タイ人の魅力〜タイ古式マッサージ店でセラピストとして一緒に働いてみて

私は10年程前にタイ古式マッサージに出会い、タイ古式マッサージの虜になり、それからタイマッサージの勉強をして、東京で日本人がオーナーのタイマッサージ店で1年ほど働いていました。

家庭の事情もあり地元に帰らないといけなくなり、地元にあるタイ人がオーナーのタイ古式マッサージのお店で5. 6年程、タイ人の方達と一緒に働いていました。

お店は日本人2人にタイ人が5人と、タイ人の多い職場だったので、日本にいながら海外にいるような、新鮮な感覚でした。

国が違うので生活も食べ物も違い仕事の仕方も違いました。日本人としか働いたことがなかったので新鮮でした

一緒にタイ人と働いてみて素敵!その働き方がいいな〜と思ったことやクスッと笑ってしまうような事もありました。

ここでは、タイ人と一緒に働いて印象に残った、タイ人の魅力を紹介したいと思います。

タイ人の魅力〜セラピストとして一緒に働いてみて

  1. とにかく明るい
  2. なんとかなる!
  3. 時間の使い方
  4. 集客への思い

①とにかく明るい

本当に明るいです。笑っている時の記憶しかないぐらい笑ってました。

暗い雰囲気の時もあるんですけど数分たつと笑い声が聞こえてくるんです。前を向いて頑張ろう!と前だけ見ている感じです。

なので一緒に働いていると、私も前向きになれてポジティブな時の方が多くなっていました。

その明るさはスタッフだけでなくお客さまにも伝わっていて、マッサージを受けて身体がリラックスするのはもちろん、心も明るく笑顔になって帰っていくお客さまが多かったです。たまにお話だけしに来る人もいたくらい。

②なんとかなる!“マイペンライ”

タイ語に“マイペンライ”という言葉があって、意味が“なんとかなる” “大丈夫” “気にしないで”等の意味なんですが、仕事でミスがあった時、やってしまった!と落ち込むんですが、その時必ず“マイペンライマイペンライ“と声をかけてくれるんです。

日本の言葉だと“ドンマイ”に似てますかね?フォローしてくれる言葉と私は捉えていて、タイでは日常的に使われている言葉です。
挨拶と同じなんじゃないかと思うくらい聞こえてくるし言ってくれます。

私はその言葉が好きで結構救われました。ミスした時は皆で助け合えばいい!ミスしても死にはしない!大げさに言うとそんな感じで、皆気にしないんです。

その雰囲気が私の救いになっていたし、私自身も気にしなくなって次に繋げればいいと言う気持ちになっていました。

③時間の使い方

日本人に比べて時間にルーズなイメージで、基本ゆっくりです。

日本人は時間にきっちりしているのもあって、動きが凄く早く感じて、見ているだけで私は疲れてしまう時があるんですが、日本人は仕事をしている時は常に仕事モードで頭をフル回転しているイメージです。

タイ人はある程度力を抜いていて、抜ける時は抜いて、お客さまが入った時は集中する。そんな感じなので、お客さまが入っていない間、寝たり、映画を観たり、自分のリラックス出来る時間を各々過ごしていて、その分お客さまが入った時はしっかり仕事をする。
その集中力が凄いと思っていました。

私は最初慣れず、自由時間に練習したりどうやったらお客さまが来るか考えたり。常に頭を動かしていました。
日本人だけのお店の時もそういう風に過ごしていたので、それが普通になっていたんです。

しかし、拘束時間が長い分やっぱり何処かで疲れが出てしまい、いいコンディションでマッサージ出来ない時がありました。

自由時間のとき、眠かったら15分程寝る等、今の自分の身体にあった時間の過ごし方をしたらマッサージの時の集中力が良く、いいマッサージが出来たんです。
お客さまを待つ待機時間も意外に体力を使うのでOFFになる時はしっかり自分の身体、脳を休める事の大切さを知りました。

ONとOFFの出来る環境である事は有り難いです。

④集客への思い

日本のシステムに慣れていないこともあると思うんですが、基本宣伝やネットを使っての集客はしていませんでした。

使い方が分からないから使わないと言っていて、使ったとしても集客方法は一つでいいと言っていました。理由は色々やっても疲れるから!と言っていて、その言葉に私は笑ってしまったんですが、腕が良ければ口コミで広がるから大丈夫と言っていました。

暇な日が続くと心配になって、やっぱりなにかしたほうがいいんではないか、と思うこともあったんですが、リピーターさんから教えてもらって来たと言うお客さまも増え、お客さまが全く来ない日はありませんでした。

私が日本人と一緒に働いていた時は集客はとても大事にしていて、ネットでの予約など色々な形で集客していました。

やっただけ成果は出るし、やり方さえ分かればネット予約は簡単なのですが、人が人を連れてきてくれる事はマッサージの技術はもちろん、お店の雰囲気、スタッフの対応等、色々な要素があって紹介をしてくれると思うので、紹介でお客さまが増えるのは嬉しい事だと実感しました。

ネットもいいですが、ネットだけに頼らないやり方が私はいいなと感じました。

タイの方と働いてみて、一番感じたこと

一緒にタイ人と働いてみて、一番感じたことは人の輪、人を大切にする国なんだなと感じました。

微笑みの国とも言われていますが、その通りだなと思いました。

また結構マイペースなので、時間の流れが日本に比べたらゆるく感じる事もありますが、時間にあまり縛られず、時の流れに身を任せている感じが、仕事をしている中で私には居心地が良かったです。

 

まとめ

日本人との働き方で違うなと思うことを書き出してみましたが、日本人凄い!と思うことも多くあって、違う国の人と働くことは沢山の発見があって面白いです。

皆さんも違う国の人と働く事がある際は、色々な事を発見してみてくださいね。

 

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