レインドロップというヒーリングテクニックについて、『効果』や『意味』という観点から疑念を持たれている方も、そうでない方も。
当記事では、改めて様々な視点から、レインドロップの在り方について考察したいと思います。
特に現代人、日本人としての視点を大切に、一緒に覗いていきましょう。
『レインドロップって何?』という方は、以下の記事からご覧ください☆
セラピスファイトをご覧下さりありがとうございます。今回は、〝レインドロップ〟というアロマを用いた、ヒーリング系のトリートメントをご紹介させていただきます☆賛否はありますが、この伝統療法的な手法の存在を、知っておくことは有益で[…]
レインドロップは効果なし?
レインドロップは、ゲリーヤング氏(ヤングリビング社の創始者)が、アメリカインディアンのラコタ族のヒーリングテクニックと、エッセンシャルオイルとヴァイタフレックスが作り出すエネルギーの3つを組み合わせることで、高い治癒的効果が得られることに着床を得て、1,989年に正式に採用されたヒーリングテクニックです。
※注釈:ヴァイタフレックスは、数千年前にチベットで生まれ、1960年にスタンリー・バローズによって完成された足裏に施す療法です。《反射作用(リフレックス)による活力(ヴァイタリティ―)》
レインドロップにおいて、ヒーリングという言葉、エネルギーワークという表現がよく用いられているのは、〝そこにルーツがあるから〟です。
※注釈:ルーツとは、ルート“root”の複数形“roots”・発祥(起源、由来、原点)・先祖(祖先)
現在、アロマの薬効効果についてばかりが前面にでていますが、レインドロップが誕生した過程に遡れば、第一の要素は、ヒーリングというエネルギーワーク的なものにこそあり、アロマは、それを引き出すための二次的な要素に過ぎなかったのです。
日本の現状
日本では、アロマの薬効効果を謳うことはできません。
そのことについて、ヤングリビング社で以下のような見解を明示されています。
※注釈:レインドロップはヤングリビング社の登録商標です。ヤングリビング社のアロマオイルの一つの使用法としてレインドロップがあります。
日本では薬機法によって合理的、科学的な証明がないエッセンシャルオイルの効果は謳うことはできません。また、効能効果を謳うことは「未承認医薬品の販売」として禁止されています。そのため、レインドロップ・テクニックによる治療効果を謳うことは法律で堅く禁じられています。
それなのに、薬効効果ばかりが前面に出てしまい、肝心のヒーリング効果が後回しになってしまっているのが現状です。
理由として二点考えられます。
- レインドロップテクニックを応用する一部のヒーラーの認知不足。
- 『ヒーリング』という響きに怪しさを伴う時代背景。
1番の理由は、ヒーラー(一部)の総情報量自体は、必ずしも少ないわけではないのでしょうが、情報に偏りを持つ傾向のことを指します。
2番の理由こそ、レインドロップが現在のような広まり方をすることになった本質的な理由ではないでしょうか。
ゲリーヤング氏自体、当時1,800年代のアメリカにおいて、独自の療法を世に広めようとしたとき、やはり『オーロラのエネルギーを心理的に吸い込む』などという謳い文句は二次的な表現とならざるを得なかったのでは、と推測できるからです。
もう一つのレインドロップ

では、レインドロップのルーツと言える、ラコタ族(インディアン)のヒーリングテクニックとはいかなるものだったのでしょう。
国境以前~
アメリカと、カナダの間に国境が確立される以前。
現在はアメリカに在住している、アメリカインディアン(北米先住民族)のラコタ族は、毎年、春になると国境を越えてカナダのサスカチュワン州やマニトバ州の北部地域に移住していました。
ラコタ族は、移住先のカナダの地において、ノーザンライトやオーロラに出会います。
そして彼らは、オーロラは空間を浄化し、周囲をヒーリングエネルギーで包むと信じました。
やがて、この現象を魂で感じながら、このエネルギーで全身全霊を満たす習慣を身に着けます。
