今回は、22歳で脱サラしセラピストとして自宅サロンを開業し7周年を迎える私が思う、メリット・デメリットを項目別にお伝えしていこうと思います!
安定したサラリーマンを辞めて自分で開業するってワクワクも大きいけど勇気がいりますよね・・・
予めメリットだけでなく、デメリットも把握しておくことで、多少不安が取り除けるかも!?
脱サラ・自宅サロンのメリット〜何も知らずにサラリーマンを辞める前に
セラピストの8つのメリット
- 喜んだ顔を直接見れたり、感謝のお言葉をいただけたりするのが嬉しい
- 時給が高い
- 利益率が高い
- 1人でできる
- 腕さえあれば基本的にいつでもどこでもできる
- 時間が決まっている
- 効率がいい
- AIに仕事をとられる心配がない
1:お客さまの喜んだ顔を直接見れたり、感謝のお言葉をいただけたりするのが嬉しい
これはやっぱりセラピストの1番のやりがいポイントですね。
色んなお仕事がある中で、ダイレクトにお客様の喜びを感じることができる仕事のひとつです。
- 「こんなに楽になるならもっと早く来れば良かった!」
- 「セラピストの仕事続けてね」
- 「毎日来たい・・・」
- 「きもちよすぎた」
こんな風に言われると、この仕事やっててよかったな〜と心から嬉しくなります。
気持ちいいを提供できるって最高だなって思います。
2:時給が高い
給料をもらうわけではないので、時給という表現が適切かは分かりませんが、マッサージの相場は10分1000円です。
安いところでも60分3500円くらい。
最低賃金の全国平均がだいたい60分1000円くらいなので、安く見積もってもマッサージは最低賃金の3倍にはなります。
3:利益率が高い
場所代や広告費、技術習得代を除けば、原価はほぼ無料です。
うまくやれば場所代、広告費、技術取得代にお金をかけないことも可能かもしれないですね。
オイルマッサージだとどうしてもオイル代がかかりますが、ドライマッサージの場合はオイルなどの材料を使うわけでもないので、ほぼ100%利益。
ビジネスとしてはとてもいいお仕事だと思います。
4:1人でできる
建設業のお仕事をされている方に「1人でできる仕事いいよな」と言われたことがあります。
確かに建設業のお仕事ってなかなか1人で完結するのって難しいお仕事ですもんね。
元請け、下請け、他の作業員さんとの連携。
確かに大変そう・・・
むしろ私はみんなで達成感を味わえるような仕事にも憧れていた部分があったので、気づいてませんでしたが、1人で完結できる仕事ってたしかに自分次第で働けるからいいなあと改めて思いました。
人間関係のいざこざもないし。
お客さんと自分。それだけで完結できるお仕事、最高かもしれません。
5:腕さえあれば基本的にいつでもどこでもできる
なにか特別な準備物があるわけではないので、基本的にいつでもどこでも身一つで仕事することができます。
もちろん、ベットやマット、タオルなどがあるのがベストですが最悪なくてもできます。
場所も、サロン内だけでなく、お客様の自宅やホテルや旅館などで出張マッサージをすることも可能です。そうすれば場所代はかかりません。(※ホテルや旅館との取り決めにもよります)
イベントに出展したりもできます。私は、パチンコ屋さんに出展させてもらったことがあります。いつもとは違う雰囲気を味わえて楽しかったですよ〜。
うまいことやれば、マッサージをしながら稼ぎつつ旅をするなんていうこともできますね!
パソコンやネットに強くないとノマドワーカーはできないと思っていた方にも、セラピストはおすすめです。
時間や場所、組織に囚われず働くことができますよ♪
街中のベンチに座ってもらってフリーマッサージをしているYouTuberさんもいますし、旅先の現地でサロンのレンタルスペースを借りてやることもできます。
やろうと思えばなんでもできる!便利な時代ですね〜
6:時間が決まっている
セラピストのお仕事は時間が対価なので、予想外に仕事の時間が長引いてしまった、なんてことはありません。
- 今日は120分のお客様2名!
- 16時には終わって帰れるな!
