私はタイ古式マッサージを主にやっているので、マットを使った施術です。タイ古式以外の施術もメニューにあったので、オイルマッサージやリンパマッサージもあったんですが、オイルマッサージ等の施術もマットでした。
はじめからマットでの施術だったのでなんの違和感もなかったのですが、長年マットでの施術で腰に歪みが出てしまいました。
私の場合は、もともと側弯症持ちも関係していたみたいなんですが、身体の使い方も歪んだの反り腰で、「マットでの施術は向いていない!」とセラピストの先輩に笑顔で言われました。
私は衝撃というかショックだったんですが、なぜが先輩は嬉しそうに話すんで、ホラーでした。
先輩が「ベッドにしたら腰の負担が減って私にはいいと思う」と言ってくれたんで、それからベッドでの施術も考えるようになりました。セラピストも身体資本ですしね。
そこでベッドとマットのメリットを私なりにまとめてみました。
ベッドでの施術の場合
- 腰が楽なこと。
- 高さの調節が出来る。
①腰が楽なこと。
腰が楽なこと。ちゃんと両足で立てるので重心が安定して腰の負担は少なく感じます。
マットでの施術だと膝をついての施術が多く、タイ古式の場合は特に膝立ちが多いので重心のかけ方を間違えると膝への負担が大きいんです。
また、移動するときも立ったりかがんだりの動作も無いので楽です。
②高さの調節が出来るのもポイントでした。
高さの調節が出来るのもポイントでした。
私は身長が平均より小さいのでベッドが大きいと力も入りにくく自分の身体に変に力が入ってしまい逆に疲れてしまうんですが、高さが調節出来る事で力が入りやすくマッサージしやすかったです。
指圧の時に肘を使うことがあるんですが、肘での圧はとてもかけやすかったです。
マットでの施術の場合
- ストレッチがやりやすい。
- 移動がスムーズ。
①ストレッチがやりやすい。
ストレッチがやりやすい。
タイ古式マッサージは特にストレッチが多いのでベッドでの施術だと横の幅が足りず、やりたいストレッチの技が出来ないものが多くありました。
ベッドに登らないと上手くストレッチが効かないのもあり不便さを感じました。
②移動がスムーズ。
移動がスムーズ。タイ古式マッサージはストレッチと指圧の多い手技です。ゆったりとしたリズムで流れるようにマッサージをしていくので、手を話している時間は短くしています。
そうなると、ベットでの施術ではベットが大きいので移動する時も大変で、一個一個の動作になってしまいうまくいきませんでした。
タイ古式マッサージをするならば、私はマットでの施術をオススメ!
2つのメリットを書きましたが、タイ古式マッサージをするならば私はマットでの施術をオススメします!
タイ古式マッサージは「二人でやるヨガ」とも言われていて、施術する人も気持ちのいいマッサージなんです。
なので、ベットでの施術だと一方通行のストレッチになり二人でのストレッチが出来ず終わってしまいます。ベットの上に乗ってストレッチをしたとしても横の幅に限りがあるので、施術者が落ちてしまう危険性もありストレッチの手技も限られていきます。
落ちるかも!という恐怖が頭をよぎりマッサージに集中できない場面もありました。
身体のことを考えると腰への負担が少ないのがベットだと思います。
ですが、
マットでの施術でもちゃんとお腹に力を入れ、手元を見ず頭は前を向いて重心を使って力を入れる。その事を頭にいれながら施術をすれば身体への負担はないと感じました。
タイ古式マッサージは手への負担は少ない
タイ古式マッサージは手だけではなく、肘・膝・足を使って押圧していくので、手への負担は少ないです。
肘でマッサージする時はベットの方が腰への負担は少ないですが、マットはマットならではの肘の使い方があり、工夫すると腰や肩にかかる負担は少なくなります。
もう一つ、指圧をかける際に腕の力ではなく、自分の体重を手にかけていくので変に力がいらないんです。
頭は前を向いて背筋は真っ直ぐ。自分の体重をかけてマッサージをする。
その事を頭に入れマッサージをすると身体は楽で、施術の姿も凄く綺麗なんです。見ているとヨガをやっているようにも見えます。綺麗な姿勢での施術者を見るとかっこよく惚れ惚れしてしまいます。
人にもよる。一番は一度両方試して!
人によって色々な意見もあると思うし、施術者の身体によってもベットかマットかで変わると思います。なので一度両方試してみることをオススメします。
マッサージで何よりも大事なのは“身体”だと思うので、自分の身体に違和感を覚えた時、まだ大丈夫!等と見てみぬふりせず、ベストな状態をその都度見つけてください。