整体師、セラピストに必要な技術力と開業資金について

整体師、セラピストとして

整体師、セラピストとしてどう生きるべきか。

このどうしようもないテーマについて、少し書いてみたいと思います。

このブログ記事を見てくれているあなたは、サロンに所属して働く、一セラピストの方でしょうか。

それとも、ご自分のサロンを持つ、開業者の方でしょうか。

きっと、多くの方は、所属して働く所属型のセラピストでしょう。そりゃ、数からして当然ですよね。

ただ、開業セラピストの方だからといって、一切、悩みや不安を持たない、まさに順風満帆という方もまた極一部でしょう。

好きで生きていくことが大変なのか。

それとも、生きていくこと自体、そもそも大変なことなのか。

なんだか、哲学的な出だしとなりましたが、では、具体的に、私たち整体師、セラピストはこれからの未来をどのように生きていけばよいのでしょう。

夢と目標

まず、大多数の所属型セラピストの皆さまへ。

将来、自分のサロンを持ちたい。開業して、好きなように働きたい。きっと、大多数の方は、そのような夢を抱えて日々過ごしていますよね。

ただ、その大きく美しい夢を現実にするために、今日できること、明日できることは、何でしょう?

  • 技術を磨くこと
  • 指名を増やすこと
  • お金を貯めること
  • 仲間を増やすこと

いくつかありそうですね。

開業に必要な技術力を身に着けたい。顧客を増やして挑みたい。お金も貯めたい。仲間も欲しい。

全ての項目を、より高いレベルで満たすことは、確かに理想ですよね。

でも、技術を高めるために、やみくもにセミナーに参加すれば、受講料や移動料などで、数万~数十万の貯蓄のチャンスを失うことになります。仲間とお酒を飲んだりすることも、5,000~1万円位は損失するかもしれませんよね。

つまり、あまりやみくもに頑張るだけでは、高めるべき項目同士が相反することになるということです。

ハッキリいうと、夢を現実にするためには、最低限の初期費用が必ず必要だと言いたいのです。

ただ、私自身、超技術者タイプのセラピストなので。

そこら辺、つまり貯金意識というものが、とても希薄な人間です。

だからこそ、きっと多くのセラピストや整体師の方は、どちらかというと、まず、開業するために初期費用、つまり〝最低限の貯金〟が最初にして最大の課題となっているのでは?そう、わが身に置き換えて思うのです。

もちろん、技術力は必要です。

ただ事実。現在、成功している多くの方と、所属型で働いているセラピストの皆さまの技術力に、いったいどこまで差があるでしょう?

ほぼない。ですよね。

じゃあ、開業できた人と、なかなかできない人、その差は、やはり初期費用が貯められたか否かにあるのではないでしょうか…。

開業初期費用はいくら?

じゃあ、いったいいくら貯めればよいの?

確かに、そこを決めなければ、貯めることもできないし、ちょっと貯まっても直ぐに服や旅行、あるいは整体セミナーに参加したりして、あっという間に散財してしまいますよね。

家賃、5万~10万未満の隠れ家サロンor小さなテナントを目指して、100万~150万貯める。というか、まずは100万貯める。

そしたら、あとは物件探しなど、とにかく動き始めてみる!という流れが今の王道のように思います。

もちろん、200~300万円貯金できれば、もっと素敵なテナントで勝負できるでしょう。ただ、100万貯めるのが、とても苦しいセラピストの我々が、その2倍3倍の月日を耐えて、200~300万の貯金をすることなど、本当に可能なのでしょうか?

私は、お金意識が低く、あれば直ぐ使ってしまう方なので、貯金が大の苦手です。ですので、多くのセラピストに自分を重ねてかってに決めつけている感はあるのかもしれませんが(__)

仮に、サラリーマン並みの稼ぎがあるなら、話はまた別なのかもしれません。給料はそれほどでもなくても、ボーナスで一気に貯金できたりするかもしれませんしね。

ともあれ、まずは100万です。

100万あれば、家賃6~7万位の隠れ家サロンを始められます。直ぐに、全ての仕事を辞めなくても、土日だけ開業したり、サロン兼居住用として使用することも可能です。

つまり、100万貯める、その過程すでに。

雇われの間に味わう、理不尽、ストレスからいつでも解放される可能性を〝少しずつ手にしている〟ということです。

反対に、技術力の向上を意識し過ぎて、散財してばかりの方は、いつまでたっても不安が消えないのです。思い当たる方も多いのではないでしょうか…。

その不安な気持ちこそ。貯金があれば開業できるけど、技術があっても開業できないという、シンプルな現実を肌身で感じている証拠のように思うのです。

技術者としては、やっぱり不思議な気もしますけどね。

技術力の意味

じゃあ、お金だけ貯めれば成功できるのか?