病的なものがいれば、大地に立ち、オーロラに向かい両手を広げ、深く息を吸い込むのです。
こうしてラコタ族は、様々な治癒を得てきました。
国境後~
やがて、アメリカとカナダの間に国境が確立されます。
18世紀末(1,700年代末)のスー族の勢力範囲(緑色)と、現在の保留地(橙色)
引用元: wikipedia
ラコタ族は、国境によってカナダへの移住ができなくなると、オーロラのヒーリングに代用できるようなテクニックを生み出しました。
それが、指を立てながら羽のように軽く擦る手法〝フェザリングストローク〟です。
さらにラコタ族は、この軽擦法と併用して、全身全霊を満たすためのエネルギーワークを確立させていきました。
ゲリー氏訪問後~
ゲリーヤング氏は、ラコタ族を訪問した際にそれらを学びます。
そして、ラコタ族のエネルギーワークと軽擦法、さらに、エッセンシャルオイルとヴァイタフレックスを組み合わせることで、完成したのがレインドロップです。
※フェザリングストロークなどのテクニックのやり方は、レインドロップテクニック冊子をご参照ください。
ラコタ族とは
ラコタ族(テトンとも言う)
引用元: wikipedia
ラコタ族(テトン)は、北米先住民族アメリカインディアンの数ある部族の一部族です。「ラコタ」「ダコタ」「ナコタ」の三つの氏族を総称して「スー族」とも言われます。
※注釈:〝ラコタ〟は彼等の言葉で「友人、同盟者」をあらわす言葉。〝スー族〟はチペワ族 の言葉で「殺し屋」を意味する。そのためラコタ族は、スー族と言われることを好まないのです。
スー族の中でも、本格的に大平原部に進出したのがラコタ族です。多くの人がイメージする、典型的なアメリカインディアンは、まさに、ラコタ族のことです。
「ワパハ(羽根冠)を被った戦士ジトカラ・サ(赤い鳥)」(1908年)
引用元: wikipedia
「ワパハ(羽根冠)」を被り、馬に乗り大平原を駆け、バッファローの肉を主食とします。
映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ / ケビン・コスナー』では、アメリカインディアンのスー族(ラコタ族)の暮らしが描かれています。
スー族のティーピー(カール・ボドマー画、1833年)
引用元: wikipedia
彼らの伝統的な住居は、ティーピーという移動式天幕です。
そして、実は。
他の部族との接点も〝意外なほど〟私たち日本人の身近に存在します。
以下の二点は、世界的にも有名です☆
ドリームキャッチャー
ドリームキャッチャーは、森林地帯のオジブワ族が作り出しだものです。
ドリームキャッチャーには夢を変える力があると信じられています。
『悪い夢は、蜘蛛の巣に引っかかって朝日により浄化され、良い夢だけが、中央の穴を通り抜け、羽を伝い眠っている者へ降りてくる。』
と言われており、眠っている子供を悪夢から守ってくれる魔よけのお守りとして用いられてきました。
現在では、装飾品として幅広く使われています。
インディアンジュエリー
インディアンジュエリーの中でも人気が高く、印象的なデザインはナバホ族のものです。
※ナバホ族は、グランドキャニオンなどのメサと呼ばれる台地に代表されるオアシスを持つ砂漠地帯に住んでいます。
ナバホ族のジュエリーの特徴として、銀細工と大粒のターコイズを用います。
ナバホ族は、ジュエリーの他にも、陶器、ナバホ織り、バスケット、砂絵、カチ―ナ人形など様々な工芸品を手掛けており、発想力の豊かさを活かした工芸品においては、ナバホ族の右に出る部族はいないといわれています。
大いなる神秘
アメリカインディアン各部族に共通する思想があります。
【すべての事象は宇宙の真理である「大いなる神秘」(スー族の言葉ではワカン・タンカ)のもとにある】と考える。人間も動物も、すべて森羅万象は「ワカン・タンカ」の意思の許に動かされており「二つ足」も「四つ足」もすべて平等に「繋がっており」互いが尊重され、上下の関係が存在しない。「あらゆるものがワカン・タンカのもとに生かされている」という考えは、生活の基盤であり、生活と密接に「繋がっている」。多神教であり、宇宙の真理である「大いなる神秘」のもとに、精霊たちが存在すると考える。