とか、予定が立てやすいです。
7:効率がいい
セラピストのお仕事ってめちゃくちゃ効率がいいです。
というか、無駄がないです。
例えば飲食店と比較してみた場合、仕込みや売れ残りのような概念がないので、余計な労力や時間、経費がかかることがありません。
予約が入った時に、その時間だけ働いて終わり!!最高です
8:AIに仕事をとられる心配がない
最新のマッサージ機器などはどんどんできていますが、やっぱり人間の手には勝てないですよね。
どれだけすごいマッサージロボットができたとしても、生身の人間の手の温もりや柔らかさには到底及ばないと思います。
AI時代と呼ばれている昨今で、職業選びの基準も変わってきていますが、今後も当分はAIに乗っ取られる心配がないと言えるお仕事だと思います。
脱サラの最大のメリット〜自分の人生を生きる
1:自由
働く時間、場所、休日、給料、服装などなど全部自分で決められます。
髪の色は6トーンまで、みたいな規定がありましたねぇ。(遠い目
2:とにかく自由(笑)
起きる時間、ごはんを食べる時間、一緒に働く人などなどとにかくなんでも自由に決められます。
短大までの長い学校生活を終えて、少しの間サラリーマンをしましたが、その間ずっと、起きる時間も休みも自分のペースでやれてなかったと思うと(よくずる休みもしてましたが)よく頑張ってたなあと思います。
というか今でもそういった生活をしている方がほとんどですが、よくできるなあ・・と感心します。
やりたくない予定に縛られない、寝たい時に寝たいだけ寝る、食べたい時にのんびり食べる、今となっては当たり前ですが、最高ですよ。
というか、野生の動物と同じように、これが本来人間のあるべき姿だと思うのです。
経済も文化も発展してるのに?から?不自由なままっておかしくないか?
私もサラリーマン時代は不自由すぎて死にそうだったので、不自由な辛さはとっても分かります。
「自分にはできない」という思考の檻から脱出して、ひとりでも自由にのびのびと生活できる人が増えますように。
自宅サロンの5大メリット
1:通勤時間0分
これは言うまでもありませんが、渋滞に巻き込まれることはないし、遅刻の心配もありません。寒い中、暑い中、雨の中、外に出る必要もありません。
雨の日のアホみたいな大渋滞で遅刻してきまずい思いをしたことがあったなあ(遠い目
2:空き時間に家事ができる
次のお客さんとの間に1時間ほど空きがある!なんて時でも、洗濯物をしたりかたづけたりお皿洗いをしたり、微妙な空き時間でも家にいればなにかしらやることがあるので、空き時間を有効活用できます。
3:家賃を安く抑えられる
がっつり店舗としてテナントを借りると初期費用だけでもかなりの金額がかかります。
家と店舗と2カ所分の家賃が1カ所分だけで済むのはかなり経済的ですよね。
4:開業しやすい
自宅の一室でやるなら、お金もそんなにかからないし、撤退もしやすいので開業しやすいです。
5:部屋がかたづく
サロンスペースとプライベートスペースを完全に分けている場合は関係ありませんが、一部共用とかにしていると、嫌でも部屋がいつもかたづいている状態になります。笑
脱サラ・自宅サロンのデメリット〜耐えられない人はサラリーマンのままでいて!
セラピストの4つのデメリット
- 孤独
- フロー型ビジネス
- 元気じゃないと続けられない
- 身体に負担がかかる
1:孤独
1人で仕事ができるのはメリットでもありながら、デメリットでもあります。
仲間がいなくても仕事ができちゃうので、自らコミュニティを切り拓いていける方でないと孤独を感じる方は少なくないかもしれません。
私は、サラリーマンを辞めたばかりの頃自由でありながらとても寂しかったのを覚えています。
当時同棲していた彼氏が会社の飲み会などに行くたび、寂しくてなかなか帰ってこない彼氏にイライラしたりしてました。笑
行くべきところが全くないのは気が楽ですが、寂しくもあります。
これまで学校や会社など準備されているコミュニティにただ身を置いているだけでなんとなく帰属欲求が満たされていたのが、脱サラするとそうではなくなります。
元々色んなコミュニティに所属している人や、人とはなるべく関わりたくないです!という人には関係のない話ですが、、
自分で自分の心地よい居場所を作ったり、見つけていく。
本当の自分の人生がスタートする感じがしますね。笑
2:フロー型ビジネス
フロー型ビジネスとストック型ビジネスという言葉を聞いたことがありますか?
