現役女性セラピストより
知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまう一言を発してしまい、後悔したことはありあせんか?
ましてや、セラピストなら絶対避けたいところですよね。
特に女性は細かいところにまで気が付く方が多く、注意が必要です。それまでどんなに良い雰囲気で、施術も心地よく提供できていたとしても、言葉のキャッチボールでデットボールを投げてしまったとしたら、再度足を運んでくれることはないかもしれません。
お客様に気持ち良くすごしてもらうために、あえて、うっかり言ってしまうと相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまうようなNGワードを6つピックアップしてみました。
今後の接客の際にお役にたてれば嬉しいです!
女性のお客様に“特に気をつけたい”6つの言葉
1:疲れてませんか?
直球ですね!直球のデットボールです!
まず女性に見た目でテンションの下がるような言葉をかけるのは、相手が気にしてしまいます。実際疲れているように見えたとしても、友達や家族や信頼関係のある方に言われるのであれば、気さくに話せますが、まったくの他人に疲れてませんか?と聞かれるのはいい気持ちはしません。
顔色が悪いのかな?とか目の下にクマでもあるのかしらとか。お化粧失敗したかしらとか、相手に余計な心配をさせるような言葉をかけるのはNGかと思います。
お客様の様子をうかがうときは、こちらから見た目を指摘するよりは、体調はいかがですか、気になる部分はありますかなど、相手から、私疲れています。ここが凝ってますと話してくれるような受け身の言葉かけをするのがお勧めです。
2:凄い歪んでいるんですよね・アゴがシャクレているんです
ときどきこのようにお話しされるお客様がいます。実際、確かにそうだったり、そうでもないのでは?という方もいます。
そうでもない方は、美意識の高い、きれいな方だったりもします。自分では、鏡で見た自分が誇張されてみえてしまうのでしょうか。
実際そのとおりなお客様の場合、「私から見るとわかりませんが、ご自分では気になるのですね」などと、お茶を濁します。決してはっきり言いません。というよりは言えないですよね。
自分から言ってきても、そうですよねなんて応えたら、怒って帰ってしまうことも考えられますので、気をつけたほうがいいと思います。
3:太っちゃって~
元は随分と華奢だったんですね!どこにお肉がついてるんですか!?全然わかりませんよ!
とかなり盛って応えます。認めて話に乗っかるよりも、安全で相手も心地良くなるかと思います。
だいたいどのくらいの期間で何キロ太ったと話されますが、とにかく受け身で乗り切ることです。
4:決めつけ
以前、相当童顔の方がいらっしゃいました。お話しをしていて、とても若々しくもあったので、学生さんだろうと思い込み、自分よりもずっと年下の方だと思ってお話ししていると、実は社会人で、自分よりも年上の方でした。
それまで、スムーズに話をしていたのに、若い方扱いして話をしたとたん、表情が固くなってしまったことがありました。その方は、童顔で、未成年に間違われることが、何度もあったようで、勝手な思い込みで話をしてしまい、申し訳なく思った記憶があります。謝りはしましたが、それからは微妙な空気が流れてしまいました。
見た目のことは慎重に、思ったことも、すぐに口にしないよう気をつけようと思った出来事でした。
若く見られて喜ぶ方もいれば、反対にいい気がしない方もいるので思い込みで判断せず、相手から出た話の内容で会話の方向を選んだほうが良いかと思います。
5:お子さんいくつですか?
この質問は、話の流れで、ご結婚されていて、小さなお子さんの話が出てきたり、大きなお子さんのいる雰囲気の話が出てきたとき以外にするのはかなりの賭けだと思います。
お子さんが欲しくてもできない方もいるので、かなりデリケートな話題です。確実にお子さんがいそうな方にお話を振ると盛り上がる話題ですが、お子さんのいる情報を引き出せたときに話題にするとよいのではないでしょうか。
お子さんがいても、身ぎれいにされて、スタイルの良い方もいらっしゃいますが、ご経験のない方が言われると、所帯じみているのかなとか、考えてしまう方もいるかと思います。
6:結婚の話題
結婚の話題は、現場ではどちらかというと、お客様からセラピストに聞くことが多いように思います。3組に1組が離婚しているこのご時世で、どこで地雷を踏むかわかりませんので、わざわざ情報がそろっていない状態でセラピストから結婚の話題はしません。
根ほり葉ほりこちらのことを聞きたくなってしまうお客様はよくいます。
私自身、離婚している経験があるので、お客様が結婚の話で盛り上がりたいのであれば、結婚している呈で話しますし、離婚の話を共感してもらいたいのであれば、実は私もなんて盛り上がってみたりします。基本的には自分からお話はしません。面倒なときには架空の自分を作ってお話ししたりします。
この話題は自分から言わないのが賢明だと思います。とくに年齢や見た目の印象から出たであろう言葉は相手が傷つく可能性が高いので、より気をつけたい言葉だと思います。
他にも、私がマッサージサロンで施術してもらった時に、これらの気をつけたい言葉を使わないようにとにかくこちらを持ち上げながら、調子よく話を合わせてきた方がいましたが、それはそれで、軽薄な印象を受けました。気をつけすぎて下手にですぎるのも良くないのだなとも思います。
私はあまりおしゃべり上手なほうではありませんし、普段は気が抜けて、うっかりしたことを言ってしまうこともありますが、接客中は、集中して相手を観察し、相手から出た言葉を拾って会話をするように気を付けています。
まとめ
うかっかりした一言は、私生活でもつい出てしまうことがあります。
その度に反省して次に気をつけようと思うかもしれませんが、お客様に対しては、一生に一度の出会いで、2度と会うことがないかもしれません。
失言のないよう気を付けて、頭の中で考えてから言葉にするように気をつけたいものです。