引用元: wikipedia
しかし、彼らの持つ「大いなる神秘」の思想は、一神教であるキリスト教徒の白人からすると「インディアンは神を持たない」ようにみえてしまうのです。
日本人のルーツ
では、私たち、日本人からしたらどうでしょう。
戦後の欧米化により、今では、すっかり欧米様式の日本ですが、私たち日本人の根底には、自然崇拝、多神教的な思想が根強く残っているように思います。
それは、世襲的に、仏教、神道の形式を引き継ぐのとは別の次元で、生まれながらの常識(当たり前)、日本人の身体的感覚とさえ言えるもののことです。
我々の多くは、無宗教です。
また、多くは仏教徒でもありますが、鮮烈な一神教である、キリスト教やイスラム教と異なり、仏教は仏は身にも宿るという多神教的な思想を持ちます。
※注釈:仏教は、超神論、汎神論または無神論的な宗教であるとする見解もあります。
※注釈:仏が身に宿るとは、自我を超え悟りを得るという東洋的な思想です。例:見性成仏(けんしょうじょうぶつ)=自分が備えている仏性に目覚めれば仏になること。
さらに、日本人は神道的な世界観を持ちます。
国民的アニメーション、スタジオジブリの宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』にも八百万(やおよろず)の神々、神道的世界観が表現されています。
『となりのトトロ』『もののけ姫』でも、宮崎監督は精霊や八百万の神々の世界を描いています。『となりのトトロ』の「トトロ」は鎮守の社の精霊で、『もののけ姫』の「たたり神」「シシガミ」は森の精霊を、『千と千尋の神隠し』の湯屋には「八百万の神々」が集います。そんな日本の神様を、宮崎駿が『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』で現代に蘇らせているのです。
神道における神は、やおよろずの神と言われ、漢字で八百万の神と書きます。あらゆるものに神が宿り、たくさんの神が存在するという意味です。
日本人は昔から、風や火などの自然の力、動物、山、滝などの風景に霊性を感じ、畏敬の念をこめてこれを擬人化して神々を見いだしてきたのです。
山の神様、田んぼの神様、トイレの神様(厠神/かわやがみ)、台所の神様、米粒の中にさえ神様がいると考えてきたのは、自然界に存在するものを崇拝する気持ちが根付いていたからです。
日本人とレインドロップ
やはり、私たち日本人は、どこか、アメリカインディアンに惹かれ、そこに懐かしさの一端を覚えるものです。
唯一絶対の神様が人間の食事として、牛や豚を作ったと考える欧米の思想と、森羅万象に神々をみいだし、一寸の虫にも五分の魂と捉えてきた日本人の思想は大きく異なります。
戦後、急速に欧米化が進みましたが、我々の根底には、彼らアメリカインディアン〝北米先住民族〟に通ずるところが残っています。
つまり、我々、日本人はレインドロップの〝ルーツ〟レインドロップの本質的なヒーリング効果を引き出しやすい感受性豊かな民族だと言えるのです。
今後。
ますます、グローバル化が加速していくでしょう。
欧米、東洋にかかわらず、すべて人間というのは、ともすれば、古い考えに固執したり、逆に新しいもの、現時点での科学的エビデンスの多いものだけを善としてしまいがちです。
『 温故知新 』
レインドロップはそうして誕生したのではなかったでしょうか。
ゲリーヤング氏は白人でありながら、先住民の知恵を学び、その姿勢を習い、応用、発展させてきました。
我々日本人は、和を重視するあまり、そのような応用、創造的な手法を苦手としがちです。
だからこそ、レインドロップによるヒーリングを効果的に活用したいのです。
精神的な調和を得るためにも、レインドロップは非常に有効だからです。
ヒーリングはあやしいもの?