簡単に説明すると、商品やサービスを販売して収益が入るのが一度限りのビジネスモデルがフロー型ビジネスです。
対してストック型ビジネスは、YouTubeやブログの広告収入、定額動画配信サービスなどのサブスクリプションがこれにあたります。1度コンテンツや仕組みを作っておけば継続的に収益が入るビジネスモデルです。
セラピストのお仕事は基本的にフロー型ビジネスになります。
フロー型ビジネスのメリットは、すぐに収益を得ることができ、収益化までのハードルが低いということです。
しかし、長期的な目で見ると安定的な収益が得られるのはストック型ビジネスといえます。
マッサージ施術は、フロー型ビジネスですが、やり方によっては、ストック型のビジネス展開もできます。
例えば、
- セラピストやマッサージをコンテンツにしてYouTubeやブログにあげる。
- マッサージスクールを開く。
- マッサージの手技を教材としてオンラインで売っていく。
などなど。
セラピストは色んな応用ができるところもいいですね!
(デメリットではくメリットになってしまいました)
3:元気じゃないと続けられない
はい。私、昨日階段から滑り落ちて足の親指を負傷しました。
絶賛怪我人。お仕事おやすみ中です。
まともに歩くのも痛いので、全身を使うタイ古式マッサージは到底できそうにありません。ぴえん
体が資本のお仕事なので、怪我や病気には充分気をつけないとですね。
40〜50代のセラピストの知り合いがいますが、結構きつそうです。
手技や身体の使い方にもよると思いますが、どうしても身体を使う仕事なので、正直歳をとっても長く続けられるお仕事ではないかもしれません。
4:身体に負担がかかる
これも手技や身体の使い方にもよりますが、どうやっても多少は身体への負担がかかってしまうと思います。
腱鞘炎になったり、腰を悪くしたり、肩が凝ったり、基本前傾姿勢なので猫背になったり・・・
私はリンパマッサージをごりごりにやってた時は、肩の筋肉が盛り上がって、華奢なデコルテとは無縁ないかついボディになってました・・・
正しい姿勢、やり方でやれば、免れることもあると思うので、自分の身体を守るためにもそのあたりはきちんと勉強する必要がありますね。
脱サラの最大のデメリット〜自由の代償
すべてが不安定
これはみなさんの1番の懸念点ではないでしょうか。
サラリーマンの場合、とりあえず毎日会社に行きさえすれば、とりあえず会社の言うことだけ聞いておけば、どんなに仕事ができなくても、多少ミスをしようとも決まったお給料が毎月もらえます。
それが一切なくなるのって怖いですよね。
全ては自分次第。
お客さんが0の可能性だってある。
そうなったら、家賃も払えなくなってご飯も食べられなくなって、うわぁぁぁ
なんてことを想像している方もいるかもしれません。
まあでも今の時代、安定だと思っていた大企業や職種でもイレギュラーなことが起きるなんてことは、珍しくありません。
そもそも、これをしとけば絶対安心安全安定な生き方やお仕事なんてないんですから、不安定や変化を受け入れて柔軟にその時やりたいこと、楽しいことをして生きていくのが、これからの時代の生き方なんじゃないかな〜なんて思ってます。
自宅サロンの4大デメリット
1:食べ物の匂いなどに気を遣う
カレーやニンニク料理などにおいがきつい食べ物は次の日にもにおいが残ります。
リラクゼーションサロンに来て、カレーのにおいがしたらなんか嫌ですよね〜。
私は、お客様が来る前にはいつもお香を炊いてます。
2:危険を伴う可能性がある
住んでいるところに、不特定多数の人が出入りするわけですから、盗聴器をしかけられたり、嫌がらせをされたり、ストーカーされたり、なにかしら危険を伴う可能性はありますね。一軒家とかだと難しいですが、アパートやマンションの場合は、そこには住んでないという程にしとくのがいいかもしれないですね。
3:がっつりお店感を演出しづらい
賃貸だと内装もできることが限られてきますし、おうち感がでるのが絶対嫌な人はテナントを借りる方がいいかもですね。
4:太陽光に当たることが減り病む
職場が家だと外に出ることが結構減ります。仕事中は、薄暗い部屋にいるので、一日中日光に当たることがないなんて日もありました。
積極的に太陽の光を浴びないと病んできます。笑
人間には太陽光が大事ですよ!笑
なんだか最近元気もやる気もでない・・・そんな時は太陽光不足を疑ってみてください!笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうやって書き出してみると圧倒的にメリットの方が多いですね!
あくまでも一個人の感想ですが。
これから、セラピストになりたい方、脱サラしたい方、自宅サロンをしたい方の参考に少しでもなれば幸いです。
当記事のライターについて
以下よりどうぞ▼
≫ ホットペッパーのリンクはこちらから
インスタもよろしくお願いします♪
@hiraishiaoi