運営者プロフィール(南 克明)

「逃げ出したかったセラピスト業が、いつしか人生の全てになっていた。」
こんにちは、セラピスファイトの南(南 克明)です。
YouTubeを見て興味を持ってくださった方、
あるいは偶然このページにたどり着いた方、
ありがとうございます。
動画では偉そうに技術や知識をお話ししている私ですが、
実はここに来るまでの道のりは、
決してエリート街道ではありませんでした。
むしろ、
「失敗」と「挫折」と「腱鞘炎」のデパート
のような人生です(笑)。

「セラピストなんて、もう辞めたい」
そう思って業界から
逃げ出したこともありました。
でも、今こうして皆さんに
技術をお伝えしているのは、
結局のところ、
この仕事がどうしようもなく好きだったからです。
これは、何のとりえもなかった私が、
ボロボロになりながらも「天職」に気づき、
今の場所にたどり着くまでの物語。
ちょっと笑えて、
最後は少し勇気が湧く、
ありのままの記録です。
第1章:焦燥と、直感と。

20代の私は、
本気で「何者か」になりたくて、
来る日も来る日も海に通っていました。
20歳から始めたサーフィン。
いまさらプロになれるわけがないことは、
頭のどこかで分かっていた。
それでも、何かに一生懸命になっていないと、
自分が保てなかったのです。

波に乗っている時や、
海上がりの心地よい高揚感の中では、
全てを忘れられました。
しかし、その魔法は長くは続きません。
家に帰り、いつもの日常に戻ると、
蓋をしていた現実がまた顔を出す。
「この先、俺はどうやって生きていくんだ?」
海での充実感が深いほど、
陸(おか)での毎日は色あせて見え、
言いようのない焦りが胸に広がる。
そんな日々でした。

そんな時に出会ったのが、
「セラピスト」という仕事でした。
ふと、直感が走りました。
「これなら、自分がこれまで養ってきた
『身体感覚』を全て活かせるんじゃないか?」
それに何より、私は一度ハマるととことん
「極めたい」とのめり込むタイプです。
職人のように技術を磨き、
身体一つで勝負するこの世界なら、
自分のこの性格も武器に変えられるかもしれない。
だから、私はこの世界に飛び込みました。
偶然ではありません。
「ここで生きていくんだ」という、
自分なりの覚悟を決めた選択でした。
しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
第2章:逃亡、そして挫折

「社会に負けない力が欲しい」
「もっとちゃんとした、安定した仕事に就きたい」
覚悟を決めたはずなのに、
上手くいかない現実に直面し、
心が折れてしまったのです。
そうして私は、セラピストとしてのキャリアを捨て、
人生初の猛勉強を開始しました。
痛む手首をペンに持ち替え、
来る日も来る日も机に向かいました。
その執念の結果、
簿記2級、行政書士、社会保険労務士といった
難関資格を次々と取得。
「これでやっと、人並みの幸せな生活が手に入る!」
「さようなら、手首の痛み。こんにちは、ボーナスと有給休暇」
そう信じて、ある企業の事務職に就職しました。

しかし、そこで待っていたのは、
予想外の結末でした。
なんと、わずか1ヶ月で退職。
理由はパワハラもありましたが、
何より衝撃だったのは、
「自分には、事務処理をこなす能力が
絶望的にない」
という事実でした(笑)。
せっかく取った資格も、安定への切符も、
すべて手からこぼれ落ちました。
情けなくて、悔しくて、
自分が社会不適合者のように思えました。

でも、そのどん底で、
ようやく、本当の意味で気づいたんです。
机に向かっている時よりも、
お客様の身体に向き合っている時のほうが、
自分は生きていたな、と。
「ああ、やっぱりセラピストしかなかったんだ」
逃げてみて初めて、本当の覚悟が決まりました。
もう、ここから逃げない。
この道で生きていく。
そう決めた瞬間から、
私の「第2のセラピスト人生」が始まりました。
第3章:泥臭い下積みと、10年の修行

「やるからには、本物になろう」
そう決意したものの、現実は甘くありません。
開業資金なんてありませんから、まずは修行です。
商業施設のサロン、接骨院、駅前の大型スパ、
足圧専門店、ストレッチ専門店、温浴施設、
都内の高級個人サロン、出張整体……。
少しでも多くの技術を習得するべく、
あえてスタイルの違う店を渡り歩きました。
生活費を稼ぐために、
3つの店舗を掛け持ちしたこともありました。
本当に、朝から晩まで施術しながら、合間をみて外部セミナーへ。
(午前3時に呼び出されて、出張施術で朝帰りなんてことも。)

腱鞘炎の恐怖と戦いながらも、
「身体を壊さない身体の使い方」を研究し、
独学と試行錯誤で独自の理論を積み上げていきました。
「ただ揉むだけじゃない、身体の仕組みに基づいた施術」
「施術者の身体を壊さない、持続可能な手技」
今のセラピスファイトの原点となる技術は、
スマートに学んだものではなく、
この泥臭い10年間の下積み時代に、
私の手首の痛みと引き換えに生まれたものです。
第4章:小さな城と、新たな夢