ヒーリングというと何かうさん臭い、特殊なものというイメージがある方も多いと思います。
ですが、以下は全てヒーリングの代表です。
- 呼吸法
- 禅(ぜん)
- 瞑想(めいそう)
- 自然を感じる
- ヨガ
こうしてみると、意外と当たり前なことばかりだと思いませんか。
ただ、横文字で、「ヒーリング」「エネルギーワーク」などというと不思議とあやしく感じるのでしょう。
そうでなくても、「常識」や「事実」に囚われやすい現代生活においては、やはり〝ヒーリング〟は『あやしい部類』と感じる方が多いのです。
常識と事実
最近では、脳科学が急速に進歩して、次々に今までの常識が覆されています。
老化でさえも、思い込みによるところが大きかったという情報もあるほどです。
人間がいかに〝大脳支配〟の生き物であるのか、今後いっそう解明されてくるのではないでしょうか。
実は。
「事実」とは、非常に〝あいまい〟なものなのです。
ヨガなどの瞑想家には、さも当たり前なことでしょう。
ただ、まだ多くの方には、理解しづらいことだと思うのです。
そこで、私たち人間が「事実」や「常識」だと思っていることの〝あいまいさ〟をとても優しく表現している無料動画を3つご紹介させていただきます。
「さんまのホンマでっかTV」(フジテレビ)でも有名な【武田邦彦】さんのYouTubeです。
1つ10分位の音声なので、本が嫌いな方も、忙しい方もサクッと学ぶことができます。
いかがでしょう?
まさに『ホンマでっか!?』ですよね。
でも、私たち人間というのは〝あいまいな情報〟から「事実」や「常識」が作られてしまう生き物であり、そして、人間がいかに〝大脳支配〟の影響を受ける生き物であるのかが、優しく表現されていたと思います。
ただ、〝大脳支配動物〟であることは悪いことばかりではないのです。
その、まさに〝脳力〟を利用して人生をプラスに変えることもできるからです。
最近注目されている「引き寄せの法則」や「瞑想」などはまさに人間の〝脳力〟を最大限に活用した手法です。
続いては
レインドロップとよく似た、日本に伝わる瞑想法をご覧ください。
軟酥の法(なんそのほう)
- まず、清い色、清浄な香りのする鴨の卵くらいの大きさの丸い仙人の薬が頭の上にのっていると想像する。
- その神仙の絶妙な働きをもつ仙薬が、バターなどが熱で溶けて流れるように、しだいに体温で溶けて柔らかくなり、頭上からゆっくりと下の方にタラりタラりと流れ始める様子を観想する。つまり、心の目で見て、深く思うのである。
- 次に、その仙薬が、頭の内外のすみずみをうるおすことを想像してみる。
- 次に、両肩、両肘、乳、胸を静かにうるおして流れることを想像する。
- 同時に、肺臓、肝臓、胃腸などの内臓、また背骨、尾骨などもうるおして、各部にしみわたるようにして下に下に流れてゆく状態を想像する。この想念の中では、心の一切の悩み、身体の一切の病も、この仙薬に溶けて消え去っていくのである。
- この霊妙な神薬は、身体のすべてをうるおしていく。最後に足を温かく湿らせて、足の裏まで流れ下ることを、心の目で見るのである。
- 以上のことを繰り返し、繰り返し観想する。さらに、頭上から溶けておちて全身にしみわたり、うるおして流れ下った神仙の薬はしだいに足元にたまり、下半身を温めることを心の目で見るのである。
軟酥の法(なんそのほう)は、臨済宗、中興の祖といわれる白隠禅師(はくいんぜんし)が、白幽(はくゆう)という仙人に出会い授けられたという2つの瞑想法の内の1つです。
「軟酥の法なんそのほう」と「内観の秘法ないかんのひほう」といわれる2つの瞑想法については『夜船閑話(やせんかんな)』『遠羅天釜(おらてがま)』などの禅師の著書に記されています。
軟酥の法(なんそのほう)では、仙薬を心に溶かしました。
そして、レインドロップのルーツ、アメリカインディアンは、オーロラを心理的に吸い込んだのです。
今。
ヨガや、瞑想法が急速に注目されていますが。
それは、脳科学の進歩によるところが大きいのでしょう。
しかし、それ以前の時代から、私たち人類は知らずして〝大脳支配動物〟であるという仕組みを最大限に利用する術を知っていたのです。
仮に。
