどうにか乗り越える!というスタンスで乗り切っていました。
スタッフの中には、氏名の予約が入っているのに急に「卵買ってくる!」と言って時間までに間に合わず遅刻をするということもあり、もう笑うしかなかったです。
②マイペース〜仕事中でもビール
基本自由です。
仕事と仕事でない時の差があまりなく、お客さまがいなくて暇な時、仕事中でもビールを飲み始めます。
仕事放棄。そして今日は仕事終わり!と言って宴会が始まります。
仕事中にビールを飲み始める職場がなかったので脳内パニックです。
お酒を飲み始めたら仕事にならないので私が締め作業等やらなければいけなかったのが少し辛かったです。
あとはよろしくね〜の言葉に若干イラッとしていました。それがほぼ毎日続いた日は結構辛かったです。
辛かったんですが、もうどうにでもなってくれ〜感のほうが強かったかもしれません。
勉強と観光を兼ねてタイに行った時、お店の従業員さんはラーメンを食べていたり、昼間からビールを飲んでいる人が多く、お国柄なんだなと知りました。
③言語の苦労〜日本人スタッフに負担が集中
言語は難しいな〜と実感しました。
スタッフ同士は大丈夫なんですが、ご案内やお会計の時、上手く言葉が伝わらずお互いに困っている場面もありました。
日本人スタッフがいる時は助けにいったりするんですが、手が空いていない時は助けに行けないので少し心配でした。
来てくださるお客さまは良い方が多かったので、言葉でイライラするようなことはなく、逆に笑ってくれる方や一生懸命話を聞こうとしてくれる方が多かったので助かりました。
一緒に働いているスタッフ(タイ人の方達)がお客さまに一生懸命伝えよう!という気持ちが強かったのもあるかもしれないです。
一生懸命伝えよう!と思ってくれている時はいいのですが、その気持が全くなくなった時、日本人スタッフに仕事が舞い降りてくるんです。
私も接客しているのに、「日本語うまく喋れないからお会計よろしく!」と言って休憩に入るタイ人スタッフ。
休憩室からは笑い声が聞こえてきて、私はお客さまの相手をして休憩する時間もないまま次のマッサージに入る。というような事が毎日続いた時はもう無理でした。
プチぎれです。
言語を理由に面倒くさい事は投げてくる事が結構大変でした。
電話での予約となるとなおさら!
言語の壁は確かに大変なのは分かるんですが、電話が鳴って、私がいる時はほぼ私が対応します。
- リピーターのお客さまに対応している時も私に来ます。
- ご飯を食べている時も私です。
- 私が何をしていようが目に入ったら私に来ます。
恐怖です笑
受付も自分たちで対応していたので、全員スタッフがマッサージに入った時はスタッフが電話を持ち、電話が鳴ったら対応する形だったんですが、電話番はほぼ私、出勤の時は私で留守番にしてくれないかな?と思うくらいでした。
言語の壁は確かに大変だし、言葉が上手く伝わらなかった時へこんだり、緊張するのも分かるんですが、あまりにも任されすぎて大変でした。
話すことでスッキリしよう
国が違うとこうも違うのか!とびっくりしました。
もちろん人によるとは思うんですが慣れるまでは大変でした。
最初は我慢していたんですが限界はあります。
タイ人からしても日本人と一緒に働いていて大変な所はあると思います。
なのでちゃんと言葉にして伝え、お互い納得のいく方法を探していくことはお互いにとって大切なことなんだ、と知れました。
ちゃんと言葉にしてお互い理解しあえてからは楽になりました。
話してもなかなか分かってもらえなかったり、同じことの繰り返しもあって悶々とすることもあったんですが、同じ職場の日本人スタッフや、私の周りでタイ人と一緒に働いているセラピストさんがいるので、時間のある時話をしては笑ってました。
話を共有出来る仲間や話を出来る友達がいることはとても心強く救われました。話をする事ですっきりするのでオススメです。