2016年6月。
多くの方に支えられ、
ついに念願のサロン「Harmony Aroma」を
オープンしました。
予算が足りず、
夢見ていたような立派なテナントは借りられませんでした。
借りたのは、古いアンティーク調のマンションの一室。
でも、そこは私にとって最高の「城」でした。
「誰にも邪魔されず、
本当にお客様のためになる施術ができる」
心を込めて施術をするうちに、
隠れ家のようなサロンは軌道に乗り始めました。

そして、
「自分のような遠回りを、他のセラピストにはしてほしくない」
という想いから立ち上げたこのサイト
「セラピスファイト」も、
少しずつ読者が増えていきました。
サイトやYouTubeを通じて、
全国からセミナーの依頼が殺到するようになり、
私自身の活動の軸足は、次第に「施術」から「教育」へと移っていきました。

現在は、サロンの現場は
私の技術と想いをすべて受け継いだ、
私以上に優秀な女性セラピストたちに任せています。
女性のお客様が安心してくつろげる空間にするため、
そして私が全国へ飛び回るためでもありました。
私が店頭に立つことはなくなりましたが、
私の「城」は、彼女たちの手によって、
より温かく、素晴らしい場所に育っています。
そして迎えた2020年。
「やっと、すべてが順調に回り始めた」
「ようやく俺の時代がきた!」
そう思った矢先のことでした。
第5章:コロナによる消失、そして再生

2020年春、
新型コロナウイルスが世界を襲いました。
セミナーのために契約したばかりのスクール用物件は、
一度も使われることなく3ヶ月で解約。
(嘘のような大混乱の中、敷金・礼金・家賃だけは、契約通りのリアルな手ごたえ…)
サロンは休業。
(スタッフ5名、全員卒業。おかげで店内は「究極のソーシャルディスタンス」が完成!……寂しすぎて泣けます)
セミナーの問い合わせはゼロに。
(更新ボタンを押しすぎて、人差し指が腱鞘炎になりかけました…)
積み上げてきたものが、
音を立てて崩れていくようでした。
「またか……」
事務職を1ヶ月で辞めたときの無力感が
蘇りそうになりました。

でも、私にはYouTubeがありました。
画面の向こうには、技術を学びたいと待ってくれている皆さんがいました。
「今できることをやろう。希望を届けよう」
ただそれだけを支えに、
動画を作り続けました。
そして、長いトンネルを抜けた時、
待っていたのは以前よりも大きな波でした。

サロンにはお客様が戻り、
再開したセミナーは、大阪、東京、福岡、札幌と、
全国どこへ行っても満席。
海外から会いに来てくださる方まで現れました。
かつて、波乗りばかりして将来から目を背け、
事務職に逃げ出し、1ヶ月で挫折したあの日の私が、
今の私を見たらどう思うでしょうか。
きっと、信じられないと笑うでしょう。
最後に:あなたへ伝えたいこと

ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございます。
私のプロフィールは、
決してスマートな成功物語ではありません。
失敗して、逃げ出して、傷ついて、
それでもやっぱりこの仕事が好きで戻ってきた。
そんな、不器用な男の記録です。
だからこそ、私は自信を持って言えます。

指先から必ずお客様に伝わります。
身一つで人の心と人生を動かし、
自分自身も豊かになれる。
このサイトやYouTube、そしてセミナー活動は、
かつての私のように悩み、
傷つきながらも頑張っている「あなた」へのエールです。
あなたが壁にぶつかった時、
指名が取れなくて悩んだ時、
身体が辛い時。
このサイトに帰ってくれば、必ずヒントがある。
そんな「道しるべ」のような場所であり続けたいと思っています。
もし、どこかの会場で私を見かけたら、
ぜひ気軽に声をかけてください。
「プロフィール読みましたよ、南さん、本当に不器用ですね」
と笑い飛ばしてくれたら本望です。
一緒に、この奥深くて楽しいセラピストという道を、
歩んでいきましょう!
一生、自分らしく生きるために。
あなたの「手」には、無限の可能性があります。

私は、遠回りをしたからこそ、伝えられることがあります。 それは、「正しい知識があれば、身体は壊れないし、指名は必ず伸びる」ということ。
私が20年かけて、腱鞘炎と戦いながら体系化した「ドライヘッドスパの教科書」。
よかったら、あなたの日々の施術の「お守り」代わりに持っておいてください。 もちろん、無料です。
YouTubeでも技術を公開しています
「文章だけでなく、実際の動きを見て学びたい」という方は、YouTubeチャンネルも覗いてみてください。
有料セミナーでお伝えしている内容も、惜しみなく公開しています。
受講生との対談・インタビュー
「先生は怖くないですか?」「授業の雰囲気は?」
そんな不安をお持ちの方へ。
実際にセミナーを受講された生徒さんの「生の声」をご覧ください。
ありのままの雰囲気が伝わると思います。
手技セミナーへお越しください
セラピスファイト 南 克明(Minami Katsuaki)
- 施術歴:約20年(1979年生まれ・46歳)
- 保有資格:全米ヨガアライアンス認定指導者、BESJピラティスインストラクター、行政書士・社労士(試験合格のみ・実務経験ほぼナシ!笑)
- 趣味:手技の研究、サーフィン(ここ1年は行けていませんが、心はいつも海にあります)