数ある過去の偉大な瞑想法や、ヒーリングテクニックと、レインドロップを比較したとしても。
レインドロップはとても優れたヒーリングテクニックの一つだと言えると思います。
レインドロップが特に優れているところは、特別な訓練を積まずに、誰もが高いヒーリング効果を得るための状態を、極めて自然に作り出すことができるところにあるでしょう。
そして、そこに。
レインドロップにアロマを用いることの意味を読み取ることができるのです。
アロマを用いることの意味
大脳辺縁系
五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
引用元: アロマテラピーのメカニズム
嗅覚は、他の感覚と異なり、大脳新皮質を経由せず、刺激がダイレクトに大脳辺縁系へ伝えられます。
大脳辺縁系は進化論的に言うと、脳の最も古い部位のひとつで、情動・意欲・記憶・内分泌系・自律神経系に関与しています。
また「嗅覚」との関連性が最も大きな場所で、ここの機低下が認知症や総合失調症等に深く関わると言われています。
※注釈:認知症にアロマが効果的として一躍注目を浴びました。詳しくはこちら。
「大脳辺縁系」は、大脳の内周部に存在する領域で海馬、偏桃体、帯状回といった多くのパーツからなる器官の総称をいい、潜在意識を形成している部分に相当します。
潜在意識と顕在意識
脳科学的に、潜在意識は大脳辺縁系。顕在意識は前頭葉にあると言われています。
潜在意識の役割は、生命維持の自動化と現状維持をすること。
・生命維持は、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、血液の循環を行っている。
・現状維持は、人間や恐怖や強いストレス、リスクから守るためである。
顕在意識の役割は「思考する」こと。
・情報を処理して、判断や選択を行っている。
つまり。
レインドロップは、アロマを用いることで、潜在意識にダイレクトにアプローチすることができるため、通常では得られない、深いヒーリング効果を引き出すことができると考えられます。
瞑想や、潜在意識と顕在意識の関係については、長くなりましたので、また次回以降に☆
まとめ
いかがでしたか?
ヒーリングや瞑想という昔からあるものと、最新の脳科学、そして、大自然のエネルギーが凝縮された精油の力。
それらを、楽しみながら、心身の不調の改善を期待できる力がレインドロップにはあります。
あらゆる療法は、常に研究され進化しています。
創始者ゲリーヤング氏は、先住民の知恵を学び、その姿勢を見習いました。
そして、目の前の一人のために何ができるのか向き合い続ける過程で、レインドロップという療法を生み出したのです。
レインドロップに効果なし?
と、一括りに考えるのは、私たち人間の悪い癖です。
10人のヒーラーがいたら、10通りのレインドロップがあるはずです。
10人のクライアントがいたら、10通りの反応があるはずです。
マッサージに効果なし?
とは、言わないと思います。
Aさんのマッサージは効かないけど、Bさんのマッサージは効く。
と考えることが自然です。
アロマの薬効成分だけが〝レインドロップの本質〟だと錯覚するから、誰が施術しても効果に差がないと考えてしまうのです。
レインドロップの効果と魅力に大きくかかわるのは、ヒーラーなのではないでしょうか。
何より、安全に。
体質を知り、無理強いしない、心あるヒーラーの元でこそ、初めて、レインドロップの効果を論じることができるのです。
実は、男性にもおすすめです。
男性は、ヒーリングという言葉に対して、女性以上に抵抗がある方が多いと思いますが、頭脳労働、ストレス労働を強いられる男性には、レインドロップのヒーリング効果が求められているはず。
しかも、肌も強いし、過度に神経質な方が少ないという点では、セラピスト側も安心して取り組みやすいと言えます。
最後に。
こと、レインドロップという繊細なヒーリングの効果を最大限に引き出すためには、どこか否定的に捉えてしまうのと、臨場感を持って積極的にセッションに介入するのとでは、その効果に雲泥の差が生じることが予測されますので、信頼できるヒーラーの元で、肯定的に楽しむことが大切かと思います。