確かに、それもまた違いますね。

成功するためには、技術力も必要ですよね。でも、言うなら、技術力以上に、経営力や人間力の方が、成否に直結することは確かでしょう。

たとえば、技術力で生じる差が、0~100だとしたら、経営力で生じる差は、0~10,000、と大きなものがあるでしょう。

もちろん、資格を取得したばかりの方で、現場を知らずして〝いきなり開業〟するような場合は、技術力にも大きな差が生じる可能性がありますが。

現場に出ている方は、知っているはずです。単純な技術力や知識なら、まだまだ世界中溢れている、ただ、現場で、現代日本で、今まさにお客様が求めている技術力には、そんな特殊な手法は含まれない…ということを。

ですので、開業を目指す方は、まず、何のための技術なのか?という問いを持って、学んでみることをおすすめします。

  • その技術は、目の前のお客様のため?
  • 開業してからのお客様のため?
  • 今の自分のため?
  • 開業してからの自分のため?

私が、所属型で働いていたころ、整体セミナーに参加して学んでいたのは、きっと、自分のためです。

その頃は、よく、社長やオーナーに言われました。

「勉強好きだよな~」

「勉強家だよな」

と、素直に褒められているような感じがなく、なんとなく引っかかる言葉でした。

ただ、開業した今思うと、なるほど、確かに、納得の言葉なのです。

お客様のニーズがあってのサービスですよね。それが、整体にしろ、オイルマッサージにしろ、必要としている人がいるから、商売になるのですよね。

たとえば、今なら、筋膜リリースが流行っています。しかし、心地よさやご褒美感が薄く、かなり治療的なイメージが強い筋膜リリースを頻繫に受け続けたいと感じる方が、今現在、どれだけいるでしょうか?

そりゃ、筋膜リリースの効果が、既存のもみほぐし療法や、整体、オイルマッサージなどに比べて、明らかに高いのなら話は別ですが。

私は、どの施術法にしろ、その道を極めた方の手法はそれなりに効果的だと思います。当然、筋膜リリースだってそうです。

ただ、今現在、多くの方が求めているサービスだからこそ〝商売になる〟という視点を忘れないようにすることが大切だと思います。

つまり、技術力を高めようと学ぶことは、開業への最短距離とは、また別だと思うのです。

もちろん、それを踏まえた上でも、自分のため、そして開業後の成功確率を高めるために、必死に学ぶことは大いに価値あることでしょう。

最良の勉強法

開業を目指す方の最良の勉強法は、費用対効果が最も高い勉強法ということになります。

費用対効果が高い勉強法として、目の前のお客様のために学ぶという方法がおすすめです。

指名してくれる方、気になる症状をお持ちのお客様を良くするための施術法を学ぶことです。あるいは、お客様自身に聞きながら、試行錯誤していくことです。

それこそ、生きた勉強であり、開業を目指す上での最良の勉強法と言えるはずです。

その理由は2つです。

  1. 求める人から生まれた手法であること
  2. 無料で学ばせてもらった技であること

しかも、ある辛さを抱えている方に合わせて、自分で施術法を組み立てるという経験は、セラピストとしての血肉になります。そして、このような学び方を習慣として積み重ねることで、経験に裏打ちされた技術力と、実体験を通して自ら思考してきた、生きた整体理論を持つセラピストになることができます。

ですので、実は、整体の勉強は無料でもできるのです。

偉そうに言ってはいますが…

私も、今でも新しい手法には興味があるし、機会があるなら、色々な手法を学んでみたいという気持ちが強くあります。

事実。

ストレッチやタイ古式、カイロプラクティック、オイルマッサージなど、これまで色々な手法を学んできました。

それはやはり、自分のための学びだったように思います。

ただ、自分のための学びが、全て悪いとも思いません。

大切なのは、この学びが、どう活きるのか?

ということでしょう。

楽しむための学び、息抜きの意味も持つ学び、そう理解した上で興味を持った手法を習得していくのでしたら、それはそれで有意義なことですよね。

まとめ

ちょっと収集がつかなくなってきたので、一度まとめますね。

整体師、セラピストとしてどう生きるべきか。

この深い問に対しての答えは、決して一つではないでしょう。

でも今回は、開業への最短距離を目指す上で、2つのヒントをお伝えしました。

一つは、貯金意識について。

もう一つは、技術力について。

私自身、人としも、整体セラピストとしても、まだまだ未熟なところ、このような難しいテーマについて、偉そうに述べてすみません。

何らかの参考になれば幸いです。

それではまた。

追伸
せっかくセラピストになったのだから、好きで生きる道を選んだのだから、開業を目指す過程も、開業してからの現実も、何より楽しんでほしい。楽しみたい。そう思います。